台湾の麺食の中では定番中の定番の「陽春麺」を台湾現地からレポートします。
陽春と聞くと、何だか春の暖かさをイメージしますね。
台湾に興味があり、まだ台湾旅行をしたことがない方や、初めて台湾旅行をしようと予定している方は、陽春麺と聞いても…?
ここに注目
- 陽春麺とは、どんな食べ物、どんな麺なのかな?
- 台湾の陽春麺の味は、おいしいのかな?
- 台湾の陽春麺は、どこで食べられるのかな?
- 台湾の陽春麺の値段は、いくらなのかな?
このような疑問を持った方もいるのではないでしょうか?
そこで、今回は、台湾で麺類を食べすぎて、最近は麺食を控えている私が台湾の陽春麺について、画像と併せて詳しく解説します。
台湾の麺食と日本のラーメンの違い
陽春麺の紹介の前に、一つだけ紹介したいことがあります。
それは、台湾の麺食と日本のラーメンの違いです。
これを知らずに台湾の麺類を食べると、アレッ!? 何だかイメージと違うとなってしまいます。
関連記事: 「台湾ラーメン」も「台湾まぜそば」も台湾にはないよ!「名古屋めし」だから
私が台湾と日本の麺食を食べ比べてみた結果、両方の違いは3つあると確信しました。
台湾と日本の麺文化の違いは、下記の3点です。
- 麺のスープ
- 麺のコシ(硬さ)
- 麺の量
台湾と日本の麺類のスープの違い
まず、一つ目のスープですが、台湾のスープは麺類に限らず、かなり薄味なのですよ。
関連記事: 台湾と日本で異なるスープの概念と飲み方‐スープの味が薄い理由
台湾の麺食と日本のラーメンとスープの味を比べてしまうと、たぶん5倍くらいは、味やコクが違います。
もちろん、日本のラーメンのスープのほうが濃厚です。
台湾人は日本のラーメンのスープは塩辛すぎると感じるようです。
逆に、日本人は台湾の麺食のスープはコクがないため味気なく、薄いスープだと感じます。
これは食文化の違いなので、やむを得ませんね。
以上、台湾と日本の麺類のスープの違いです。
台湾と日本の麺類のコシの違い
日本のラーメンの麺のコシ
ラーメンはコシが命じゃ!
こんな風にラーメン屋の頑固親父が言ってそうですね。
日本のラーメンの麺はコシが強いのが特徴ですね。
実際、日本で流行っているラーメン屋で食べるラーメンは、どこの店舗でもコシが強いイメージがあります。
台湾の麺食の麺のコシ
それでは、台湾の麺食の場合は、どんな感じなのか?
多くのお店で提供されている台湾の麺食の麺はコシがフニュフニャ…
それは言い過ぎですが、柔らかいと感じることが多いです。
実は、台湾には麺類といっても、小麦を原料に作られている麺もあれば、米を原料に作られている麺もあります。
そのため、全ての麺が柔らかいとは限りませんが、一般的な小麦原料の麺は比較的柔らかく感じます。
台湾の麺食の麺の量
台湾の麺食の麺の量は、一般的には、丼の大きさにより2つあり、(大)サイズと(小)サイズです。
一般的には、小サイズのモノを注文することが多いのですが、たまに大サイズの麺を注文すると、後で後悔することもあります。
お腹が空いている時に、調子に乗って、大サイズの麺を注文することもあります。
ラーメンの丼サイズに麺が溢れるほど入れられて出されます。
これくらい食べられるだろうと思っていても、7割くらい食べたあたりで、ジワジワと後悔の念が…。
残すのはもったいないというのと、食べきれずに放置して、店を出るのも申し訳ないため、私は最後まで食べ切ります。
翌日は、夕方くらいまで食欲が全くない状況になるくらい、腹持ちがいいのです(嬉しくない!)。
こんな時、どうしても食べきれずに大量に残してしまった場合は、台湾では持ち帰るのもOKです。
関連記事: 台湾の料理の持ち帰り‐レストランで飲食後のテイクアウトは当然
余談ですが、日本人はラーメンを食べる時には麺をすすって音を立てて食べます。
台湾では麺と食べる時に音を立てるには、無作法だとされています。詳しくは、「台湾の食事のマナーと習慣」をご覧ください。
台湾の陽春麺の紹介
陽春麺の由来
先にも述べましたが、陽春は陽光の陽に春だから、暖かい小春日和の麺なのかなと思っていました。
そして、台湾移住当初に、小吃店の店員に、拙い中国語で陽春麺はなぜ陽春なのかを聞いてみました。
陽春の意味の答えは「安い」ということを示していることを教えてくれました。
何だか腑に落ちなかったため、調べてみると、陽春は昔の中国で、10文銭を示す隠語だったそうです。
その隠語を用いて、10文銭の麺 → 安い麺という由来があるらしいことを知りました。
台湾の陽春麺の種類
さて、ここからが本題になりますが、台湾の陽春麺の種類は、どんなものがあるのかな?
