台湾のクリスマスが盛り上がらない4つの理由|現地ではどう過ごす?

台湾のクリスマスシーズンの現地の雰囲気について、台湾現地からレポートします。

クリスマスシーズンに台湾を旅行したことがある方は、ご存知だと思いますが、台湾のクリスマスは驚くほど盛り上がっていません。その理由を考えてみました。

それと、それでは台湾人はクリスマスの時期はどのように過ごしているのか、日本では豪華に飾られるイルミネーションや華やかなイベントはあるのか、についても簡単にご紹介します。

(マンションのフロアーに飾ってあったクリスマスツリー)

 

台湾のクリスマスの現地の雰囲気は?

日本では11月下旬にもなると、クリスマスイルミネーションやクリスマスツリーがあらゆる場所に飾られ、クリスマスシーズンを彩り、一気に年末の盛り上がりを見せますね。

ところが、台湾のクリスマスシーズンは一言で言うと何もありません。敢えて言えば、百貨店やレストランなどでは所どころクリスマスツリーが置かれていることもあります。

クリスマスと言えば、クリスマスケーキとプレゼント交換が日本での恒例のイベントになっていますが、そのような慣習もほとんどありません。

日本ではクリスマスシーズンはケーキ屋にとって一年で最も忙しく、最も稼ぐことが出来る商機になりますが、台湾ではケーキ屋も特別に注文しなければクリスマスケーキが店頭に積まれて並べられていることもありません。

そして、恋人同士、友人同士、あるいは家族間で、親から子供たちへのプレゼントという贈り物をする習慣もありません。

つまり、台湾ではクリスマスだからと言って、特別なことをしたり、イベントをするという考えがないということなんです。

 

台湾ではクリスマスシーズンが盛り上がらない3つの理由

台湾ではクリスマスのシーズンが盛り上がらない理由を強引に4つほど捻り出してみました。

台湾ではクリスマス時期は年末ではない

日本ではクリスマスシーズンは年末にあたるため、仕事も遊びも全力投球で、新年を迎えるために忙しい師走の空気が社会を動かしているという雰囲気がありますね。

そして、半年に一度の年末ボーナスもあり、立続けに忘年会が催されたり、正に消費もイベントも年末ラッシュの状況になりますね。

台湾では、ほとんどの年中行事は旧暦に従いますので、クリスマス時期は、特に年末というわけではなく、月末というだけです。(ただし、1月1日だけは祝日)

台湾では旧暦(農暦)によりお正月が決まり、春節休みとなります。春節は中華圏では一年の内でも最も大きなイベントになります。

毎年、時期は異なりますが、1月下旬から2月中旬の間の1週間から10日間程度が休みになります。

台湾では年末ボーナスが春節休みの直前

台湾でも、ほとんどの会社で年末にはボーナスが出ます。

一般的には、春節休みに入る、直前の旧暦の正月の直前にボーナスが支給されることが多いです。

そのため、春節休みには盛大に買い物をしたり、豪勢にお祝いをしたりすることはあります。

つまり、年末年始のボーナス時期が異なるため、お金を使うタイミングが異なるというわけですね。

台湾ではクリスマスバーゲンがない

台湾ではクリスマスバーゲンはありません。厳密には、ちょっとした雰囲気作りのバーゲンはあったりしますが…

日本のように、クリスマスのバーゲンセールというイベント的なお店の催し物はありません。

アメリカではクリスマスセール商戦の結果が個人消費の動向を示し、消費指数を左右するとさえされています。

このような、クリスマスバーゲンがないため、百貨店に行っても盛り上がりはないですし、街を歩いてみても、(一部のイルミネーションスポット以外)浮かれた雰囲気はほとんど感じません。

クリスマスケーキやプレゼント交換の習慣がない

上記で書いた通りですが、台湾ではクリスマスの時期にプレゼントを贈り合うという習慣がないというのが、このシーズンが盛り上がっていない最も大きな理由になるかもしれません。

つまり、まとめると、クリスマスシーズンにはボーナスがないため、百貨店などのお店もバーゲンセールをしないし、クリスマスプレゼントを買う習慣がないため、個人消費もしない、その結果、台湾のクリスマスは盛り上がらないのだろうと思います。

 

台湾でのクリスマスの過ごし方

日本では、自宅でチキンレッグを準備して、クリスマスケーキとシャンパンでお祝いをして、クリスマスプレゼントを交換することが、クリスマスの過ごし方の定番でしょう。

台湾では、そのような特別な過ごし方をする人は外国人くらいではないでしょうか。現地の台湾人は、クリスマス時期が土日の場合はレストランなどに食事に行く家族もいるかもしれません。せいぜいそれくらいです。

それでは、クリスマスの時期にカップルはどのように過ごすのか?
こちらも特別な過ごし方をしているという話を聞いたことがありません。もちろん、クリスマスイブなどが休みであれば、映画を見に行ったり、レストランに食事に行ったりするかもしれませんが、ごく普通の休みの過ごし方です。

 

台湾のクリスマスイルミネーション

台湾で最もクリスマスの雰囲気を味わえる場面がクリスマスイルミネーションです。

そこで、台湾で比較的大規模にクリスマスイルミネーションを開催している場所を挙げておきましょう。

もし、クリスマスシーズンに台湾旅行するのであれば、是非、足を運んでみてはいかがでしょうか。

年末年始・クリスマスシーズンの台湾の気温は低いため服装にも注意!

101タワー

 

新北市政府ビル(MRT板橋駅前)

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