台湾への旅行でツアーと個人旅行‐あなたはどっち派?

台湾旅行ブームと言ってもよいくらい、日本からの観光客が多くなってきました。皆さんは、どのような旅行が好きですか?

と言うのも、ひとえに旅行と言っても、格安ツアー的な旅行会社が企画するパック旅行もあれば、航空券からホテルの予約まで全て自分で手配する個人旅行がありますね。

なぜ格安パックツアーは低価格なののか、個人で手配するよりもずっと安い値段で旅行が出来てしまうのでしょうか?

そんな疑問に答えながら、格安ツアー旅行と個人旅行の違いやメリットとデメリットを炙り出しながら、どちらの旅行が合っているのか、の一助になればと考えました。

 

そこで、今回は格安パックツアーと個人旅行の違いを知るために、ある旅行者の格安パックツアーの実状を検証してみることにしました。

台湾旅行3日間格安ツアー12,900円という激安ぶり…、本当にそんな低価格で2泊3日の旅行ができるのか?

可能な限りネット上に掲載されている情報を検証してみました。(実証してみた訳ではないよ)

 

検証してみた格安パックツアーの概要と詳細

旅行代金:12,900円 2014/5/13(火)発
燃油:旅行代金に含まれています(別途諸税)

 

格安ツアーの概要とキャッチコピー

概要とキャッチコピーは以下のようでした。

【燃油込み】売切御免 スクート航空利用
★フリーまたは市内観光から選べる滞在★
朝食付き
台北3日間
【ニューワールドホテル】

出発地:成田
到着地:台北
航空会社:スクート
ホテル:ニューワールドホテル
旅行会社:株式会社H●S

 

格安ツアーのポイント

下記は格安ツアーのコースのポイントの抜粋

◆スクート航空指定コース
シンガポール航空系列のLCC(ロー・コスト・キャリア)。
お帰りは早朝発のため、お迎えも早く慌しくなりますが、基本的な出発は早めなので到着日から滞在をお楽しみ頂けます♪
※毎週金曜日は出発時間が遅くなります。
※無料の機内食サービスは付いていません。

◆◆2日目の滞在プランをお選び頂けます♪◆◆
【プラン1】フリープラン(昼食なし)
【プラン2】台湾料理の昼食付き 充実の市内観光

◆朝食付きでお得♪
※最終日はホテルのご出発が早いため、朝食はお召し上がり頂けません。

■H●Sの現地支店が24時間安心の日本語サポート!

 

格安ツアーの1日目のスケジュール抜粋

スクート航空TZ201便で、空路、台北へ、台北着後、免税店に立ち寄り、ホテルへご案内します。

<<往路フライトスケジュール>>
※出発日により異なりますのでお申し込み前にご確認下さい。
※下記は2014年03月19日時点での予定です。航空会社側の都合や天候により予告なく変更になる場合がございます。予めご了承下さい。

●3月中、4月以降の金曜日以外
成田発(11:50~12:10) → 台北(14:20~14:45)
●4月中の金曜日
成田発(13:55) → 台北(16:30)
●5月以降の金曜日
成田発(16:10) → 台北(18:40)

行き・帰りの送迎を利用しないお客様のご予約は承りません。予めご了承下さい。
台北到着後及び出発の送迎時に最大1箇所の免税店へご案内させて頂くことが条件となります。
上記回数には、休憩所・レストラン・観光施設等に併設された土産物店や販売コーナーは含みません。尚これは土産物店入店や土産物品の購入を強制するものではありません。
※時間の関係上、免税店・土産物店にご案内できない事もありますが、この場合は旅程保証の変更補償金の支払い対象とはなりません。

 

格安ツアーの2日目のスケジュール抜粋

滞在プランをお選び頂けます♪
【プラン1】フリープラン(昼食なし)
【プラン2】台湾料理の昼食付き 充実の市内観光へご案内

<市内観光スケジュール>
8:00頃ホテル発⇒行天宮⇒お茶セミナー⇒総統府(車窓)⇒中正紀念堂⇒台湾料理の昼食⇒忠烈祠⇒故宮博物院⇒足つぼマッサージ(体験料別途)⇒16:30~17:00頃、土産店にて解散

※交通事情により順序変更の場合がございます。
※故宮博物院は約1時間の自由行動又は約30分のガイドによる案内+約30分の自由行動となります。ガイドからの説明に従って下さい。サンダルでの入場は不可となります。
※ショッピング、お茶セミナー、土産物店ではお時間を頂きます。また観光途中に写真を撮らせて頂く場合がございます。予めご了承下さい。

その後自由行動。

☆ご希望を「ご要望欄」へご記入下さい。
※ご記入がない場合はフリープランにて手配いたします。予めご了承下さいませ。

 

格安ツアーの3日目のスケジュール抜粋

現地係員と共に空港へ
※正確なお迎え時間は1日目の台北到着後、往路送迎スタッフよりご案内いたします。

スクート航空TZ202便で、台北(06:30~06:50)発→空路、成田へ
成田(10:40~11:00)着

着後、各自解散となります。

※お帰りの送迎車はフライトの2時間前には空港へ到着するようお客様をお迎えにあがります。そのため、ホテルを出発する時間はとても早くなることが予想されます。予めご了承下さいませ。

 

格安ツアー詳細・催行条件・注意事項など抜粋

出発地:成田

最少催行人数:1人

添乗員:なし(現地係員が対応)

