【台湾の10月の気温】秋の台湾現地の天気・気候と注意点を紹介

台湾へ10月に観光旅行をする場合の気温と気候についてのレポートです。

日本では10月に入ると残暑は厳しい年はあるものの秋の雰囲気が少しづつ増してきますね。

ところが、台湾の10月はまだまだ真夏の暑さで、10月に入ると雨が降る日が少なくなるのが特徴。

ココに注目

  • 台湾の10月の気温は何度くらい?
  • 台湾の10月の気候はどのような感じかな?
  • 台湾の10月の天気の現地状況はどうかな?
  • 台湾の秋の涼しい時期はいつ頃から始まるのかな?
  • 台湾の10月の日差しの強さや紫外線量はどれくらいかな?

上記のような疑問を抱いている方へ向けて、現地在住の私が台湾の実状を踏まえて、お答えします。

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台湾の10月の気温

10月台北台中高雄台南花蓮台東東京
最高気温27.530.130.030.728.229.321.5
平均気温24.525.226.726.124.825.717.5
最低気温22.321.824.023.022.023.114.2

(※台湾各都市の気温は過去30年間、東京の気温は直近の30年間のの月毎の平均データ)

上表は台湾の三大都市の台北、台中、高雄、台南、花蓮、台東の10月の最高気温(℃)、平均気温(℃)、最低気温(℃)をまとめたものです。

台湾の年間の平均気温

(以下の気象データは、台湾中央気象局の統計データにより作成されています。)

 

グラフは台湾の主要都市(台北、台中、台南、高雄、花蓮)の年間の月別の平均気温と東京の比較を示しています。

台湾の10月の気温と東京の気温を比べると、随分と異なることが分かりますね。

台湾の10月の気温の推移

台湾の10月の気温は上がったり下がったり、変化がやや激しい時期になります。

そのため、一週間ごとに気温が変動しやすいのですが、日中と朝晩の気温差はどれくらいあるのでしょうか?

以下では、台北と高雄の10月の一ヶ月間の日ごとの最高気温と最低気温の推移をグラフと表で紹介します。

また、台湾と日本の気温差が分かりやすいように、東京の気温も併せて比較しています。

台北の10月の気温の推移

台北の10月の気温の推移

台北の10月の日ごとの気温の推移

台北最高気温最低気温
10月上旬26.7 (+3.6)22.3 (+6.2)
10月中旬24.0 (+2.4)20.9 (+6.6)
10月下旬26.3 (+6.4)20.5 (+8.3)

※上表の(カッコ)内は東京との気温差

台北の10月の気温の推移についてのポイントをまとめておきますので、旅行時の参考にしてください。

  1. 10月の台北の上旬・中旬・下旬の気温差は1度~2度程度
  2. 10月の台北では週間で気温差が大きく変動する
  3. 10月の台北の日中と朝晩の気温差は3度~6度程度
  4. 10月の台北と東京の気温差は2.4度~8.3度

高雄の10月の気温の推移

高雄の10月の気温の推移

高雄の10月の日ごとの気温の推移

高雄最高気温最低気温
10月上旬30.2 (+7.1)24.2 (+8.1)
10月中旬29.9 (+8.3)24.2 (+9.9)
10月下旬29.0 (+9.1)22.7 (+10.5)

※上表の(カッコ)内は東京との気温差

高雄の10月の気温の推移についてのポイントをまとめておきますので、旅行時の参考にしてください。

  1. 10月の高雄の上旬・中旬・下旬の気温差は1度~2度程度
  2. 10月の高雄では月内の気温の変動は少ない
  3. 10月の高雄の日中と朝晩の気温差は6度前後
  4. 10月の高雄と東京の気温差は7.1度~10.5度

台湾の10月の気温のまとめ

  1. 台湾の10月の平均気温は25度~27度程度です。
  2. 10月の高雄の気温は最高気温30度と夏のように暑いです。
  3. 東京と比べると、平均気温は7度~10度程度高くなります。

 

