はじめての台湾旅行の時に絶対食べてみたい20種類のB級グルメを厳選してみました。その中には、美味しいグルメがほとんどですが、食文化の違いにより、あまり美味しく感じないものもあるかもしれません。
食べてみても美味しくないかもしれないものも敢えてご紹介しています。日本では、あまり見かけないもの、提供されていないもの、珍しい食材で作られたグルメもあります。旅行ついでに食べておきたい、珍しいメニューも一緒にご紹介します。
また、台湾B級グルメの中でも、飯類や麺類に関しては、下記にまとめていますので、それ以外の台湾グルメを簡単にご紹介します。
はじめての台湾旅行の最大の楽しみは観光スポット巡りと台湾グルメでしょう。台湾のB級グルメは、一部の料理を除いて、ほとんどの日本人には、口に合い美味しく感じることでしょう。
あまりにも美味しいため、食べ過ぎてしまうこともあるかもしれません。このように、食べ過ぎでお腹を壊してしまうかもしれませんので、常備薬の胃腸薬を持っていきましょう(笑)。
小籠包
小籠包と言えば、日本にも進出している「鼎泰豐」(ディンタイフォン)が最も有名ですが、日本で食べると食事代がかなり高くなってしまいます。
鼎泰豊のライバルと目されているお店が「京鼎楼」(ジンディンロウ)ですが、台湾では日本ほど値段も高くなく、日本と比べれば比較的リーズナブルな値段で本格的小籠包が手軽に味わえます。
台湾では一部の夜市などの露天でも、小籠包を楽しむことができ、価格は非常に安く味も見劣りしませんので、屋台で食事をすることに抵抗を感じない方は、いろいろな種類のものを注文してみましょう。
滷味
滷味とは、どのようなB級グルメか分かりますか?
台湾旅行者がハマる台湾B級人気グルメ「滷味」とは?
鍋貼
鍋貼とは、日本的に言えば、焼餃子のことです。ただし、日本の餃子と比較すると、2倍くらいの大きさですので、一口では食べ難いくらいのボリュームです。
関連記事:台湾で餃子と言えば水餃子か焼餃子か|八方雲集と四海遊龍
鍋貼は私が台湾に来て、はじめにハマッたB級グルメです。上記のような餃子専門店では、1個の値段は4.5元~5元程度(約15円)ですので、一人あたり10個(150円)(とスープ)も注文すれば十分です。
水餃子
お湯で茹でた餃子ですが、日本の餃子と比べると、餃子の皮がモチモチした食感で、皮を破ると肉汁が飛び出してきます。一般的には、水餃子も醤油と白酢に唐辛子ペーストで食べるのが私の定番のタレです。(上図参照)
その他にも、店内に用意してある調味料を組み合わせて、自分なりのタレを自分で作って食べます。こちらも、1個5元程度のお店が多いです。大食漢でなければ、10個(50元)も食べれば、そこそこお腹がいっぱいになります。
酸辣湯
上記の八方雲集や四海遊龍などの餃子専門店で、私がよく注文するスープです。こちらも30元と破格の値段ですが、手抜きなしの味付けで、非常にコスパが高いメニューの一つです。
お店により、味が少しづつ異なる場合がありますが、私が今まで台湾で食した酸辣湯の中で、最も自分の口に合うのは八方雲集の酸辣湯です。
酸辣湯(サンラータン)の作り方
炒飯
チャーハンは、台湾B級グルメの定番ですね。味付けも、お値段も、注文してから調理されて、出される速さも文句なしです。通常、込んでなければ、3分以内に作ってくれて、給仕されるのが心地よい速さです。
全てのB級グルメに共通して言えることは、「安い、美味い、速い」
排骨飯
日本的に言えば、豚カツ弁当です。が、日本の豚カツとは少し異なります。ご飯の上に乗っかって出される豚カツはかなり大きいです。ところが、日本のトンカツと比べると、少し肉の厚さが薄いのが台湾流のトンカツです。
注文してから豚カツを揚げてくれますので、アツアツで食せます。惣菜の野菜も豚カツとの相性は抜群です。そして、台湾での豚カツの味付けは胡椒です。
こちらのトンカツ弁当も台湾に来た当初は昼食として週に3回くらいは食べてました。さすがに、飽きるだろうと思いますが3ヶ月くらいは毎週食べてました。このトンカツの肉が、私のお腹の肉に化学反応を起こすことを知らずに食べ続けていましたw
こちらのトンカツ弁当も安くてウマいです。
猪血湯
日本人には不評な台湾特有の珍しい家庭料理|あなたは食べられますか?
