日本では頻繁には使ったことはなかったのですが、台湾で暮らし始めて、外出時によく使うようになった日用品を台湾現地からレポートします。
台湾に移住した当初は、特に気にしたことはなかったものの、暫らく台湾で暮らしていると、やっぱりコレは使わないと都合が悪いなと思うものを中心に紹介します。
そのため、2泊3日、3泊4日程度の短期間の旅行であれば特に気にする必要がないかもしれませんが、数週間あるいは数ヶ月程度の期間、台湾でセミロングステイ、ロングステイをする方には少しは役立つ内容になることでしょう。
マスク
台湾の空気は酷すぎなのです。このブログで何度も記事にしていますが、台湾に暮らし始めて外出時にマスクは必携品になりました。
バイク天国の台湾ではバスや乗用車の排気ガスだけではなく、中国大陸からPM2.5を大量に含んだ大気が舞い降ります。台湾の大気汚染やPM2.5の環境問題は、冬になると毎年恒例のニュースとなっています。
台湾移住当初はバスやバイクの多い大通りでは空気が悪いな…程度にしか考えていませんでしたが、移住後数ヶ月後に風邪を引いたことを切っ掛けに喘息のような症状になりました。
その時、初めて自分には台湾の空気は肌に合っていないことに気が付きました。日本にも空気の悪い都市がありますので、全ての日本人に当てはまるとは限りませんが、多くの日本人は台湾に来ると大気汚染を感じることでしょう。
特に、秋から冬への季節の節目は、インフルエンザや風邪などの空気感染をするような病気も流行しますので、外出時のマスクは必携品になりました。
耳栓
観光地だけではなく、現地の人が暮らしている台湾の街を歩いてみると分かりますが、台湾人と日本人とは「音」に関する意識が違うのだなと思うことが多いです。
「台湾での騒音や音がうるさくてイラッとくる7つの瞬間」でも書きましたが、一般的な日本人の感覚では台湾の街のイメージは良く言えば活気があり、悪く言えば騒がしくガヤガヤしている、と感じることでしょう。
短期旅行であれば、それくらいのイメージだけで済みますが、台湾に数ヶ月住んでいると、活気が騒がしさに変わり、騒がしさを騒音と認識するようになる人もいることでしょう。
そこで、台湾でよく使うようになった日用品グッズが耳栓です。夏の時期などでは、エアコンを付けっ放しにして寝られない性分の私は、窓を網戸にして寝ています。
そうすると、夜明け前からバイクの音やクラクションで目を覚ましてしまうことも度々。そんな経験から、一度使ってみて、「コレだ!」と思った日用品グッズが耳栓でした。
耳栓は慣れないとちょっと不安に感じてしまいますね。それでも、数回使って慣れてしまえば、雑音を遮断してくれるため、とても頼りになる存在になります。
最近は、外出する時にも耳栓を使っていたりします。散歩をする時などは自分の世界に浸ることができるため、有益な時間を過ごすことができます。
スマホでイヤホンを使って音楽を聞いても良いですが、私はどちらかというと耳栓で静かな時間を過ごすのが合っているみたいです。
帽子
日本では帽子を使うことはほとんどなく、アウトドアスポーツなどをする時には日射病対策として使った程度でした。
台湾に移住してから、帽子を使う頻度が高くなりました。その理由は、太陽の日差しが強いからです。
特に、夏の時期が長い台湾では、この時期には30分以上外出をする時には帽子が必携品になります。(そもそも、真夏に30分以上太陽の下にいる人は稀ですが)
台湾でこのような格好の人(↓)を見かけたら、ほぼ100%、日本人!?