台湾の10月の雨・降水量

台湾の10月の降水量のグラフ

グラフは台湾の主要都市(台北、台中、台南、高雄、花蓮)の月別の降水量を示しており、東京との比較をしています。

台湾では10月になると、台中、台南、高雄では降水量が急激に少なくなっていることが分かりますね。

一方、台湾の東部や北部の一部のエリアは降水量は多いというのが特徴です。

台湾の10月の降水量と降水日数

  • 台北: 148.9mm / 11.9日
  • 台中: 23.2mm   / 2.6日
  • 高雄: 42.7mm   / 3.5日
  • 東京: 197.8mm / 9.8日

上記の統計データから、台北は降水日数が多く、雨の日が多いことが分かりますね。

ただし、夏の時期のような大雨になるようなことは少ないため、降水量は減少し始めます。

このように、降水量が少なくなる都市では大気が乾燥するようになります。

また、10月に台風が台湾に上陸することはないとは言えませんが、確率は低いでしょう。

台湾の台風に関する情報は下記の記事をご覧ください。

台湾の台風シーズンはいつからいつ頃まで?
台湾での台風シーズンはいつからいつ頃までなのか?台湾では何月に台風が最も多いのか?このような疑問に、台湾の気象統計データをもとに詳しく解説します。また、台湾在住者の視点から、台湾現地の台風時の現地事情も紹介します。

 

台湾の10月の湿度と体感温度

台湾の夏の時期と10月で明らかに異なるのは、計測された気温と体感温度の違いです。

台湾では肌感覚で感じる体感温度と気温とは必ずしも一致しないことが多いです。

一般的には、空気が乾燥している場合はあまり暑さは感じないものです。

逆に、真夏のように気温も湿度も高いと蒸し暑く不快に感じますね。

そこで、体感温度を測る指数として「不快指数」があります。

これは気温と湿度を基準にして計測され、皮膚感覚で感じる暑さや寒さの指数です。

台湾と日本(東京)の気候を比べて、体感温度でどれだけ暑く感じるのか、あるいは寒く感じるのかを不快指数で見てみましょう。

まずは、下のグラフは相対湿度についての台湾主要都市(台北、台中、高雄)と東京の比較です。

台湾の10月の湿度

  • 台北の相対湿度(10月): 75.3%
  • 台中の相対湿度(10月): 72.6%
  • 高雄の相対湿度(10月): 75.5%

台湾の主要都市の10月の相対湿度は上記の通り、台中では湿度が少し低くなりますが、台北と高雄では75%程度です。

台湾の主要都市の不快係数

※月別の平均気温と相対湿度を基準に計算した結果

一般的に、不快指数に対する日本人の体感温度の感じ方は、下記が目安になります。

不快指数体感での感覚
85以上非常に暑い
80~85汗が出て暑く感じる
75~80やや暑く感じる
70~75暑く感じない
65~70快適に感じる
60~65やや涼しく感じる
55~60肌寒く感じる
55以下非常に寒く感じる

  • 台北の不快指数(10月): 73.6
  • 台中の不快指数(10月): 74.4
  • 高雄の不快指数(10月): 77.1

上記の通り、10月の主要各都市の不快指数は、気温も湿度も下がるため、次第に不快指数も下がり、快適に過ごすことができる日が多くなる時期になります。

 

台湾の10月の紫外線はどれくらい?

台湾の10月の紫外線は中南部の高雄や台中では比較的高くなっています。

一方、台北では中程度となり、少し安心できる数値まで下がります。

  • 台北の紫外線量(10月): 5.4UV
  • 台中の紫外線量(10月): 6.5UV
  • 高雄の紫外線量(10月): 7.3UV

更に詳しい紫外線量については、下記記事をご覧ください。

台湾旅行の紫外線&日焼け対策はOK?4月~10月の紫外線量に注意
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台湾の10月の気候

