【台湾の菱角】黒色で不気味な形をした食べ物の正体と旬の時期を紹介

菱角とは何？

菱角とは、どのような食べ物なのか？

菱角は日本にはありませんが、日本語では「ひしかく」と呼ぶのが正しいのでしょうか。

中国語ではピンイン発音で［Língjiǎo］となり、日本語のカタカナ発音では「リンジャオ」に似た発音になります。

菱角は池や沼などに繁殖するヒシ科の水生生物の果実で水中に「ひしの実」をつけます。

収穫前の菱角は緑色をしていますが、熟して収穫時になると赤っぽい黒色になります。

水中に結実する落花生のような感じですが、食感は落花生とは少し異なります。

菱角を4つ並べたら、面白い顔が出来上がりました（笑）。

 

菱角の旬の時期と産地

台湾の菱角の旬の時期はいつなのか？

台湾では菱角の旬の時期は9月～11月頃とされています。

私の実感としては10月頃になると、伝統市場や大型ショッピングセンターの惣菜売り場などで販売され始めるイメージです。

台湾での菱角の産地は台湾南部の都市で台南や高雄が有名です。

と言うのも、菱角の栽培に適した温度は25度～36度とされています。

そのため、気温の高いエリアが適しているということなのでしょう。

 

菱角の食べ方

菱角は生のままでは食べられないため、蒸したり、茹でたりしてから食べることになります。

一般的には、店頭で並べられている菱角は既に火を通して食べられるようになっています。

黒色の外皮はとても硬く、例えて言えば、栗の皮くらいの硬さです。

そのため、初めて菱角を食べる人は食べ方に苦慮するかもしれませんね。

それでは、菱角の食べ方を2つほど紹介します。

一つ目は、菱角の上半分の外皮を歯でもぎ取る感じにすると、上手に外皮が外れます。（上手く外れないこともあるけどね）

2つ目の方法は包丁で左右に真っ二つに切ってしまいます。

それから、爪楊枝などでサザエなどの実をえぐり出すようにするとツルッと上手に実が取り出せます。

特に味をつけないで、そのまま食べてもおいしいです。

というか、塩などをつけて食べることはありません。

菱角の実の断面を知るために半分に切ってみました。

 

菱角の味や食感

それでは、菱角の味はどのような感じなのか？

菱角の味を例えると、栗のような、茹でピーナッツのような、味の薄いサツマイモのような感じです。

形容詞を使って味を表現すると、僅かに甘みがあり、苦味も酸味も渋みもなく、栗と比べると癖がないため、とても食べやすいですね。

外皮を取り除くと、白色のツルッとした実が特徴的です。

菱角の実を一口でモグモグすると、ホクホクとした食感がたまりません！

 

菱角のカロリー

菱角のカロリーはどれくらいなのか？

太りたくないダイエット系女子にはカロリーも気になるところですね。

一顆菱角約9～10公克重，100公克有10～11顆菱角，熱量約110大卡

（引用元：https://www.ttv.com.tw/lohas/）

上記の資料を参考にすると、菱角のカロリーは下記の通りになります。

 

台湾の菱角の値段

台湾の旬の時期の菱角の値段はいくらなのか？

実際に、私が購入した例をもとに、台湾での菱角の店頭価格を画像を交えて紹介します。

台湾での菱角の値段は下記の通りでした。

1個あたり12円くらいですね。（為替レート：3.6円/元）

 

まとめ

最後に、台湾の菱角についてまとめておきます。

秋の時期に台湾旅行をする際には菱角を食べてみて下さい。
秋の時期の台湾の気温や気候は下記記事をご覧ください。

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