農業素人である私が台湾でバナナの苗からバナナの実を収穫することが出来るかを実践してみるという企画で、このプロジェクトを始めたのが、2013年の5月のことでした。
30センチ程度のバナナの苗から始まった鉢植えの植栽から7ヶ月間の記録は、下記の前編をご覧ください。
台湾の春の訪れと共にバナナの樹が急成長|2014年4月
台湾でバナナを栽培するためのテストケースとして1本のバナナの苗を育てています。
(実は他にも何本かのバナナの苗を知人から譲り受け鉢植えしています)
バナナの苗を育て始めたのが2013年5月頃です。
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隣の駐車場からバナナの苗を引っこ抜いてきて、バナナを育て始めて約11ヶ月程度の期間が経過しました。
その後どうなったか?
現在のバナナの樹がこれw
バナナの樹丈は私の身長を、はるかに超して2.5メートルくらいになりました。そして、根元に注目すると、細い子株が成長しています。(右の画像)
さらに、根元をよく観察すると根元の幹の太さは約25センチくらいまでに成長していました。
これくらい、しっかりとしたベースが出来上がれば、今後暖かくなり雨がよく降る季節になると急成長することでしょう。
まだ、今年は子株から育てて2年目で1年も経過していないため、結実することはないのでしょうが、1年後の来年あたりは3年目になるのでバナナの収穫ができるかもしれないと思うと本当に楽しみです。
バナナ栽培を始めて1年後の夏場にバナナの樹が急成長|2014年6月
台湾でバナナの苗を植えて苗を成長させて、最終的にバナナを収穫できるか?
バナナ栽培が可能かを確認するためのプロジェクト報告です。
2013年の5月にバナナの苗を植えて以来、約1年が過ぎました。
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そもそもなぜ、バナナ栽培を始めたのか?
それは、日本で生活していた時に遡ります。日本の私の実家では、誰かがどこかからバナナの苗を貰ってきて、いつしか植えられていたのですが…
元々、バナナは南国フルーツのため、1年の内、四季がはっきりしていて、冬の時期が長く気温も非常に低くなるような日本では結実することはありませんでした。
日本ではバナナも夏頃になると花のようなものが咲くのですが、その後、秋になると気温が下がり温度が足りないためか、最終的には結実することは一度もなかったわけです。
そのため、台湾に移住した時には必ずバナナを苗から育ててみようと考えた訳です。
夏になりバナナの樹がたった2ヶ月で急成長
そして、現在のバナナの樹はどうなったか?
樹丈は約4~5メートルくらいに空高く成長しています。
たった1年間だけで、これほどまで大きく成長するとは思いませんでした。
台湾ではこの時期は、気温が急激に上昇する時期でもありますし、雨が降ったり日が差したりして、バナナのような南国フルーツが成長しやすい季節でもあります。
そして、先回の成長記録でも触れた子株はどうなったか?
もう何本の子株があるのか分からないくらい、先を争うように複数の子株も急成長しています。
株分けしてあげたほうがよいのか、しばらく様子を見ようと思いますが、もし株分けした場合は、来年の同じ頃には、これらの子株は、再び5メートルくらいに成長して、更に子株を増殖させることになるのでしょう。
今年はまだ、結実しないだろうけど、少しずつこのプロジェクトが現実味を帯びてきたので今後が楽しみです。
ついに植栽後1年3ヵ月後の夏に小さなバナナの実を発見!|2014年8月
先回の報告は2ヶ月くらい前の6月でした。あれから更に2ヶ月が経過してバナナの樹に大きな変化がありました。
バナナの苗から育て約1年3ヵ月後のバナナの樹の状態は下の画像のようになっています。
このスペースだけ熱帯雨林気候のような雰囲気を醸し出しバナナの樹が密集しています。現在のバナナの樹はおよそ6メートル以上はありそうです。
そのバナナの樹をじっくりと観察してみると、大きな変化を見つけてしまったのです。このバナナの樹の後ろ側に回ってみると…
なんと!!小さなバナナの実が結実していました!!
我ながら本当にびっくりしました。
昨年の5月には、約30cmくらいの小さなバナナの苗が成長して、実を付けるまでになりました。
何か、自分の子供が孫を産んだ時にはこのような気持ちになるのであろうと妄想してしまいました。
このバナナの実を観察しながら、本当に感慨深い思いです。
そして、バナナの実が大きくなるには、以下のモノ(花のつぼみのようなもの)を切り落とさないといけないようです。
農家の人に教えてもらったのですが、この皮を剥いて中にあるものを食べることもできるそうです。
南国の台湾では素人でもバナナを栽培することができるのですね。
もしかして、戦後、台湾で初めてバナナを栽培してバナナを作り、収穫した日本人になれるのではないかなと思います(笑)。
このままいけば、私は、戦後台湾でバナナを初めて栽培した日本人ということで歴史に名を残す日も近そうです。
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バナナの実が少しづつ大きく成長する|2014年10月
まだ日本にいる時に台湾に移住したら南国のフルーツを栽培するというのが、私のひとつの目標でした。
その目標の1つである「バナナを苗から育てて収穫する」ということをもう少しで叶えられそうです。先回バナナの成長報告をしたのが2ヶ月以上前の8月上旬頃でした。
その時から時間が経過し、10月になり、結実したバナナの小さな実はどうなったか?
まずは、バナナの樹からご紹介します。
このように立派に天高く樹も葉っぱも大きく成長を続けています。
そして、肝心のバナナの実はどうなったか?
暗くなった夜撮影したため街頭の光でライトアップされていてきれいかなと思ったのですが、そうでもなかったですね。
そして、翌日、改めて、写真を撮影しました。
バナナが少し太く大きくなっているのが分かりますが、もう少し大きく成長しそうですので、このまま見守りたいと思います。
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そして、その後・・・バナナを収穫して試食しました。
関連記事:台湾でバナナ栽培に挑戦プロジェクト|【前編】2013年5月~11月
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