台湾の10月の気候の特徴は、夏のような暑さがぶり返してくる残暑です。

台湾では10月でも真夏のような残暑が残る暑い日が時折あり、そうかと思うと急に涼しく過ごしやすくなったりします。

まずは下の画像をご覧ください。

台湾の10月上旬の気温です。毎年、10月上旬から中旬頃までは真夏のような暑さに見舞われることがよくあります。

そして、下の画像をご覧ください。

10月にもかかわらず、気温が34度に上がるような日があり、体感温度は43度を示しています。

このように、台湾では10月には秋の気配が…ということは稀で、日中の気温はまだまだ高い日が多いのが現地事情です。(もちろん、10月はずっとこんなにも気温が高いというわけではないですけどね。)

一方、例年の季節の変化では10月は夏から秋への季節の節目を最も肌で感じる時期です。

具体的に言うと、10月中旬を過ぎると、ピタッと残暑が過ぎ去るタイミングがあり、それ以降は朝晩は少し涼しくなり始めます。

この季節の節目を境に台風を心配する雰囲気がなくなります。(稀に10月上旬ころに台風の年もありますが…)

それどころか、雨が降ることが非常に少なくなるため、大気が少しづつ乾燥し始めます。

そして、10月にもなれば、気温が少しづつ下がり、大気の乾燥と相まって、体感温度も少しづつ下がってきます。

下記に、台湾の10月の気候のポイントをまとめておきます。

  1. 10月は残暑が厳しい時期
  2. 年によっては猛暑がぶり返してくる
  3. 10月中旬以降に季節の節目を感じるタイミングがある
  4. 天気が良い日は日中は夏のように暑い
  5. 暑い日と涼しい日が交錯する時期
  6. 10月には湿度が下がり大気が乾燥し始める
  7. 夕方以降は涼しい日も多くなる

 

台湾の10月の季節と観光

台湾では最後の台風が去っていった直後から、季節の節目を感じることが多いです。

そのため、この時期以降は傘を持ち歩かなくてもよくなり、身軽に食べ歩きが出来るようになります。

特に、夕方以降は気温と湿度が下がり、過ごしやすくなるため、夜市などの屋台を食べ歩くのには最も良い時期でしょう。

数日間の観光旅行の場合は天気が良いか悪いかはとても重要なポイントですね。

とにかく、10月以降は特に台湾中部より南の都市では雨の日が少なくなるため、雨のために旅行が台無しになる可能性が低いため、10月の台湾旅行はおすすめです。

また、10月の台湾では日本の秋のように厚着をしなくてもよく、Tシャツ一枚でも問題ないため、身軽に旅行が出来るというのもいいですね。

ですので、10月の祝日や連休を上手に利用して、Tシャツに長袖シャツを用意して、快適な観光を楽しんでみてはいかがでしょうか?

どうしても暑いのが苦手な方は、日中は故宮博物院などの冷房が効いた屋内で観光できるスポットで時間を使い、夕方以降に夜市で食べ歩きなどのプランなんてのもいいですね!

 

【天気・気候の記録】

年月日備忘録
2016年10月5日秋なのに最後の台風上陸。
2017年10月8日秋の時期に台湾全土で猛暑が到来し、気温が38度まで上昇。
2018年10月12日夏以降でようやく涼しいと感じる時期になる
2018年10月17日夕方以降は肌感覚で涼しいと実感する季節へ

10月の台湾旅行の際には、下記記事も参考にしてみてください。

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「台湾の10月の天気・気候・天候・気温」についての質問があれば、下部コメント欄よりどうぞ。台湾の状況を踏まえて、リアルタイムで台湾現地から回答いたします。

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コメント

  1. AH より:

    はじめまして、ブログいつも楽しみにしています。
    台湾の10月の残暑は大変ですね。
    毎年10月には猛暑のような暑さが戻ってくる感じですか?
    それとも、昨年は残暑が偶々酷かっただけですか?

    • いいぞっ より:

      コメントありがとうございます。
      2017年10月の残暑はめちゃくちゃ暑かったですがたまたま特別だと思います。
      ただし、台湾の10月に残暑が厳しいのは、日本の9月の残暑が厳しいのと同じ感覚ですね。
      10月に台湾旅行を予定している場合は台湾の気まぐれな天候に振り回されそうですね。

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