食物アレルギーを発症してしまったため、食物アレルギーの症状と発症までの過程、そして、今後再発しないための対策を調べてみましたのでレポートします。
皆さんは、食物アレルギーになったことはありますか?
食物アレルギー発症となる前兆
私はしばしば食物アレルギーを発症することがあるのですが、今回は特別に酷い症状が出ました。
過去に何度かは発症したことがあるのですが、皮膚に発疹が少し出るくらいで、数時間も経過すれば、何事もなかったかのように、じんましんのような発疹は跡形もなく消えていきます。
今回の酷い食物アレルギーの前兆は1ヶ月くらい前に遡ります。日本に一時帰国した後、台湾に戻ってきたあたりから、何度か食後になると、ごく僅かなじんましんのような小さな発疹が出て、かゆみを伴うことが1日1回程度(特に夕食後)ありました。
季節の節目ということもあり、知らず知らずの内に体調が気候の変化について行けずストレスになっているのかな程度に思っていました。
食物アレルギーを引き起こした時の食べ物
そして、先日、友人と海鮮料理レストランで食事をすることになり、その時に食したものは以下の通りです。
- 塩焼きエビ 6~7本
- サーモンの塩焼き
- チャーハン
- キャベツ炒め
- 切干大根のオムレツ
- ビール 1本
上記の通り、食物アレルギーを引き起こす原因となるものは、誰が見ても予測がつきますね。
エビの塩焼きが美味しかったので沢山食べてしまいました。食べている時には特に異変は感じていませんでした。
食物アレルギー発症時の具体的な症状
食事を終え、友人と別れてから、食後おおよそ30分後くらいだったと思います。(つまり、エビを食べてから1時間後くらい)
耳の周囲が何だか痒いなと思い、蚊に刺されたのかなと思っていました。
そして、待っていたバスが到着したため、バスに乗って直ぐ、腕の内側を見ると、ポツポツと赤い発疹が出始めていました。
最近はこのような症状がよく出るため、気にしていなかったのですが、見る見るうちにその発疹は腕全体に広がっていき、とうとう腕全体が真っ赤になるほどにまで悪化していきました。
それだけではなく、足の裏を中心に発疹が発生しているのが分かりました。靴を履いている上に、発疹による腫れが拡大して行っているため、足全体が締め付けられるような感覚でした。
首筋から胸にかけても発疹が広がっているようでかゆみを伴っているのを感じました。
そして、発疹とかゆみだけではなく、少しずつ呼吸がしにくくなっているのを感じていました。
そして、ついに軽く頭が締め付けられるような感覚を覚え、座席に座っているにも関わらず軽度のめまいを感じました。
食物アレルギーを更に悪化させた要因とは?
体調の変化と戦いながら、何とか自宅近くのバス停まで到着しました。
バスを降りてからは少しフラフラする感覚がありましたが、できるだけ早く自宅に到着したかったため、足早に歩き始めました。
途中で、呼吸が苦しくなり、何度も足を止めながら、呼吸を整え、歩き出し、また呼吸が苦しくなり・・・の繰り返しでした。
このようなことを経験したのは初めてだったので、少しパニックになりました。
家のすぐ近くまで来ていたのですが、足がなかなか前に進まない状態にまでなってしまい、朦朧としながら自宅に電話をしようかどうか考えていましたが・・・その後のことはあまりよく覚えていません。
たぶん、足を引きずりながら、自宅まで自力で歩いていったのだと思います。
気が付いたら、自宅のベッドに倒れこむように横になったときに意識が戻ってきました。
呼吸困難でゼーハーゼーハーという苦し紛れの呼吸を何とかするのが精一杯でした。
妻が何やら言っていますが、呼吸をするのが精一杯で話すことが出来ません。
腕と足は発疹でパンパンに腫れていて、かゆみを通り越して痛みを感じていました。
朦朧としながら腕を見てみると、気持ち悪いくらいに腫れ上がっていました。
後から知ったことですが、食物アレルギーは食後の運動によって悪化するのだそうですね。
バスから降りて、出来るだけ早く自宅に戻りたかったため無理して早歩きをしたのが、食物アレルギーを加速させてしまったようです。
食物アレルギーの症状と対応のまとめ
食物アレルギーは子供に多いことで知られていますが、10人に1人か2人程度は大人でもアレルギー疾患を持っていると言われています。
アレルギー疾患を持っている抗体と抗原のことをアレルゲンといいますが、アレルゲンには食物だけでなく、ダスト、花粉、カビ、あるいは金属など様々なものがあります。
体質に合わないアレルゲンが体内に摂取される、または皮膚に付着することによりアレルギー反応が起こります。
そして最も強いアレルギー反応をアナフィラキシーショックと言います。この状態に陥ると、呼吸困難、血圧低下、意識不明などの非常に重い症状を引き起こすことがあります。
アレルギー反応はアレルゲンの許容量を超過してしまった時に発症するとされているため、過去にアレルギー反応が発症しなかった食物でも、特定の食物を摂取し過ぎると発症することがしばしばあります。
そしてもう一つ注意したいことは、運動誘発アナフィラキシーというものです。
これは食後に運動をすることで、たとえ微量のアレルゲンであっても食事に含まれていれば、その吸収を高めてしまうため、アレルギー反応を誘発してしまうのだそうです。
そのため、食後の運動は出来るだけ控えた方がよいでしょう。
食物アレルギーを発症させないための対策は、体質に合わないアレルゲンを医療機関などで特定しておくことが最も効率的な対策と言えましょう。
そして、アレルゲンの許容量を超えないためには、食事時には特定の料理だけを過度に摂り過ぎないこともその対策となるでしょう。
さらに、出来ることならば、ストレスを溜めないで、常日頃からストレス解消に心がけることも重要でしょう。ストレスは免疫力を低下させ、多くの病気の要因と言われています。
なぜ食物アレルギーを発症してしまったか?