上記記事でも挙げていますが、豚の血を材料に豆腐のように固めて、スープにしたものです。さすがに、豚の血ですので、今まで日本では臭ったことがないような風味があります。美味しいか、美味しくないか、ご自身の舌で試してみて下さい。
胡椒餅
夜市のB級グルメとして有名です。外の皮が薄めの野菜入り肉まんのような食べ物です。その名前の通り、胡椒が効いていてインパクトのある味です。もし、夜市で見かけたら、とりあえず一個は食べてみて間違いはないでしょう。胡椒餅の値段は15元~20元程度でしょう。
肉圓(バーワン)
はじめて見た時には、食後のデザートとしての台湾スイーツかと思いました。実は、外側のプルプルしたものは米粉や片栗粉などから出来たゼラチン状で、その中には挽肉の餡が入っています。その上に、トロトロとしたダシが効いた餡かけがかかっています。1個だけで結構お腹一杯になります。
茶葉蛋
台湾のコンビニには、必ずある中華おやつのようなものです。卵を茶葉と八角などの中華系香辛料で煮た、味付けゆで卵です。1個10元程度で販売されています。
八角の匂いがダメな方もいますが、匂いが気にならなければ黄身まで味がしみ込んでいて、美味しいですよ。一般的なゆで卵よりもカロリーが高いですので、食べ過ぎには気をつけましょう。
茶葉蛋(茶葉の煮卵)の作り方
臭豆腐
臭豆腐の匂いは強烈過ぎますが、その真逆で、味は至って奥深く美味しいです。
日本人には不評な台湾特有の珍しい家庭料理|あなたは食べられますか?
上記でも挙げていますが、煮込み臭豆腐は風味が強烈ですが、揚げ臭豆腐は、それ程匂いもキツくなく、小皿に添えられる中華漬物と一緒に食べると美味しいですよ。
鹹豆漿
塩味の豆乳スープですが、私が食した感じでは、スープと言うよりも、スープのように「飲む茶碗蒸し」と表現したほうが近いかもしれません。一般的には、「油條」と言われる、中華風棒揚げパンのようなものを加えて食べることが多いです。
つまり、家庭料理で食べた昔ながらの日本の茶碗蒸しをかき回した後に、少しだけ醤油を垂らしたような食べものです。脂っこいものを食べ過ぎて、胃がもたれている時には、丁度良いメニューになるでしょう。
葱油餅
小麦粉にネギを加えて、好みにより卵も加えてホットケーキあるいはピザのように鉄板の上で焼いただけの台湾式スナックです。素朴な味がGOOD! でも、少し油っこいかな・・・?
関連記事:葱油餅(ネギ焼き中華風ピザ)の作り方|小麦粉とネギだけでOK
葱抓餅
葱抓餅とは、中華風ネギピザと言ったら一番近い表現かもしれません。鉄板の上で小麦粉ベースで焼きあげますが、食べた感覚は、サクサク、パリパリ、しっとりというような食感です。
葱油餅という台湾伝統の中華グルメもありますが、葱油餅はサクサク感やパリパリ感があまりないという点で、これとは食感が少し違います。
上の画像にもあるように、葱抓餅の価格は最も安いものは25元からです。卵をトッピングしても30元(100円くらい)です。日本の一番安いハンバーガーと同じくらいの値段です。
蚵仔煎(オアチェン)
蚵仔煎は、溶き卵に生牡蠣を加えて、鉄板で焼いた後、中華風ソースを掛けて食べます。つまり、牡蠣入り卵焼きに、少し甘辛い中華ソースをかけたものが一般的です。
カキの旨みが卵で包まれ凝縮され、食べた瞬間、口の中で程よくカキと卵の旨みがミックスされます。台湾に来て、夜市などで見かけた場合は、オアチェンを一回ぐらい食べておきましょう。
珍珠奶茶
タピオカミルクティーはミルクティーにQQ感(弾力感)満点のタピオカを加えた、台湾発祥の飲み物です。台中から生まれた春水堂が日本にも進出していますね。台湾に来た時には、本場台湾のタピオカミルクティーをご賞味ください。タピオカは時間が経つとQQ感がなくなり、硬くなりますので注意しましょう。
今では日本でもお馴染みですが、タピオカミルクティーは冬は暖かい飲み物として、暑い夏には冷たい飲み物として人気があります。タピオカパールの大きさにより、粒の大きなものを「波霸奶茶」と呼ぶこともあります。
