ここ数年、台湾への長期滞在やロングステイをする方が増えています。海外で暮らした経験がある方は外国での生活の苦労や生活をする上での要領を心得ている方も多いかもしれません。
ところが、はじめて海外生活をする方やはじめて台湾で暮らしてみようと考えている方は期待と同じくらい不安もあるのではないでしょうか?
- 日本と台湾の両方の諸手続きはどうしたらよいのだろう?
- ビザや病気やケガの時の保険はどうしたらよいのだろう?
- 台湾に持っていく荷物はどうしたらよいのだろう?
- 台湾での住居はどうしたらよいのかな?
- 台湾の治安や安全面は大丈夫かな?
- 台湾の気候や環境が合わなかったら心配だな…。
- 台湾の食べ物や食習慣が合わなかったら困るな…。
- 台湾での生活費はどれくらい必要なのかな?
このような疑問に答えるために、台湾に移住した経験をもとにした、このサイトの記事を厳選して集めてみました。
台湾で暮らしてみたいと考えている方や台湾で長期滞在を予定している方の一助となれば、大変うれしく思います。
まずは、下記の記事を読むと台湾での長期滞在に関するザックリとしたイメージが分かると思いますので、是非どうぞ。
台湾への出発前の日本と台湾の諸手続き
台湾での長期滞在やロングステイをするといっても、数ヶ月の滞在なのか、一年以上の滞在を予定しているのかにより、諸手続きの内容が変わってくると思います。
そのため、以下では台湾への出発前の日本での諸手続きと台湾での諸手続きに分け、更に滞在期間別に、以下のように分けて解説していきます。
- 数ヶ月~一年以内の滞在の場合の日本での諸手続き
- 数ヶ月~一年以内の滞在の場合の台湾での諸手続き
- 一年以上の長期滞在の場合の日本での諸手続き
- 一年以上の長期滞在の場合の台湾での諸手続き
数ヶ月~一年以内の滞在の場合の日本での諸手続き
まずは、数ヶ月から一年以内の台湾での滞在を予定している方の日本での諸手続きについて、下記のような問題が浮かびますね。
- 日本の自宅(住居)をどうするか?
- 電気・ガス・水道などの契約はどうする?
- 健康保険や年金の支払いをどうするか?
- スマホ・携帯やインターネットの契約はどうする?
- 所有している自動車・バイク関連の手続きはどうするか?
上記のようなことについては、下記の記事をご覧ください。
台湾で自動車やスクーターを利用する予定の方は、日本で運転免許証の翻訳をしてもらうと、台湾到着後すぐに運転ができるようになります。手続きなど詳しくは下記の記事をご覧ください。
※ビザについての手続きについては、下記の台湾での手続きでまとめて解説しています。
数ヶ月~一年以内の滞在の場合の台湾での諸手続き
数ヶ月~一年以内の滞在の場合の台湾での諸手続きについて、必要最低限の内容に絞って解説していきます。
まず、最も重要なビザについてですが、一年以内の台湾滞在の場合は、目的によりビザが異なりますが、留学や就労の場合を除き、特別な目的がない以上、ビザを取得するメリットは少ないと思われます。
と言うのも、日本人が台湾で滞在する場合は90日間のビザ免除が認められています。そのため、3ヶ月毎に入出国を繰り返せばよいだけです。例えば、一年間の滞在の場合は、3回だけ入出国を繰り返せば、一年間の滞在が可能となる計算になります。詳しくは下記の記事をご覧ください。
そして、3ヶ月以上海外に滞在する場合、下記の条件に当てはまる場合は「在留届」の届出が義務付けられています。
旅券法第16条により、外国に住所又は居所を定めて3か月以上滞在する日本人は、その住所又は居所を管轄する日本の大使館又は総領事館(在外公館)に「在留届」を提出するよう義務付けられております。(参照元:外務省)
こちらより>>>インターネットから手続きができます。
一年以上の長期滞在の場合の日本での諸手続き
ビザの申請・取得
一年以上の場合はビザランを繰る返すことも可能ですが、腰を落ち着けて生活する場合は、留学(語学研修)のための就学ビザ、または仕事をするための就労ビザを取得することになります。
台北駐日経済文化代表処 (関東方面の方)で目的に合ったビザを取得しましょう。
その他諸手続き
一年以上の長期滞在の場合の日本での諸手続きについて、やらなければいけない事があまりにも多くなりますので、今回は省略させていただきます…というのは冗談で…
下記の記事に全てまとめていますので、ご覧ください。PDFもありますので、進捗をチェックしていくと効率よく進められます。
一年以上の長期滞在の場合の台湾での諸手続き
運転免許証の申請・取得
自動車やバイクを運転する場合は、無試験で台湾の運転免許証を申請・取得することができます。上記で紹介した日本の免許証の翻訳文の有効期間は一年間だけです。
そのため、一年以上、滞在の場合で運転免許証が必要な場合は台湾で有効な運転免許証の発行が必要です。詳しくは下記の記事をご覧ください。
健康保険(全民健康保険)
居留証を取得しており、一定の条件に合致した場合は台湾の健康保険に加入する権利と義務が発生します。詳しくは、下記の記事をご覧ください。
銀行口座の開設
留学や就労で台湾に滞在する場合は銀行口座を開設しておくと便利でしょう。詳しくは下記の記事をご覧ください。
住民票、健康保険、年金の支払いに関する手続きと対応
海外滞在をする場合に住民票を残すべきか、海外転出届をして住民票を抜くべきか、悩むところですね。
住民票と社会保険の関係は下記の記事でポイントを紹介していますので、どうするかを検討してみてください。
海外転出届をして住民票を抜く場合は、日本の健康保険が使えなくなりますので、下記の対応が必要になります。
- 3ヶ月毎のビザランでクレジットカードの海外旅行保険によりカバーする
- 民間の保険会社のこのような保険に加入>>>海外旅行保険のAIU
下記記事は海外での長期滞在の場合の健康保険に関して、詳しく考察したものですので、参考にしてみてください。
海外長期滞在の場合の持ち物はどうする?
