台湾ユニクロと日本ユニクロの同一商品での価格比較

今やグローバル企業として世界各国で多店舗展開をしている「ユニクロ」に関して、台湾での店舗での価格について、台湾現地からレポートします。

  1. 台湾のユニクロではどのような商品を扱っているのか?
  2. 日本と台湾では価格設定は違うのか?
  3. 同じ商品でどれくらい値段が異なるのか?

今回は主に上記の疑問にポイントを当てて考察してみました。

先に結論だけ言ってしまうと、下記のようになります。

  1. 日本と台湾では同じ商品を販売していた。
  2. 同じ商品でも日本と台湾では異なる価格設定になっていた。
  3. 日本よりも台湾の方が値段は高く、1.75倍くらいの価格設定になっていた。

台湾のユニクロの店舗と商品の現地事情

最近、台湾の地方都市にも急速にユニクロ店舗が展開されており、現地台湾でも人気のブランドとして確立されつつあるようです。

以前、台湾のユニクロに立ち寄り、チラッと店舗内を見た感じでは、日本と同じ商品を販売されているようでした。

実はネット通販でもユニクロは展開しており、商品のラインナップを見てみると、日本と台湾でのユニクロの商品は全く同じでした。

そのため、台湾のユニクロと日本のユニクロでの同一商品に対して、単純な価格比較をしてみました。

 

台湾人にとってのユニクロのブランドイメージは?

台湾人にとってのユニクロのイメージは日本のユニクロとは少し異なるように感じます。

私が日本にいた時のユニクロのイメージは、大衆服を大量生産して大量販売するカジュアルファッションブランドとの印象でした。

ところが、台湾人にとってのユニクロブランドは、ジャパンブランドそのもののようです。

台湾の露天などで販売されている服の価格と比較すると随分と高めですが、どこの企業が生産して品質管理しているか分からない一般的に台湾で安いと思われる服は、品質が一定していないです。

例えば、縫い目がほつれかかっていても割引なしで販売されていたり、ボタンが取れかかっていても問題なく販売されていたり、ファスナーがスムーズに動かなくても何事もなく販売されています。

そのような商品と比べると、ユニクロの商品は、品質が一定しているという点で、台湾人にとっては非常に安心して購入できる日本の高品質ブランドとしてのプレゼンスを確立しています。

それでは、ユニクロのデザインはどうでしょうか?

ユニクロというブランド名通り、デザインも、どの年代や性別を問わず、受け入れられるところに強みを感じます。

台湾のユニクロと日本のユニクロの同一商品の価格比較

そこで、台湾でも人気の高いユニクロの商品は、日本と台湾ではどちらが価格が高く、どれくらい価格が異なるのか、気になりますね。

インターネット上の情報を基に、同一商品だろうと思われるメンズパンツの価格比較をしてみました。

まず、日本でも台湾でも最近人気が高いストレッチスリムジーンズの日本のユニクロでの価格です。

 

日本のユニクロのストレッチスリムジーンズの価格

uniqlo_japan.png

画像一番下の方に、1990円(税抜価格)とあります。

 

台湾のユニクロのストレッチスリムジーンズの価格

それでは、台湾のユニクロで同一商品の価格はいくらでしょうか?

こちらもインターネット上の価格になります。

uniqlo_taiwan.png

少し見難いですが、台湾元で

990元(税込価格) / 917元(税抜価格)

 

日本と台湾のユニクロの同一商品の価格差は?

つまり、下記のような販売価格での比較結果になります。

日本のユニクロ : 1,990円
台湾のユニクロ : 3,490円(3.8円/元換算)

日本で1,990円で販売されている商品は、台湾では3,490円で販売されていました。

その価格差は丁度、台湾のユニクロの方が日本のユニクロよりも1,500円程度高いという結果になりました。

つまり、日本よりも台湾のユニクロの方が約75%程度高い価格設定で販売されているということが分かりました。

他の同一商品でも価格比較をしてみましたが、1,000~2,000円くらいの幅で平均すると1,500円くらい台湾のユニクロの方が高い価格設定でした。

 

台湾のユニクロの方が高い価格設定で販売されている理由は?

それにしても、なぜこれほども商品の設定価格に差が出るのでしょうか?

  1. 円安という為替要因?
  2. 関税(中国→台湾)が高い?
  3. 台湾ではJAPANブランド信仰が高いため強気の価格設定が可能

人件費も家賃に関する賃借料も日本より安いはずですので、上記のようなことが考えられますが…。

3番目の要因は勝手な想像ですが、台湾では、まだユニクロに対抗できる日本の他のファストファッションブランドが存在しないからでしょうか。

また、台湾人はJAPANブランド信仰が高く、日本の有名なブランドに対しては値段が高くても、購入するという国民性も関係しているかもですね。

日本のように、そこそこ高品質な商品を、イオンなどの別の企業で大量生産・大量販売できる企業が台湾にも進出してこれば、状況は変わるかもしれませんね。

このような状況が今後も続けば、日本のユニクロの通販サイトを利用して、必要な商品を何点か購入して、親族か友人に頼んで日本から台湾に送ってもらった方が、安く購入できそうです。

コメント

  1. いいぞっ より:

    スピーディーイミグレーションの情報を頂きありがとうございます。

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