薄手の長袖シャツ
台湾では夏でも薄手の長袖シャツが必携品です。その理由は2つあります。
一つ目の理由は、先述したよう日差しが強いため、日焼け防止と紫外線防止のために、日傘代わりに風通しが良く速乾性の素材の長袖シャツがあると便利です。
もう一つの理由は、MRTやバス等の公共交通機関やレストランなどの室内ではエアコンが強めに効き過ぎているため、概して室内の温度はかなり低いからです。
台湾の夏は適度に冷房が効いているのではなく、過度に温度を下げているため、羽織るものが一枚なければ、足元から冷えてきます。特に、冷え症の女性は注意しましょう。
タオル
台湾で街歩きをする際にはタオルが必携です。冬の時期はタオルを持ち歩いていませんが、暖かくなってくると、外出時にはタオルを一枚持ち歩いています。
ハンカチがあればよいかもしれませんが、汗かきの私はハンカチだけでは足りずに、タオルが外出時の必携品になりました。
普段、台湾人はハンカチを持ち歩いていないのが不思議ですが、私に言わせれば、夏の時期に台湾でタオルを持ち歩いていないのが不思議です。
サンダル
台湾ではサンダルは必需品です。日本にいた時にはビーチサンダルは夏の時期だけの履き物だと思っていましたが、台湾では冬でもビーチサンダルが大活躍しています。
関連記事:真冬の台湾でマジか!?日本人が驚く現地事情と台湾人の行動
台湾では夏の時期の履き物の定番はビーチサンダルで、特に雨が多い時期には、天気予報を先読みしたかのように、ほぼ100%の台湾人はサンダルを穿いて外出しています。
雨の日は通勤時にもサンダルでの出勤が基本ですので、つくづく台湾はサンダル天国だと感じます。
ただし、サンダル履きで困ることはいくつかあります。台湾では路面が石材を使っていることが多いため、路面が濡れていると、よく滑って転びます。
また、雨上がりの気温も湿度も高い時には、清潔ではない場所を歩いていると、ノミに襲われてしまうことも時々あります。それに、女性の場合は足の甲がサンダル模様に日焼けしてしまうのはどうなんでしょうか…。
目薬
台湾移住後に、日本にいた時よりも、目薬の使用頻度も少し多くなった気がします。
これは私だけかもしれませんが、先述したように、台湾(特に台中)は大気がクリーンではないため、排気ガス、ばい煙、PM2.5で目や鼻がムズムズしたり、痒くなったりします。
花粉症ではないのですが、大気汚染やホコリに敏感な方は目薬が必携品グッズとなる方も多くいることでしょう。
お買い物袋
最後に、オマケとしてバックなどに入れて持参しておくと便利な日用品グッズとして、お買い物袋も付け足しておきます。
お買い物袋はむしろ日本にいた時には持ち歩いていたグッズでしたが、台湾移住当初はどこに行ってもビニール袋に入れてくれたため、台湾ではあまり持ち歩くことはなかったのですが…。
最近は台湾政府のビニール袋撤廃政策により、コンビニでは随分前からビニール袋は有料販売でしたが、最近はドリンクスタンドでもビニール袋は無料で提供しなくなりました。
そして、数年以内には、小吃店などを含めほとんどの店でビニール袋は全て撤廃される方向になっています。そのため、最近は外出時にはお買い物袋(大き目のビニール袋)を持ち歩くようにしています。
コメント
私事ですが、毎日、日本でもロートの目薬を一日2~3回、
朝食後、朝日のエビオス、武田のビタミンC、武田のアリナミンEX、
ビタミンB12(頸椎症用)を飲んでいます。
毎朝、必ず20分ほど、体操し、股関節を柔らかくし、
仕事に備えています。
今は、リタイヤ後ビザなしで淡水に住もうかと思っています。
20000前後のプール、フィットネスマシンが付いたマンションがに
憧れています。
生活は、朝、起きたら、まず運動着姿で、マンションのまわりを
20分ほど、ボランティアでゴミ拾いして、朝食を食べ、
少し運動し、昼食を取り、淡水の町を歩き、ボランティアで
淡水の正規の学校で、日本語を教えようかなと思っています。
実は、25年前、台北の日本語学校で経験が有り、日本語教授法を
しっかり学び、また、やりたいと思っていました。
今回は、ノービザリタイヤ滞在なので、1年間は、報酬なしで
社会貢献できればうれしいです。
明日は、東日本大震災の3月11日ですが、恐らく、あと20年
経っても、多くの日本人は台湾からの溢れる支援を忘れることは
ないと思います。
ビジネスの世界もやりがいがいありますが、
お金が絡むと、厳しいですね。
以前は、台湾から3か月に一回、日本に帰るイメージを
持っていましたが、最近の航空券は安くないなとの印象です。
年に一回、日本に帰り、その他は、タイガーエアーの 桃園ーマカオでの
