【閲覧注意】耳の中にゴキブリが入りパニックで起こした行動と結末(画像あり)

最初に伝えておきますが、表題のタイトル通りの話ですので、グロテスクなことが苦手な方は、絶対に閲覧しないでください。それでも一生にあるかないかという話を知りたい方や耳から出てきたゴキブリを閲覧したい方は、食事中を避けてご覧ください。ここまで閲覧注意の警告を出していますので、ご覧頂いた方からの記事に関する批判コメントはお控えください。

 

数日前の深夜にベッドにつき、寝入ろうとしている時に、突然耳の辺りにガサガサという音を感じたため、耳元を手で払いのけました。ジメジメとした梅雨の時期だったため、ムカデだと直感的に感じました。その瞬間、その虫らしきものが右耳の中に入っていく違和感を感じました。ところが、ふと落ち着くと耳の中に入って来たと思われた虫は耳の中では動いていないようでした。上手く払いのけたのだと思い、電気を点けて枕元をしっかり確認したのですが虫らしきものはいないため、眠たかったこともあり、そのまま電気を消して寝ることにしました。

 

そして、電気を消して数十秒すると、なんと再び耳の中で突然ガサガサと何か動いているのを感じました。その瞬間、体の全身から脂汗が噴出してきました。ヤバイと思い、どうしていいか分からずパニック状態の私。反射的に、耳の中に小指を突っ込み、頭を振りながら虫をかき出そうとしたのですが、当たり前のことですがこんな事しても虫は耳の奥へ逃げていくだけでした。この時点で、100%右耳の中に何らかの虫が入り込んでしまったことが分かりました。耳のそばに蚊が飛んできただけでも、かなり不愉快な思いをするのに、耳の中に虫が入ってきたことを想像してみて下さい。もうその時は、脂汗が噴き出してきて背筋が凍る思いで、ここ数年味わったことがないくらいのパニック状態でした。

 

その時、瞬間的に頭に浮かんだ映像が、映画か何かで見たことがあるような、耳から虫が入り、鼓膜をぶち破って頭の中に入って行き、頭の中で寄生虫を作り、脳ミソを食い潰されてしまうのではないかという恐怖が頭をよぎりました。(実際には鼓膜を破るようなことはありえないようですが)パニック状態になると普段考えもつかない想像や行動に出るものだということに、この時初めて気が付きました。そして、私がパニックの中でとった行動とは、コーヒーカップが近くにあり、ちょうど水が入っていたので、水を耳の中に入れて虫を窒息死させてやろうと瞬間的に思いつきました。そして、一瞬冷静になって水を耳の穴にたっぷりと注いで3分ほど待ちました。その間、耳の中の虫は全く動く気配がなかったのです。そのため、一旦耳から水を出してみたのですが、水と一緒に出てくるはずの虫が出てこなかったのです。肩透しをくらってアレッてなり、耳の中で死んじゃったのかなと思った瞬間、鼓膜に噛み付くような痛みを伴いながらガサガサと動き出したのです。(ギャー!!)

 

再び、耳の中に小指を突っ込みながら頭を振りまくってパニックになる私。家族は皆、眠りについていたので、この状況を知りませんが妻が見ていたら、頭がおかしくなったのではと思われ救急車を呼ばれていたことでしょう。(笑)そして、今度は急いで綿棒を持ってきて、鼓膜付近まで綿棒を突っ込んで虫を追い出してしまおうと考えました。ところが、この方法も綿棒を突っ込んで、ありとあらゆる角度で綿棒を動かしても虫は一向に出てくる気配がありませんでした。やむを得ず、もう一度手元にある水を耳に流し込んで耳の中の虫を窒息死させるか、その虫もそうなる前に耳の外に出てくるだろうという期待をしながら、神にお願いする思いで水攻めをしてみました。約5分ほど耳の中に水を入れたまま放置すると、耳の中では虫の動きが止まりましたが、外に出てくる気配がないため、私が根負けして耳から水を一気に出したところ・・・今回もやはり虫は出てきません。

 

