台中野球場の交通アクセスと球場の周辺エリアの観光スポットについて、台湾現地からレポートします。
一般的に日本語では「台中野球場」と呼称されている球場は、実際には現地ではそのようには呼ばれていません。
また、台中市には野球のための球場が2ヶ所あるため、例えばタクシー乗車時に球場に行きたいと言っても、正確に名称を伝えないと間違った球場に連れて行かれることも考えられます。
そのため、今回は台中野球場の概要と場所と行き方について詳しくご紹介します。
台中にある2つの野球場とは?
台中市には大きな球場が、下記のように2ヶ所あります。
- 台中インターコンチネンタル野球場
- 台中野球場
台中インターコンチネンタル野球場は台湾では中国語での正式名称は「臺中市洲際棒球場」です。
この球場は台中市北部の郊外に位置しているため、台中駅からは比較的離れた場所にあります。
野球の国際公式試合でよく使用されている球場になります。詳しくはこちらをご覧下さい。
一方、台中野球場は地元の人以外はあまり知られていない球場になり、台湾での中国語の正式名称は「教育部體育署台中棒球場」とされています。
ところが、地元の台湾人には、この球場は「台湾体育大学」の野球場として知られています。と言うのも、国立台湾体育運動大学の構内にある球場だからです。
つまり、台中野球場=台湾体育運動大学野球場になります。下記では台中野球場という呼称で統一して表現していきます。
つまり、「台中インターコンチネンタル野球場」と「台中野球場」は全く異なる場所に位置している別の球場だということです。
台中野球場の概要と場所
台中野球場の場所
住所:台中市北区双十路一段16号(台湾体育運動大学構内)
下記の地図の通り、台鉄台中駅からは比較的近い場所に位置しています。
台中野球場の広さと座席数
- 中堅までの距離:400フィート(約122m)
- 両翼までの距離:325フィート(約99m)
- 収容可能座席数:8,500席
上記の通り、球場の広さでは国際標準基準を満たしているため、台湾プロ野球の本拠地として使用されるだけではなく、各種の国際試合でも使用されています。
最近では、毎年11月~12月に掛けて開催されるウインターリーグでも使用されています。
ただし、球場は日本統治時代の1935年から使用されているため、レトロ感が半端ないです。座席やトイレなどは古く汚いため、台湾人からも非難されるありさまです。
台中野球場の行き方(交通アクセス)
台中野球場は台鐵台中火車站(台中駅)の近くにあるため、交通アクセスは非常に便利な場所にあります。この球場までの行き方は下記のような方法があります。
- タクシー
- 市内路線バス
- 徒歩
台中駅前からタクシーを利用すれば、所要時間は5分~10分程度で直ぐに到着することが出来ます。
タクシー運賃は「台中のタクシーの料金の目安」をご覧ください。位置的には一中街の近くになります。
数名で球場に向かう場合はタクシー利用をおススメします。
市内バスを利用する場合は乗車の所要時間は5分~10分程度で到着できるでしょう。
距離的には10分も掛からないほど近いですが、駅前は若干の交通渋滞や各バス停での乗降りなどで少し時間が余分に掛かります。
台中駅から球場周辺までの市内バスの運賃は20元ですが、悠遊カードの使用で無料になります。「台中のバスは無料」の記事をご覧ください。
最後に、台中駅から球場まで徒歩で行こうと思えば行くことが出来ますが、知らない場所を歩くとなると、意外にも時間が掛かったりするものです。
また、知らない場所を歩いている時間も長く感じるかもしれません。徒歩の場合は20分~25分程度は掛かると思います。
市内路線バスでの台中野球場への行き方
台中野球場へ路線バスで行く場合は、台中駅から下記のバス番号の市内バスに乗車し、「臺中一中」という場所で降車します。
台中駅 → 台中一中のバス番号
7 / 11 / 50 / 59 / 65 / 67 / 81 / 131 / 154 / 270 / 271 / 276 / 277
※太字はバスの本数が比較的多い路線
上記以外のバス番号でも台中駅から台中野球場方面へ行く路線バスはたくさんありますが、乗車場所や降車場所が複雑な路線は省いています。
台中野球場の周辺エリアの観光スポット
上記のうち、台中野球場から歩いていけそうな観光スポットは一中街(夜市)と台中公園です。日中は台中公園がおススメで、夕方以降は一中街がおススメです。夜間に台中公園は避けたほうが良いでしょう。
台湾では、毎年11月から12月に掛けて、野球のウィンターリーグが開催されています。台中野球場で開催される試合を観戦する場合は、下記の記事も参考にしてみてください。
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