10月の台湾では、どのようなフルーツが食べられるのだろうか?
台湾の果物と聞いて頭に浮かぶのは夏の果物かもしれませんね。
ところが、台湾でも秋の時期が近づくと、秋のフルーツが店頭にたくさん並びます。
それだけではなく、実は台湾は北部と南部では気候が異なるため、10月になっても南部では夏そのもの。
そのため、10月の時期でも日本では夏のフルーツと思われているものでも店頭に並んでいたりします。
そこで、今回は実際に私が食べたことがある台湾の10月の果物を紹介します。
台湾ならではの南国フルーツは下記記事でもまとめていますので、合わせてご覧ください。
柿
日本では、秋の果物を最も象徴するのが柿かもしれませんね。
台湾でも、10月頃になると柿の出荷が多くなります。
そのため、10月には常に、スーパーや果物屋の店頭に柿が並べられています。
最も多く見かける下記の品種は「富有柿」になります。
その他にも渋柿のような形をした「台湾水柿」という品種も見かけます。
梨
梨も秋の果物としてよく知られていますね。
台湾では、夏の時期から梨の出荷が始まり、店頭でもよく見かけます。
とは言うものの、やはり梨の旬の時期は台湾でも秋の時期のようです。
と言うのも、10月ころになると店頭での数量も多くなり、価格も安くなります。
台湾でも幸水や20世紀梨という品種を多く見かけます。
その他の品種では、少し形が大きい台湾水梨という品種もあります。
釈迦頭(バンレイシ)
バンレイシは釈迦の頭のようにボコボコした形状で緑色の外皮の果物です。
釈迦頭の味は砂糖を食べているかのように甘いのが特徴です。
釈迦頭の果肉はクリーミーな食感で豆腐のように柔らかいのが特徴です。
甘い果物が好きな方は台湾の釈迦頭のファンになること間違いなし!
文旦(ザボン)
文旦はほのかな甘みと酸味が特徴のとても水みずしい柑橘系のフルーツです。
外見を見ると、形状は赤ちゃんの頭くらいあるくらい大きいのですが…。
外皮がとても厚いため、皮を剥いてみると、それ程大きくはないので拍子抜けするかもしれませんね。
夏みかんやハッサクほど酸味が強くなく、甘さも程々なため、とても食べやすいフルーツです。
旬の時期は初秋ころからですが、夏の終わりくらいでも店頭に並んでおり、10月末頃になると品数が少なくなります。
関連記事:文旦(柚子)は秋の台湾フルーツの定番|ザボンとゆずとの違いは?
パパイヤ
台湾に住んでいるとパパイヤは、一年中、店頭で見かけるイメージですが…。
実際には、店頭に並び始めるのは春から秋の時期くらいまでのようです。
パパイヤは外皮が緑色から黄色に変わり、オレンジ色に変わり始めた頃が食べ頃です。
店頭に並んでいるパパイヤは緑色や黄色っぽい色のモノですので、常温で追塾してから食べましょう。
関連記事:台湾でパパイヤ栽培を!種蒔き~幼苗の成長までの記録【前編】
バナナ
台湾ではバナナも一年中食べられる果物です。
とは言っても、バナナの品種多く、バナナの旬の時期は品種によっても異なります。
一般的には、春から秋の時期がバナナの旬の時期のようです。
関連記事:台湾のバナナの種類と特徴|現地の値段は安いって本当!?
ドラゴンフルーツ
ドラゴンフルーツは春先から10月末頃までは常に店頭に並んでいます。
果肉が白色の品種と赤色の品種がありますが、どちらの品種も10月には食べ頃です。
台湾の秋の時期に旅行をする方は日本ではあまり食べられないドラゴンフルーツを食べてみて下さい。
関連記事:台湾のドラゴンフルーツの旬の時期はいつ?火龍果の【実食レポート】
パッションフルーツ(百香果)
パッションフルーツは中国語では百香果と言いますが、その名の通り、甘酸っぱい香りが非常に強いのが特徴です。
夏の時期からずっと店頭で並んでおり、秋になってもまだまだ健在の果物になります。
パッションフルーツの食べ頃は黒っぽい紫色の外皮にシワが出始めた頃です。
詳しくは下記記事をご覧ください。
関連記事:台湾のパッションフルーツを食べた!旬の時期はいつ?【実食画像】
楊桃(スターフルーツ)
スターフルーツとは星の形をした面白いフルーツです。
ところが、スターフルーツを食べてみるとあまり特徴のない果物だと思うかもしれません。
特に甘いわけではなく、味と食感の感じから果物というより野菜に近いと思うかも知れませんね。
台湾では「楊桃汁」というスターフルーツを原料にしたジュースが販売されていたりします。
こちらも、甘い味+塩味+酸味…、微妙な味を楽しむことができます。
秋の時期の台湾旅行の際には、是非、スターフルーツの表現しにくい味をお楽しみください。
グアバ
台湾では一年中、店頭に並んでいるフルーツがグアバです。
夏の時期の方が値段が安い感じですが、秋の時期でも相変わらず店頭の一部を占拠しています。
グアバを食べる時には、やはり梅の粉(酸梅粉)を付けて食べるのが台湾スタイル。
関連記事:台湾の梅の粉(梅粉)は美味しい?いろんな果物で【実食】した結果
関連記事:台湾でのグアバの旬の時期はいつ?美味しい食べ方も紹介します
スイカ
日本ではスイカと言えば、夏のフルーツの代表格ですね。
ところが、台湾では10月になってもスイカが店頭で並べられています。
台湾は北部と南部では気候が異なるため、10月でも南部では夏の気候。
そんなわけで、10月になっても、美味しいスイカが食べられます。
ただし、10月末頃になると、さすがに店頭での出荷量は少なくなりますね。
パイナップル
パイナップルもスイカと同様に、夏の時期が旬の時期ですが、10月でも食べられます。
10月になると、品種も店頭での数量も少なくなりますが、まだまだ美味しいパイナップルが食べられる時期です。
関連記事:台湾産パイナップルの特徴と旬の時期‐美味しい鳳梨を食べてみた!
まとめ
以上、台湾の10月が食べ頃の果物を、実際に自分が食べたことがあるものを中心に挙げてみました。
実際には、この他にも台湾ではいろいろなフルーツが楽しめますが、特に海外から輸入されている外国産の果物を除いています。
つまり、台湾産フルーツに絞って、台湾の10月に食べられるものを紹介してみました。
もし、10月に台湾旅行をする場合は、果物屋や食品スーパーなどを覗いてみて下さい。
きっと、おいしそうな果物がたくさん見つかるはずですが…食べ過ぎには注意しましょう。
台湾旅行の際の10月の気温や気候は、下記記事をご確認ください。
コメント
日本だと、果物が高くて、たまにしか、
食べられないですね
彎生回家で、台湾は、楽園だと言っていた
老人の方がいました、
豊かな台湾の果物がそう感じさせるのでしょう
コメントありがとうございます。
日本の果物の価格は高いですね。
台湾の果物の価格もそれほど安くはないですが…。
スーパーなどで購入しないで、伝統市場で購入すると安く買えます。
もっと安く買う方法は軽トラックなどで販売している路上販売です。
スーパーの値段の1/5~1/10くらいの値段で買える果物もあります。
定期的に出稼ぎに来るお爺さんやお婆さんと仲良くなっておくと、果物が安く購入できますよ。
ありがとうございます。
面白いですね
たぶん、このやりとりを見て、ほっこりされている読者が
いると思います