そして、暫らくすると、また耳の中の虫は鼓膜付近でガサガサと動き始め、時々鼓膜か、その付近の耳の内側を噛むようなチクチクッとした痛さを感じます。その度にパニックになる私。この時点で、もうキレてしまった私のとった行動とは・・・?近くに置いてあった虫刺され用の「ウナコーワ」が目に入りました。もう何でもいいから、時折耳の中で感じる痛みだけは避けたいと思い、綿棒の先にたっぷりとウナコーワの液体を浸み込ませ、鼓膜付近まで綿棒をグリグリと突っ込んでみました。さすがに、何度も小指を突っ込んで外耳に傷がついたためか、耳の中がスーッとすると同時に、ウナの液体がキズに浸みて傷口がズキンズキンと痛みました。その後、耳の中の虫の動きが止まったのですが、数十秒ごとに、ガサッガサッという動きに変わりました。水を何度も耳の中に流し込んだため、耳の中で鼓膜に何らかの炎症が起きたのだろうと思い、そのまま放置して静観することにしました。その後、強烈な耳の痛みを伴うような虫の動きはなくなりました。虫刺され薬のウナコーワ作戦が成功したようです。その日の夜はそのまま寝てしまいました。

 

翌朝、起きてみると、耳の中は何となく、少しだけ違和感があるのだけれど、特別な痛みもなかったため、虫は寝ている間に耳から出て行ったのだろうと思い、そのまま仕事に行きました。その日は時間がなく病院に行けなかったため、その翌日(耳に虫が入って2日後)にクリニックに行くことにしました。クリニックに行くまでは、小指を強く耳に突っ込んだことと綿棒を乱暴に鼓膜辺りまで突っ込んだため、時々小さな痛みを感じる程度で、特に問題はなかったのですが、虫に噛まれたかもしれないので、一応念のためにクリニックに行き確認してもらいました。

 

耳鼻科クリニックでは、いつものように受付では前金制で150元(全民健康保険加入の場合)支払います。診察をしてもらった医師は、私でも分かるくらいのゆっくりと簡単な中国語で症状を聞いてきたので、私もゆっくりと耳の中に虫が入った時の状況と現在の症状を伝えました。一応一通り聴診器を当てられたり、舌、喉の奥、鼻の中を診てもらった後、ついに耳の中を確認してもらいます。耳の中を確認後、私はその医師の表情が少し変わったのを見逃しませんでした。「今から耳の中に水を入れるので首を横に傾けたまま5分間そのままお待ち下さい。」とのことでした。そして、5分間待ったあと、耳の中の水を出し、耳の中を再度確認してもらうと、その医師は目を大きくして「大きな虫が中にいる!」とハッキリと言いました。あまりにも突然のことだったので、このお医者さんは面白い方だなと、逆に私は言われたことが冗談だと思ってしまいました。

 

そして、その医師は耳の中に光を当てて、ピンセットで耳の中をゴソゴソし始めると、一瞬、鼓膜が引っ張られるような痛さを感じました。ギャー!何とピンセットから取り出されたものは、うじ虫のような茶色っぽいものでした。「マジか~!」と呟いた瞬間、その医師が「虫の胴体部分ですよ。もう死んでるからね。」と冷静に説明しながら、「まだ、いくつか虫の残骸があるからね・・・」と言い、またピンセットで耳の中をゴソゴソし始めました。そして、再度、鼓膜を引っ張られるような痛さと共に、「これは虫の頭部分ですよ。」と言いながら、「まだ、あと2つか3つあるからね。」と言い放ちました。私は、背筋が凍る思いで頭の中が真っ白になりました。そして、次に耳の穴から出てきたものは、「これは虫の羽の部分で・・・」と言われ、私は体がこわばり、表情も更に硬直しました。今起こっていることが信じられない思いでした。

 

そして、あと3つの虫の残骸が取り出せないため、もう一度水を耳に入れて5分ほど待つことになりました。そして、5分経過後、首を反対方向へ傾け耳から水を出すと、虫の残骸が1つ出てきました。その医師はピンセットで虫の残骸を再度取り出そうとしますが、鼓膜にへばりついているようで、なかなか上手く取れないようでした。何度か耳の中に掃除機のようなものを突っ込んで吸い取ろうとしたり、シャワーのようなもので洗浄しながら取り除こうとしますが、上手くいきません。そして、最終手段として、やはりピンセットで残骸を取り除こうとしたのですが、かなり奥深くこびり付いているか、突き刺さっているようで、その度毎に鼓膜が引っ張られてかなり痛みを伴います。最後に、虫の足が鼓膜に張り付いていて(突き刺さっていて?)取れないため、3日後に出直すことになりました。

 

そして、その医師からは、毎日2回耳の中に薬水を注いで、そのまま5分待機して、鼓膜辺りに張り付いている虫の足を取り除く作業をするように言われました。また、細菌などの感染防止のための飲み薬も出されました。

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クリニックに行く前は虫は耳から出て行ったと思っていたのですが、まさか虫の死骸が鼓膜に張り付いていたとは思いませんでした。思っていたよりもかなり大変なことになりました。そして、クリニックでの診察と応急措置が終わり、お医者さんに私の耳から出てきた虫は、何の虫か尋ねたところ、分からないと言われました。(そりゃ、言い難いですね)画像を見てもらえば分かりますが、茶色で頭と胴体と羽があり頭の部分には触覚が2本あります。