今回酷い食物アレルギーを発症してしまった要因を振り返っておこうと思います。
- アレルギーの要因であるエビを食べ過ぎた
- 元々、私はエビ由来のアレルゲンを持っていた
- 食後にアレルゲン吸収を促す運動をしてしまった
- 知らず知らずの間にストレスを溜め込んでいた(?)
- 直前に風邪を引いていて病み上がりだったため免疫力が低下していた
後からいろいろ調べて気が付いたことですが、アレルギー反応を発症するには十分すぎるくらいの条件が揃ってしまっていました。
食物アレルギー発症からの反省点
ベッドに倒れこんだ私は、意識を取り戻し、とにかく30分程度、呼吸の苦しさと格闘しながら悶え苦しみました。
微かに救急車を呼んでほしいと言った記憶があります。
そして、その後、今までに経験したことがないような吐き気を感じ、トイレに駆け込むと同時に、胃の中にある全てのものが・・・。
の後、呼吸困難は落ち着き、腕や足の発疹は見事に引いていきました。
とは言っても、胃がムカムカするような不快感は少しありましたが、翌日には通常の体調に戻りました。
ほんの小一時間ですが、食物アレルギーによる生命の危機さえ感じました。
最近はいろいろなことが立て込みストレスを感じていたのかもしれません。
また、台湾に来て以来、ちょっとしたことで体調を崩すことも多くなり、免疫力が低下していると感じることもよくありました。
実は、健康な身体を取り戻し、免疫力を高めるために、先回の記事にも書いたように、「3ヶ月で10kgの減量ダイエットプロジェクト」を始めることにしたわけです。
コメント
体調の維持が大変ですね。
私は58歳ですが、今日も5キロ、40分で走り、
腹筋55回、引張運動、岩盤浴とスポーツクラブで
運動しました。
体調維持が自分を良く知り、気を付けるしかありません。
大事にして下さいね。
いつもコメントありがとうございます。
最近、体調を崩すことが多くなり、つくづく「健康第一」の重要さを改めて実感しています。
今後は体重管理だけでなく、自分の身体の管理によく気を付けていこうと思います。
5年ほど前と比べると随分と年を取ってしまったなと思います。
私も経験がありますが、子育て中は親としてのプレッシャーが有り、
大変です。昔の方は子育てが上手くいって当たり前と思われています。
皆が貧しく、成長期で、皆に仕事が有り、真面目に働けば、
正社員の職が有った。例え、それが給与が少し安くても、
電気ガス水道代しか必要でなく、教育は塾も必要なく、
ただ、子供と遊び、時間をともにすれば良かった。
今はこんなに格差が大きくなり、格差の底辺に居ることを
まるで、親の教育が悪かったのごとく、批判する子供もいます。
許せないですね。親はどれだけ、子供の命を大切に思い、
育てているか。
いいぞさんも、無理しないでくださいね。
子供にも普通にしてあげてください
最も大切なのは子育てでも、お金でもなく、いいぞ様の
健康と、奥様との人生です。
子供はいつか、育っていきます。
いつもコメントありがとうございます。
何だか感傷的になり目頭が熱くなりました。
子供の将来の可能性を最大限に広げてあげることも親の役割かなとも思いますが、今の台湾の教育事情と私の考える教育のベクトルはまったく逆方向へ向かってしまっているように感じます。いつかこの点についても記事にしたいと思います。(台湾の教育批判になりますが...)
先ずは、家族の健康を第一に考えます。
ご経験に基づいた、優しいお言葉ありがとうございます。