一般的な、麺類のお店で提供されている陽春麺には、下記の2種類の食べ方があります。
- 陽春麺(湯麺)
- 陽春麺(乾麺)
湯麺はスープ麺を示しますが、日本のラーメンのような形式の食べ方になります。
一方、乾麺はスープはなく、湯通しした麺を湯切りして、その上に肉汁のタレを掛けたものになります。
つまり、湯麺はスープありの麺で、乾麺はスープなしのまぜそばのような食べ方になります。
ところが、日本のラーメンともまぜそばとも違って、具材は至ってシンプルで、具材はほんの少しだけの野菜と肉汁のみです。
そのため、お店によっては味が薄いため、店内にある調味料などで、自分で好きな味を付けて食べることになります。
味付け用の調味料には、甘辛チリソース、お酢、甘辛醤油、辛味油などです。(付け過ぎると胸焼けするため注意!)
台湾の陽春麺の味
台湾の陽春麺の味は、どうなのか?
陽春麺の湯麺と乾麺の2つを画像で紹介します。
陽春麺の湯麺(小)の画像
陽春麺の乾麺(小)の画像
陽春麺の味は上記で、ほとんど言ってしまいましたが、もう一度、陽春麺の味をまとめておきましょう。
陽春麺の湯麺は、スープの味が薄いため、初めて食べる時はあまりおススメではないです。
初めて陽春麺を食べる場合は、陽春麺の乾麺を注文したほうがよいでしょう。
乾麺の場合は、よく混ぜて食べれば、丁度よい味で食べられます。
それでも、味が薄い場合は、店内にある調味料で少し味を付け加えて食べましょう。
また、画像の例では薬味としてセロリが添えられており、爽やかな香りがしました。
台湾の陽春麺の値段
陽春麺の値段は、いくらくらいなのかな?
実際に、私がよく食べている小吃店(軽食堂)の例で画像を交えながら紹介します。
- 陽春麺(大): 50元 / 杯
- 陽春麺(小): 30元 / 杯
以上、台湾の陽春麺の紹介でしたが、皆さまは陽春麺の湯麺と乾麺のどちらを食べてみたいと思われましたか?
台湾旅行の際には、是非、台湾の庶民料理、陽春麺をご堪能ください!
関連記事: 初めての台湾旅行で絶対食べたいローカルB級グルメ20選
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コメント
私もお金がない学生時代、よく陽春麺を食べました。
具がないので、物足りなさは、有りましたね。
最近、中国語の通訳をよくやりますが、社内売上で
1日、2万円貰っています。社内なので、経費をの付け替えの感じです。
中国語を話していると、偶に無性に台湾に行きたいなと思います。
最近、ユーチューブの中国語の台湾の番組を見ていますが、
本当に、台湾でテレビを見ているように、見れるので、
便利です。語学を勉強するには良い時代です。
https://clubtaiwan.net/blog/2018/06/16/ebus/
上記のバスの記事ですが、台北から、台中、台南等に行く際、
上記の会社、快適ですね。
私も是非、利用したいと思いました
コメントありがとうございます。
陽春麺は、実は今まで湯麺のイメージが強かったのですが、乾麺のほうは味がそれなりにあり、美味しく食べられます。
私はもっと中国語の習得をがんばらねば…と思います。ずっと停滞中…。
和欣は台南方面へあるいは台南からのルートの場合は快適で良いですね。
是非、一度はご利用ください。
https://clubtaiwan.net/blog/2016/01/25/latenightflight/
上記の記事も拝読しました。
日本~台湾間往復|LCCとフルサービスキャリアの航空運賃比較
(貴重なご意見でしたので、上記記事に追記させていただきました。)
独断的なコメントで、すいません。
コメントありがとうございます。
詳細な金額まで記載いただき、分かりやすい解説をありがとうございます。
荷物が多い時はマイルでフルサービスキャリアの方がコスパが良いですね。
貴重なご意見ですので、下記記事に追記させていただこうと思います。
https://clubtaiwan.net/blog/2015/07/14/lcc-freight/
昔は、飛行機のエコノミーは、20kgまでと、
決まっていましたが、今は、JAL、ANAは、23kgが二個です
中華は、30kgです、
ジェットスターと、比べて、この差は、大きいですね
日本からの帰りは、マイルを買った航空券にしようと
思っています
コメントありがとうございます。
私がJALを利用し始めた時には受託手荷物の重量制限は23kgでしたので、日本アジア航空の時は20kgだったのでしょうね。
日本→台湾の際の荷物の梱包は一個あたり20kg以内にしておいたほうが良いですよ。
台湾の空港→台湾の自宅への台湾国内の配送(例えば郵局など)の一般荷物としての上限は20kg/個だったと思います。
ジェットスターの台北、名古屋は、予約できなくなりましたね?