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(【クリック・閲覧注意】クリックすると拡大画像が出ます)

誰がどう見ても、「ゴキブリ!」でしょう。画像では分かり難いですが、推定体長は少なくても1センチくらいはあると思います。そんなに大きくない耳の穴の中に1センチ以上のゴキブリが入ってくるとは夢にも思いませんでした。(今後夢に出てくるかもしれませんが・・・)ゴキブリは人の皮膚などを噛むのですね。(たぶん)生まれて初めてゴキブリに噛まれました。しかも、耳の中の鼓膜付近を何度も!(笑)

 

そして、その夜は部屋の中に小さな虫が多く飛んでいたため、おかしいなと思っていました。寝る直前に網戸を確認してみると、案の定、網戸が1.5センチくらい開いていました。たぶん、そこからゴキブリが入ってきたのだろうと思います。皆さんも就寝前には、網戸がしっかりと締まっているかどうか、枕元には変な虫がいないかどうか、よく確認してから寝ましょう。もう今回のような恐ろしい経験は懲り懲りですよ。

 

耳の中にゴキブリと思われる虫が侵入してきて、パニックになりいろいろ血迷った行動をとり、ひとまず何とか難を逃れたという話の続報です。

急きょ診断してもらったクリニックの医師の指示通りに、初診後の3日後に再診を受けてきました。その結果は、依然として、ゴキブリと思われる足が1本だけ耳の奥に残ってしまっているとのことでした。そのため、もう一度だけ、医療用の細いピンセットで足を取り除こうとしたのですが、その虫の残骸を引っ張ろうとすると耳の奥の鼓膜と思われる部分が引っ張られる感じで非常に痛みを伴います。そのため、そのクリニックでの治療を諦め、別の耳鼻科専門医を紹介してもらいました。実は、そのクリニックでは耳鼻咽喉科も治療可能とのことでしたが、専門医ではないようでした。

 

そのため、その耳鼻科専門医であれば、専門的な医療器具が備えられているため、治療が可能だろうとの話でした。もし、その専門医クリニックでも治療が出来ないようであれば、大学病院を紹介してもらうという話もしてもらいました。とはいっても、私的には、トゲが刺さったようなものだから、放置しておけば自然と取れるだろうと思っていました。

 

そして、専門医クリニックに行き、今回も受付で全民健康保険証とともに、150元(受付費100元+部分負担50元)を支払います。診察室に入った瞬間、耳鼻科の専門医らしくすこしハイテクな機器が目に入り、今回は期待できるかなとニヤついてしまいました。今回は台湾人の妻も時間の都合が付いたので付いて来てもらい、細かい事情を説明してもらいました。そうすると早速、耳の中の検診が始まりました。

 

そして、このクリニックでは、耳の中に小形スコープを入れ、パソコン画面で耳の中を見せてもらいました。そうすると、なんとハッキリとゴキブリの脚が2本耳の内側に突き刺さっているのが確認できました。(驚)

gokiburi

(【クリック注意】クリックすると画像が拡大します)

上の画像の赤丸部分の2本と思われるゴキブリの脚が耳の内側の鼓膜付近に突き刺さっているのがハッキリと確認できました。
このクリニックの医師は少し怖そうだったので、写真を撮影してもよいかと聞けなかったです。

 

そして、先が数ミリの超小型バキューム装置のようなもので、耳の内側に突き刺さっているものを1本1本丁寧に取り除いていきます。吸い取られる瞬間は流石にチクッと痛みを伴います。多分これは、ゴキブリの脚をよく確認するとギジギザがあり、そのギザギザが釣針の反しのように皮膚に引っかかってしまうからだと思います。

 

こうして取り出された実物を見せられるとギョッとして再び脂汗が出て背筋が凍る思いがしました。そして、全て取り除いてもらった後に再度、耳の中を小形スコープで一緒に確認し、何も変なものが残っていないことを確認して、生まれて初めて経験した「耳の中にゴキブリ侵入事件」はようやく解決しました。

 

その他にも台湾で注意したい害虫たちは以下をご参照下さい。
台湾移住後の日本人が台湾生活で苦労する3種類の痒い害虫

台湾でのゴキブリとの闘いと「1匹いたら100匹いる」の真相を解明した記録は下記を参照してください。
台湾生活で部屋にゴキブリが大発生!1匹いれば100匹いるって本当!?

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