海外で暮らすとなると、あれもこれもと何でも現地に持って行きたくなりますが、必要最低限のものを持っていくことをお勧めします。
持ち物は個人の事情によると思います。例えば、枕が替わると寝られない人はマイ枕は必須の持ち物になるでしょう。このように、どうしても必要なものをピックアップしていけばよいでしょう。
例えば、「初めての台湾旅行の方へ|持ち物リストをチェック表(PDF付)で確認」の記事で紹介しているものを用意しておけば、何とかなると思います。持ち物で持っていくかどうか迷ったら、現地調達をすることをお勧めします。(台湾ではほとんどの物は入手可能です)
唯一、私が日本で購入しておけばよかったと思うモノは、「海外行くなら電子機器・デバイスは日本で購入し持参がよい7つの理由」の記事でまとめています。
台湾での住居はどうしたらよいか?
台湾での住まいはどうしたらよいか?
こちらも個人の事情、住む都市によって家賃も大きく異なります。マンションやアパートを借りるにしても、周りの環境や実際の部屋を見てみないと決められないでしょう。
そのため、最初の一ヶ月くらいは仮住まいで生活しながら、自分に合った部屋を見つけるのが最適だと思います。
台湾でもAirbnbが利用できるため、1ヶ月単位での貸切利用をすれば、少し料金が安くなると思います。(Aibnb一ヶ月いくら?>>>こちら)
あるいは、ビジネスホテルを一ヶ月単位で借りるというのもアリだと思います。交渉になりますが、宿泊料金が比較的安いビジネスホテルを一ヶ月借りていた人もいました。
台湾でマンションやアパートを借りる時のポイントは下記の記事を参照にしてみてください。
台湾で賃貸マンション・アパートを借りる方へ|タイプ別物件と特徴
台湾の治安や安全面はどう?
台湾の治安は一言で言えば、日本と変わらない…です。危険な場所に行けば治安が悪くなりますし、日ごろ気をつけていれば、特に危険なことに遭遇することはないというのが、台湾に住んでいる日本人の総意だと思います。
詳しくは、下記の関連記事をご覧ください。
台湾の治安‐犯罪の多い都市と滞在中に注意したいことと危険な場所
台湾旅行で注意すべきコト|犯罪・事故・トラブルに巻き込まれる前に
台湾の気候や環境はどう?
台湾の気候や季節ごとの天気については、「台湾の天気」でまとめていますので、滞在予定の都市の年間の天気もご覧になり、参考にしてみてください。
実際に、台湾で暮らしてみた生活環境はどうなのか?
私の経験と主観的な感想をもとに書いた「台湾暮らしの生活環境は快適か不快か? 日本とは異なる「住」」の記事を参考にしてみてください。
台湾の食べ物や食生活は日本人にとってどう?
結論から言えば、食に関しては人によります。人それぞれ、食のストライクゾーンは異なるものです。
そのため、台湾旅行で数日間だけ、台湾料理や夜市のジャンクフードを食べて美味しいと感じるのと、数ヶ月あるいは一年以上もの間、台湾料理だけの食生活で問題ないというのでは全く別物です。
ところが、台湾では日本食ブームのおかげで、どこへ行っても和食が食べられる環境が出来上がっています。日本食は少し値段が高くなりますので、スーパーや市場などで食材を購入して、自炊をするのもよいでしょう。
台湾での生活費はどれくらい必要なのか?
台湾で長期滞在する場合に必要な生活費を教えてください、という質問を受けたりしますが、正直言うと答えにくい質問です。
と言うのも、ライフスタイルが人それぞれ異なるため、家賃、食費、娯楽費など、どこにどれだけのお金を掛けているのかは、個人や家庭で異なるからです。
それでは答えにならないため、私の経験から最もお金を掛けないで台中で生活した場合、どれくらい生活費が必要なのかを「台湾の台中で外こもりした場合の生活費試算!1年間でいくら必要か?」の記事で紹介していますので参考にしてみてください。
そして、「台湾で暮らす為の生活費はいくら? 50万円100万円200万円」という記事もよく読まれていますので参考になるかもしれません。
台湾の光熱費に関しては、下記記事を参考にしてみてください。
タクシー料金や市バスの運賃については、「台湾でタクシーに乗車する方法とタクシー料金の目安」をご確認いただき、市バス(台中の場合)の無料利用については、下記記事でまとめています。
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