海外駐在する際、家族がいる場合は単身で赴任すべきか、家族を帯同すべきか、それぞれのメリットとデメリットをまとめましたのでレポートします。
時々、海外駐在予定の方から海外駐在についてのご相談を頂くことがあります。その際、最も初めに決めなければいけないことは、家族のことでしょう。
そこで、家族を持っている方が、海外駐在員として海外へ赴く場合には、単身赴任か家族帯同のどちらを選択すべきかを考えてみます。
海外駐在と家族に対する企業の考え方の過去と現在
一昔前は、海外駐在をすることになった場合、大規模企業が多く、家族を帯同して駐在することが多かったようです。
ところが近年は、企業の海外展開がどんどん進み、中堅企業や中小企業の海外進出も一般化しています。このようなご時勢の中で、海外駐在に家族を帯同するしないは駐在する本人次第、あるいは原則的には海外駐在は単身赴任という企業も増加傾向です。
単身赴任のメリットとデメリット
メリット
会社にとって単身赴任という形態での海外駐在は、家族帯同に比べて赴任支度金、引越代、住居費など会社負担費用が抑えられることが、最も直接的で大きなメリットでしょう。
一方、海外勤務をする本人にとって、家族と遠く離れて生活することになるため、寂しい暮らしをすることになるかもしれません。その一方で、人によっては自由で気楽に仕事に専念できるというメリットも考えられるかもしれません。
デメリット
会社にとっては、単身(赴任)手当として国内支払手当が必要になるため、人件費の負担が重くなります。また、海外勤務する者の素性によっては女性問題の要因や不倫を引き起こす可能性が増すことも考えられます。
それでは、海外勤務者にとって、どのようなデメリットがあるでしょうか? 特に大きな問題があるわけではないですが、身体と心の健康管理をしてくれる家族が身近にいない状況になります。
そのため、心身ともに自己管理ができる方でなければ、健康を害すことになったり、仕事の負担が重い場合は精神的に負い込まれることが考えられます。
家族帯同のメリットとデメリット
メリット
海外勤務者にとっては、家族と外国での暮らしを一緒に経験できるという点では、家族の絆が深まると考えられます。もし夫婦二人だけではなく、子供がいた場合はどうでしょうか?
子供に海外での異文化経験を積ませることができ、将来の成長過程で視野が広まる切っ掛けになることでしょう。また、海外で現地の社会に溶け込んでいけば、外国語習得をするには絶好の機会となることでしょう。
デメリット
家族帯同の場合、会社にとって、子供の教育費や家族手当などの特別手当の会社負担が増えるというデメリットが考えられます。
一方、海外勤務者にとっては、異文化体験や外国語習得という面ではプラスに働く面も多くありますが、海外での教育事情によっては子供の学力などに関して不安を感じる方も多くいるかも知れません。( ⇒海外在住中の小学生・中学生には通信教育がおススメ)
海外勤務者の仕事が激務で海外でも出張などが多い場合などは、日本に居住している場合よりも家族が孤独を感じようになり、精神的に不安定になることが考えられます。さらに、家族や配偶者が海外生活に前向きでなく嫌がっている場合は、特に注意が必要でしょう。
まとめ|私なら単身赴任か家族帯同か?
海外生活に慣れている方が海外駐在をする場合と、慣れていない方が海外駐在をする場合では異なる状況が考えられますが、一般的に考えられる単身赴任と家族帯同の場合に分けてメリットデメリットを考えてみました。
会社側から考えると、単身赴任での海外駐在は会社負担が軽くなるため、理想形と考えられますが、海外勤務者を家族も含めて考えるような会社の場合は、多少の会社費用を負っても、家族帯同での海外駐在が理想形になるのではないでしょうか。
実際に家族で海外で生活する者として、特に精神的に家族に助けられたことを考えると家族で海外駐在をした方が、総合的に考えるとメリットが多いような気がします。
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コメント
ビジネスクラスとエコノミー
昔、会社で航空券を買ってもらった時、
偶にビジネスクラスに乗りました。
でも今回、高雄に行ってみて、お金を掛けるべきは
ホテル、食事だと実感しました。
本当に楽しかったです。
上手く言えませんが、夢の時間で、元気を貰いました。
少しだけ、台湾で改めて感じた嫌な所は、バスの運転が荒い、
出来ればMRTだけにしたい。
道を渡るのが怖い。何年住んでも同じ。
バイクの排気ガスがとても苦痛、何年住んでも同じ。
高雄の街の素晴らしさを感じました。
コメントありがとうございます。
道を歩くのが怖いのは、私も同様です。
基本的に、歩行者用に道路が整備されていませんね。
私も排気ガスにも慣れません。
子供がいる家族にとっては一生を暮らす場所には適していない気もします。
それらを差し引いても、プラスになるのが台湾の暮らしかもしれません。