移動で良いかと思っています。日帰り往復で3500NTくらいです。
ビザが切れる5日くらい前には、出たいですね。
あと、空気の問題が私たち、高齢者には、中南部は厳しいと感じています。
台北市内も悪いですが、冬の中南部の東北季節風の影響によるPM2.5
中国大陸からくる大気汚染、ひどいですね。
先日、高雄に行って、驚いて、青空の南国高雄のイメージが壊れ、
ショックでした。
北部も大気汚染がありますが、冬の中南部より良いようです。
淡水も寒いですが、日本より良いですね。
コメントありがとうございます。
素晴らしい計画だと思います。
>ビジネスの世界もやりがいがいありますが、お金が絡むと、厳しいですね。
全く同意します。台湾人はお金が絡むビジネスには非常にシビアになりますからね。
淡水の家賃相場は詳しくはありませんが、(台中では)家賃2万元前後であれば、高級マンションに住めます。
新築(賃貸)マンションにはフィトネスジム、プール、ビリヤードや卓球などの遊戯施設が自由に使用できるのが一般的だと思います。
やはり、最も大きなハードルはビザになりますが、台湾に滞在するだけであれば3ヶ月毎のビザランで十分ですね。
3ヶ月に一度、マカオ、フィリピン、ベトナムなどショートトリップを織り交ぜながら、充実した生活ができると思います。
台湾に生活をして気になることの一つは大気汚染です。概ね、台湾の西側の都市は大気汚染(特に冬期)が酷いです。一方、台東などの台湾東側は空気がクリーンですが、台風シーズンは直撃するというデメリットもあります。どの都市も一長一短あるため、滞在目的により、都市を決めるというのが良いのかなと思います。
最後に、気になる点を一つだけご指摘させてもらいます。
厳密に言うと、ボランティアも無償・無報酬の労働と見做されてしまうと、3ヶ月のノービザでは違法となってしまうかもしれませんので、「正規の学校」でボランティアを探すのは人脈などが必要かもしれません。(とは言っても、台湾では無認可補習班が無数にありますし、工作証なしで働いている外国人も多いですが…)
20000前後と記入しましたが、
家賃2万NT前後の賃貸マンションの意味です
わかりにくくて、すいませんでした、
ご容赦ください。
返信有難うございます。
高齢者になると、本当は、三か月に一回、日本に帰りたいのですが、
今は、日帰りマカオ 3200NTを年2回、年2回日本に帰るくらいで
良いかなと思っています。
それは、旅行よりも日々を充実させていきたい気持ちがあります。
若い時は、セブ、シンガポール、バリ、ダナン等に
行ってみたいと思いましたが、今は、台湾と日本で充分です。
以下が現金系資産を除く、年金です。
基本的には、これで台湾で老後を過ごしていきたいと考えています。
公的年金+個人年金 合計:月31万円 内訳:夫17万円、妻9万円、個人年金5万円(終身)
実は、特に初級の日本語の授業には、自信があります。
自分の授業をユーチューブに録画して、実際に
淡江大学、真理大学、私立高校の関係者に見てもらって、
評価してもらおうと、計画しています。
例えば、は表示主語、を表示動作地点、へ表示到達地点、
丁寧に助詞の意味を説明し、どんどん、生徒に例文を読まして、
一緒にしゃべって。
日本語を台湾人に教えるのは、自分の天職だと思っていました。
本当に楽しみなんですよ。
コメントありがとうございます。
私のような無計画でも何とかなりました。
準備をして計画的に進めれば、きっと上手くいくと思います。
将来の台湾での生活が楽しみですね。
実は、今のサラリーマン生活も定年近いですが、
精神的には、苦しいです。
詳しくは、書けませんが、収入以外では幸せではありません。
多くの日本人も同じかもしれませんね。
一般論ですが、これから、団塊の世代が80歳に到達するまで
日本の社会保障費の伸びは凄いです。
既に25%が高齢者の日本は、これからピークを迎えます。
人口が増える都道府県は、東京、神奈川、埼玉、千葉、滋賀
だけで、あとは人口が減っていきます。
空き家が増え、家は余り、人口が減り、飲食店、観光施設が不振、
税金が減り、バランスの良い国の運営が求められます。
いいぞ 様のように、台湾に行かれたのは、大正解だと思います。
私たちは、高齢者を支える時代に生きています。
コメントありがとうございます。
台湾で暮らしていると、日本での暮らしと比較して、それぞれの国の特徴や生活の一長一短が見えてくるものです。
台湾移住以降、悪戦苦闘の生活が続いていますが、いつか大笑いをして、台湾移住して「大正解」だったと思える日が来れば…と思い日々暮らしています。