現地空港税:含まない

食事回数:朝食:1回 昼食:0回 夕食:0回

航空会社:スクート(TZ)指定

マイレージ:未定(決定航空会社にお問合せください)

座席:エコノミー

備考
■最少催行人数:1人(※1人部屋利用時別途追加代金必要。相部屋不可。)
■減延泊:不可(他日程の商品もご用意しております。お問い合わせ下さい。)

 

格安ツアーの料金備考

表示代金は原則として、大人2・3名1室利用時の料金となります。但しコースによっては1室に3名以上利用が承れない場合があります。スタッフまでお問合せ下さい。■ご契約成立後にツアー代金の変動があった場合でも、新料金の適用は致しかねますので予めご了承下さい。■子供割引代金:設定なし■幼児代金の適用条件(ご帰国時2歳未満のお子様で航空機座席・ベッドを利用しない場合。燃油サーチャージは不要となります。)別途、国内および海外空港諸税が必要になります。■適用期間内でも満席になり次第、販売終了とさせて頂きます。適用期間内に満席にならない場合は適用期間終了後も継続して販売をすることがあります。■ご希望の出発日によっては、旅行代金が掲載されていてもお申し込みが受けられない場合がございます。■旅行代金の他に、国内及び海外空港諸税が別途必要です。■1人部屋追加代金:16500円■幼児代金:18000円

 

上記の台湾格安ツアーの価格は2泊3日で12,900円です。

パックツアーの料金とはいえ、あまりの激安価格のため違和感を感じます。

そこで記載内容をすべて読んだ上で、気になった部分を赤字にしました

重要な部分を下記にまとめました。

  1. 土産物店・免税店へ行くことが条件のようです。
  2. 観光途中での写真撮影」・・・気になりますねぇ~
  3. 基本的には2名様以上での申し込みが必要のようです。(1人1室利用の場合プラス16,500円必要)
  4. 上記旅行料金に加えて、各空港での空港利用料金が別途必要

おそらく、お土産屋さんにお客さんを連れて行くことで、旅行会社はマージンを頂いているのでしょう。

撮影された写真は何に使われるのでしょうか?気になりますねぇ~。

宿泊予定のニューワールドホテルは個人で手配すると、約7,200円/泊・室でした(調査時点)。

2泊で14,400円ですが、2人で1室利用ですので、1人当たり約7,200円です。

ホテル料金も航空料金だけでも、個人手配の場合は12,900円では収まりません。

このあたりは、何らかの旅行会社とホテルとの特別な契約があるのでしょう。

そして、旅行会社と航空会社(LCC)ともバルクで座席を囲っているのでしょう。

最終的に赤字を被るのは、どの業者なのでしょうか(それともトータルでは赤字にはならない仕組みになっているのでしょうか)。

このツアーで航空会社はバルクで、座席を販売すれば赤字になることは考えにくいです。

企画する旅行会社も最初から赤字になることを前提に、ツアーを組まないでしょう。

となると、ホテルか?となりますが、旅行会社とホテルの年間契約があれば、赤字前提でホテルも契約を結ばないでしょう。

となると、土産物店・免税店が最後に残ります。

顧客であるツアー参加者が土産物店で何も購入しなかったら、土産物店がマージンを支払うだけになります。そのため、土産物店は必死に土産物を営業する訳ですね。

そして、そこに連れて行く業者もお客さんが土産物を購入すれば少しはバックマージンがありそうです。そんな仕組みになっているように感じます。

 

個人旅行のメリットとデメリット

それでは、個人旅行の場合はどうなのか?

航空券、ホテル、現地の交通、など全て自分で手配することになります。

しかも、航空券はLCCであっても、キャンペーンなどがない限り、往復料金で2万円くらいは掛かることでしょう。

そして、ホテルに関しても、個人で宿泊予約をすれば、上述の通り、一泊7,200円の宿泊料金が掛かります。

合計すると、35,000円程度にはなりますね。それに加えて、現地での交通費用も必要になります。

それを考えると、格安パックツアーの価格は圧倒的に安く、魅力的に感じます。

ただし、個人旅行の魅力はあらかじめスケジュールが決められているわけではないため、自由に行動できます。

もちろん、お土産屋ねどや観光スポットへも好きな時間に好きな場所へ行くことが出来ます

個人旅行のメリットとデメリットをまとめると、メリットとしては旅行中は自由な行動が出来ること。

逆に、デメリットは個人旅行の場合は旅行費用が比較的高くなることになりそうです。それと、旅行に慣れてない方はあまり楽しめないかもしれませんね。

 

まとめ:格安パック旅行と個人旅行の比較検討

格安パック旅行と個人旅行の比較をすると、下記のようになりそうです。

格安パック旅行は文字通り、圧倒的に旅行費用が安く済むのに対して、個人旅行は費用が比較的高くなります。

一方、旅行中のスケジュールに関しては、格安パック旅行は旅行会社の企画通り、宿泊するホテル、食事をする場所、そして何よりもお土産屋へのご招待まで時間を制限されてしまいます。

それに対して、個人旅行の場合はいつでもどこへでも自由に気軽に行動できることが最大のメリットになります。

 

あなたは、格安パック旅行で旅行をするタイプですか、個人旅行で旅をするタイプですか、どちらもメリットとデメリットがあります。

そのため、自分に合った旅行のスタイルが最も旅行を楽しむコツだと思います。是非、自分のスタイルで台湾旅行を楽しんでください。

 

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