<台湾の台風シーズンはいつからいつ頃まで?

台湾の台風シーズンはいつからいつ頃まで?

台湾は太平洋側に位置しているため、日本と同様に台風の影響が大きい国です。

一般的には、台湾での台風の時期は7月から9月くらいまでです。

台湾に台風が直撃する場合、台湾北部をかすめるように通過することが最も多いです。

あるいは、台湾南部を通過して、台湾海峡へ通過していく場合もあります。

一方、台湾島の真ん中である台湾中部に直撃することは稀です。

台湾列島の中央部には山脈が連なっているため、台中周辺に台風が直撃した場合でも被害は少なめです。

以下では、台湾気象局の統計データを用いて、過去に台湾に上陸した台風を考察します。

そして、台湾での台風シーズンや台風が上陸しやすい時期を確認してみましょう。

台湾の台風シーズンはいつからいつまで?

台湾への台風の過去10年間の年間回数と上陸時期

警報発布初発布最終発布
2006年7回5月16日9月14日
2007年6回8月6日11月27日
2008年6回7月16日9月26日
2009年4回6月19日10月3日
2010年5回8月31日10月21日
2011年5回5月9日8月27日
2012年7回6月19日9月27日
2013年6回7月11日10月4日
2014年3回6月14日9月19日
2015年6回5月10日9月27日
2016年5回7月6日10月5日
2017年5回7月28日9月12日
2018年2回7月9日9月14日

上表の通り、台湾に上陸した台風は年間回数にすると、平均5~6回程度になります。

台風シーズンは、初上陸時期は5月上旬が最も早く、最終上陸時期は11月下旬となっているのが分かります。

台湾での台風シーズンはいつからいつまでの時期か?

【質問】台湾で台風が発生するのは何月が最も多いのか?

  1. 台湾への台風の発生件数は7月、8月、9月に集中しています。
  2. 7月~9月の発生比率は他月を圧倒し約73%と集中しています。

(引用元:台湾中央気象局データより作成)

上表は過去20年間(1996年~2017年)の台湾で警報が発令された台風の件数を示しています。

この20年間で130件の台風警報が発令されました。

台湾への台風の件数で、最も多く発生した月を数値化するために、130件の台風警報の発生月を円グラフにより比率(%)で表したものです。

結果、7月~9月の3ヶ月間が最も多く、この3ヶ月間で73%の台風警報が発令されていることを示しています。

そのため、台湾への旅行で台風に最も気を付けなければならない台風シーズンは7月(21.5%)、8月(28.5%)、9月(23.1%)の時期となります。

この時期に、台湾旅行を計画される方は十分注意しましょう。

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台湾の台風休み

台湾では、台風が接近すると台湾の各都市ごとに地方政府が警報を出します。

「不上班、不上課」と言われ、どの企業も出勤停止になり、どの学校も通学停止という通知が出されます。

学校だけではなく、一般企業に対しても、そのような警報が出されるというのは日本とは異なり、台湾に特徴的な社会システムですね。

そのため、このような台風による警報が出された時には、街中のお店が閉まってしまうことも多くあります。

前日の内に、翌日の警報が発令されたにも関わらず、夜中の間に台風が通過してしまうこともしばしばです。

このような場合は、翌日は快晴にも関わらず、台湾中の企業や学校が休みになるということもよくあります。

政府が発令する公休である台風休みの確認方法は、一般的には、大々的にテレビで報道されます。

テレビ以外でも、下記の台湾政府行政院のHPでも確認できます。

>>>台湾政府の行政院人事行政總處全球資訊網

台風時期の大雨と航空便の台風欠航の対応

台湾の台風シーズンに旅行する場合、台風に限らず、夏の時期は突発的にスコールのような大雨が降ることが頻繁にあります。

このような突発的な降雨は2~3時間で止むことが多いです。

そのため、台湾の夏に台湾旅行をする場合は、折りたたみ傘だけでも常に持ち歩いていた方がよいでしょう。

また、旅行で台湾を訪れる際には、航空便の発着には十分注意したほうがよいでしょう。

特に、早朝出発の航空便の場合は、いつの時点で欠航になるのかを確認しておいた方がよいでしょう。

ちなみに、台湾による航空便の欠航は、格安航空券でも席に空きがあれば、翌日の航空便への振り替えがされるようです。

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台風シーズンは台湾の真夏にあたり暑いため、旅行を控える方も多いかもしれません。

一方で、この時期は台湾の果物が最も豊富で美味しい季節でもあります。

旅行中、ずっと台風の影響で観光もできなかったという事態は避けたいですが…

是非運を天に任せて、暑い時期の南国を楽しむためにも、台湾を訪れてみてはいかがですか。

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