ドリンクスタンドでタピオカミルクティーを注文する時には、カップのサイズ、冷たい方か温かい方か、甘さの程度、粒の大きさ、を店員から聞かれます。お客が外国人だと分かると店頭に備えられているシートで指差し会話が始まります(笑)。
かつて、私はタピオカミルクティーのあまりの美味しさに、はまってしまい、体重が激増する要因になりました。タピオカミルクティーは美味しいですが、かなりカロリーが高いため、食べ過ぎ飲みすぎには注意しましょう。
マンゴーかき氷
台湾の果物と言えばマンゴー、マンゴーと言えばマンゴースイーツ、マンゴースイーツと言えば、マンゴーかき氷に辿り着きます。フカフカのカキ氷の山の上に四角にカットされたマンゴーをドサッと乗せて、その上から練乳がたっぷりとかけられています。
台湾のかき氷店では2種類のかき氷があります。日本でも昔ながらの氷から出来ているかき氷と牛乳の氷塊から出来ている「雪綿氷」があります。お店によっては、どちらか一方しか提供していない場合もありますが、両方販売している場合は、注文の際にどちらが欲しいのかと聞かれる場合があります。
台湾のかき氷は、日本のかき氷よりも大盛りですので、食べ過ぎには注意しましょう。また、台湾ではマンゴーの旬の季節は6月くらいから9月くらいまでで、基本的には夏の果物ですので、夏以外の季節ではマンゴーを期待できませんのでご注意を。
豆花
柔らかい豆腐のような中華スイーツの一つです。柔らかく茹でたピーナッツを添えて、甘い黒蜜をかけて、食べるのが台湾の伝統的な食べ方です。シルクのような、豆腐よりもスムージーな食感にほんのりと甘い味が何とも癖になります。
仙草凍
仙草と言われる植物から作られる、黒色の中華ゼリーです。甘みと同時に、少しだけ苦味もあるため、最初はビックリするかも知れませんね。
仙草とはシソ科の植物ですが、乾燥させた葉や茎に重曹を混ぜて煮詰めたものです。そして、この煮詰めた液体は冷やすとゼリー状になり、寒天のような食べ物になります。
また、仙草は漢方では薬用効果があり、特に夏には喉の渇きを緩和させたり、解熱効果があるとされています。また、高血圧や糖尿病などの各種の成人病にも効果があると言われています。
ちなみに、「仙草焼」と言うと、温かくした甘いジュースのようなものになります。コンビニでも販売されていますので、是非お試しください。
愛玉子(檸檬愛玉)
こちらも台湾ゼリーの定番となりつつあります。愛玉子とは、クワ科のツル性植物だそうですが、その果実の種子から出来たものをゼリー状にした中華デザートです。
ただし、本来の愛玉子ゼリーには特別な味がないため、レモンやシロップと一緒にすることで、ゼリー入り飲料としてドリンクスタンドなどでは人気があります。
ドリンクスタンドだけではなく、最近ではコンビニの紙パックジュースなどでも販売されています。冷たい、レモン愛玉を飲むと喉ごしの清涼感が半端なく、爽やかで微かな甘みがありますが、暑い夏には甘すぎないスイーツとして、私が大好きな飲み物です。
ドリンクスタンドでは、喉越しスッキリのゼリージュースの檸檬愛玉がおすすめです。
西瓜汁
夏の時期限定のスイカジュースです。お店により、作り方や甘さが異なりますが、夜市などの屋台でよく販売されています。西瓜ジュースは、最もシンプルな作り方で、西瓜の果実の部分と氷と砂糖をジューサーに入れてかき混ぜただけの簡単なものです。
軽く種の残骸を取除いてプラ製カップに入れてくれます。お値段は、サイズにより20元から30元程度とお手頃です。夏の暑い時には、ベタベタとした甘すぎる飲み物よりも爽やかな冷たい飲み物が欲しくなりますね。
フルーツビール
台湾フルーツビール(水果啤酒)・マンゴービールを飲んだ感想
最近は台湾からの輸入品が販売されていますね。
檳榔(ビンロウ)
食べ物ではないですが、オマケとして挙げておきます。具体的な、私のビンロウを試してみた経験は、下記の記事に書いてあります。ビンロウは、本当に食べてしまったら、胃が荒れてしまい、お腹を壊してしまいますので注意しましょう。
ビンロウを初めて経験した結果は?
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