撤退したのですかね?
コメントありがとうございます。
ジェットスターのことは初めて知りました。
中部国際空港HPにも8月スケジュールにありませんでしたので、路線廃止のようですね。
これで、名古屋‐台湾便のLCCはタイガーエアのみになりました。
アドバイスいただいたように、マイル購入でFSCの利用が現実的になってきました。
いま、デルタマイルを33万マイル、持っていますが、
ぜんぶ、買いまました
羽田、松山台北は、朝の便は、ほぼ毎日、
予約可能です
日本からの帰りだけでも、マイルフライトが
良いかもしれません
コメントありがとうございます。
33万マイル=4.5万マイル×約7往復分くらいですね。
中華航空は片道だけの発券は出来のでしょうかね?
スカイマイルで中華航空を使用するケースを私ももう少し調べてみることにします。
できますよ
アビオスマイルで、JAL、キャセイパシフィックも、
片道で、利用デキますよ
デルタマイルで、中華は、
17500マイルで、片道です
だから、18片道分、持っています
主に日本からの荷物が多い時に使います
ちなみに33万マイルは、30万円て、入手しましたので、
安くて、良かったですよ、
アビオスマイルも、会員ですが、 行きは、タイガーエア台湾、帰りは、キャセイパシフィック過、JALで,使えますよ
必要マイルは、7500台 名古屋です
アビオスマイルは、東京にすると、片道10000マイル必要なので、
東京の時は、中華と決めています
アビオスマイルは、いつでも、45000マイルが107000円くらいで、売られています
名古屋の場合はアビオスマイルのJALの利用が良さそうですね。
アビオスマイル 台北から名古屋 片道 7500マイル
スカイマイル デルタマイル 台湾 全ての日本の空港 片道 17500マイル
往復は、この二倍が必要です
スカイマイルは何往復分かありますが未だに使ってません。
中華航空で使いたいところですが、中華航空のHP>>こちらを参考にすると、45000マイル~が必要とあったため、どうなのかなと思いました。
デルタマイルは、デルタのホームページから、
予約しますよ
乗るのが、大韓航空でも、チャイナエアラインでも、
スカイチームに、デルタマイルで乗る時は、、
デルタのホームページですよ
コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、デルタのスカイマイル利用の時はデルタHPからの予約でした。
勘違いしていました。
ご指摘ありがとうございました。
今後は、LCCの価格とマイル購入の両方を比べながら、コスパの良い飛行機の使い方を考えていきます。
https://ja.delta.com
ここから、台湾 日本の
デルタマイルを使った予約ができます
会員でなくても予約できますので、
試してみてくださいね
https://www.china-airlines.com/jp/jp/member/redeem-airline-miles/skyteam-partners/ticket-awards-skyteam
上記は、DFP チャイナエアラインのダイナスティー会員がチャイナエアラインの
マイルを使って、スカイチームの航空券を予約する時の規定ですよ
2個 日本から持ち帰った時は、空港から、送るのが
よいですね、
一個、20kg,ありがとうございます