台湾に移住以降、台湾の女性の服装について、特に日本の女性との違いで、気が付いたことがあったので、台湾現地からレポートします。
春夏秋冬の四季がバランスよく、一年間に循環する日本と、一年の大半が夏のような気候の台湾では、衣食住の「衣」の考え方も意識も異なります。
今回は、台湾女性の衣服についての意識と、それに対する私の所感を交えて、台湾現地(台北を除く)の事情を簡単に、ご紹介します。
台湾に来てから服装への気遣いは低下した!?
台湾に住み始めて数年になりますが、私の衣服に対する意識は、随分と変わりました。単刀直入に言えば、衣服や身なりには、それ程気を使わなくなりました。
もう少し具体的に言えば、台湾では日常生活で、身に付けている服装は、清潔であれば問題なく、センスの悪い服を着ていても、何とも思わなくなりました。そのため、動きやすく着心地が良い服を着るようになりました。
以前にも、台湾の日常生活での服装が楽過ぎる、というような記事を書いています。下記の記事を参照してください。
台湾の普段着の服装事情
こんな服装をして外出していても、台湾では誰も何とも思わないですし、奇異な視線で見られることも全くありません。むしろ、ほとんどの台湾人の方も、簡素な服装をしている方ばかりで、私が台湾人の服装の意識に同化していったのかもしれません。
日本での女性の装いは繊細でセンスが高い!?
日本にいる時には、特に気が付かなかったのですが、台湾での女性との比較では、日本での女性の服装の意識は非常に高いなと感じるようになりました。
日本人の女性(特に若い女性)は、衣服などのファッションや流行のおしゃれに対して、全般的に意識が非常に高いですね。
高校生までは制服着用の学校が多いこと、あるいは衣服に掛けるお金が十分ではないため、それ程、お金を掛けないかもしれません。
ところが、高校を卒業して、大学生になったり、就職をしたりすると、ほとんどの女性はおしゃれを意識し始め、化粧をして、可愛らしい服を着て、あまりお金を掛けなくても、プチプラを上手に使って、おしゃれをしますね。
日本に一時帰国した時には、日本での女性のおしゃれ度合いが高すぎて、逆カルチャーショックを受けました。雨の日でも、ハイヒールを履いて出勤している女性を見たり、化粧をしていない女性がほとんどいない現実を見て、日本人女性の衣服や身なりに対する意識の違いを感じました。
台湾人女性の日常生活の服装と身なり
台湾人の女性(男性も)の服装や身なりを表現するとすれば、下記のような言葉が当てはまります。
- 自由
- 気楽
- 気にしない
- 拘らない
台湾人女性の全員に当てはまることではないですが、服装にはあまり拘りもなく、自由で気楽な装いをして、周りの視線にも気にすることがないのが、台湾での服装に関する意識でしょう。
日本ではファストファッションの印象が強いユニクロですが、台湾では日本のファッションブランドというように、日本人が抱くようなイメージとは異なり、台湾では少し高級感のあるイメージを持って受け取られているように感じます。
その他、しまむらも日本では、低価格を前面に押し出した、安いファストファッションで人気があります。台湾では、ターゲット顧客の所得層は上になるように感じます。
話を元に戻すと、台湾人の女性は、日常生活で着る服に関しては、おしゃれをしようという意識も高くないですし、台湾社会では、その必要性もないというのが現実です。
そのため、普段は、外出する時にも、化粧をきれいにして、他の人の視線を気にすることもないです。また、ミニスカートを穿いて外出することもほとんどありません。あるいは、ハイヒールを履いている女性を見ることも、非常に少ないのが現状です。
日本人女性と台湾人女性の服装と身なりの比較
外出時の典型的な日本人女性と台湾人女性の服装や身なりの比較をしてみようと思います。
日本人女性の服装と身なりの特徴
- スカート(ミニスカート)×ニット/ワンピ
- ハイヒール
- ハンドバッグ
- ばっちりメイク
台湾人女性の服装と身なりの特徴
街で見かける日本人と台湾人女性の服装と身なりに関するイメージを強調して表現すると上記のような特徴にまとめられそうです。
もちろん、台湾人女性も時と場合により、化粧をしたり、おしゃれな装いをすることもありますし、常におしゃれな服装をしている方もいます。日本人と台湾人女性の装いを平均化すると、上記のようなイメージになると思います。
台湾では控えたい服装や身なり
台湾でも、ミニスカートを穿いて、ハイヒールを履いて、バッチリ化粧をした女性を偶には見かけます。その装いがビジネスファッションであれば、それ相応の仕事をしているだろうと感じるのですが・・・。
原色系の服装に、鼻を突き刺すような香水を付けて、派手なメイクをしている女性を見かけます。こんな時には、何かが違うと違和感を感じます。
そのような装いの女性を見れば、男性(女性でも)なら誰でも、何となく想像できると思いますが、男性を相手にした夜のお仕事をされている方なのだろうと容易にイメージできます。
ある時、知り合いの台湾人に、そのような女性を見た時に、尋ねて見たのですが・・・。オブラートに包んだ言い方をすれば、案の定、その答えは、個室で男性のお相手をする肉体労働者だと教えてくれました。
台湾では、日常生活で派手なミニスカートを穿くような女性は少ないため、綺麗なおしゃれな装いをして、歩いていると、逆に周りの男性の視線が気になることが多くなるかもしれません。
台湾旅行をする場合は、おしゃれにはあまり気遣いをしないで、歩きやすく動きやすく、気楽な装いで出歩いたほうがよいかと思います。台湾旅行の準備は、こちらの持ち物リストでチェックしてみてください。
最後に、一年の半年くらいは夏のような暑さと強い日差しの台湾では、帽子も必需品になりますので、下記記事も参考にしてみてください。
台湾では4月~10月頃までは日差しが非常に強くなります。下記記事も参考にしてみてください。
コメント
私も以前台北に数年間住んでいた時、ファッションセンスが極端に低下してしまって、
日本に帰国した時に恥ずかしい思いをしたことがあります。
台湾では今若い女性はみんな短いデニム短パンにスニーカーかビーサンですもんね。
パンプスすら履いている子がいない。
コメントありがとうございます。
台湾人の服装は周りの目を気にしなくてもよいから気楽ですね。
また、台湾人はあまり服装にお金を掛けないのも特徴ですね。
ファッションに対する考え方や国民性の違いになるのでしょう。
超ミニ履いてたり、ボトムスも生地が少なくてブラ紐見えてたりするけど、台湾人が着ているとぜんぜん気にならないんですね。色気を感じないと言うんでしょうか。
日本人が同じ格好すると違うんですよね。何故でしょうね。
それから最近は70、80年代か韓流ブームからか、犬に眉毛書いたみたいな眉毛に真っピンクの口紅などの子が多いです。化粧してる子が多い大学にいるからかも知れませんが。
コメントありがとうございます。
超ミニスカはあまり見かけないですが、超ミニパンを穿いている台湾女子は多いですね。
犬に眉毛メイクは偶にしか見かけないですが、最近、真っピンクの口紅の台湾女子は多いですね。
最初見た時は、メイクに慣れていないため、失敗したのかなと思っていましたが、流行なのでしょうか…?