当サイトで使用している画像を無断で使用されました。
さらに、間に第三者に入ってもらい、その画像を使用したサイト運営者に連絡を入れてもらったのですが、画像は削除されたのですが、他から拾ってきた画像に差し替えられていました。
そして、その後も今までのところ一切の謝罪はありません。
当サイトの引用や転載のガイドラインと方針
当サイトの引用や転載に関するガイドラインはこちらで明示してある通りです。
つまり、ポイントをまとめると、下記の通りとなります。
- 引用する場合はリンク(follow属性)を貼る
- 転載は事前承諾が必要
- 加筆転載やリライトは許可しない
- 写真(画像)の転載は有償(3万円/枚)で販売
- 写真(画像)の無断転載は(5万円/枚)の請求
上記のように掲載してあるにも関わらず、某サイト(以下、相手または相手サイト)に無断で使用されてしまいました。事前に連絡をしてくれ、リンク(follow属性)を送るなどの対応をしていただければ、引用や転載を許可していないわけではありません。
正直言って、無断転載されたサイトの記事を見た時には、ビックリしましたが、それなりの対応をとってくれていれば、特に腹を立てることもなければ、怒りが込み上げてくることもなかったはずですし、このような記事を書く必要もなかったことでしょう。
画像の無断使用を発見するまでの背景
当サイトのある画像(今回問題にしている画像とは別)が掲載されているという読者様からの連絡があり、確認したところ、無断で掲載されていました。
その時は、相手側も迅速に記事の削除をし、謝罪のメールも頂いたため、そのまま損害賠償などの請求は見送りました。
自分の知らないところで画像の無断使用という問題が起きていることを受けて、画像が他にも無断で使用されているのではないかと考えました。
そして、検索してみると、こちらのサイトで「自分のサイトの画像に直リンクしているサイトを見つける方法」という記事がありました。
当サイトで使用している私が製作した画像が何枚か表示されました。ただし、直リンクはされていないようでした。
そして、画像が無断使用されているページに飛んでみると、そっくりそのまま画像は掲載されていたことにビックリしました。
具体的に画像はどのように見つけられたかを実践してみましょう。グーグルやYahooの検索窓に下記のように、ドメイン名(当サイトの場合)を入力し、検索種別を画像に切り替えます。
http://clubtaiwan.net -site:http://clubtaiwan.net
そうすると、引用・転載されている画像がたくさん出てきます。ただし、当サイトで使用していない画像も表示されています。表示された上位の画像のみ、当サイトで掲載している画像です。
まだ、無断使用されている画像(グラフ)が表示されていますね。この画像をクリックすると、画像の下にアドレスがあり、転載されているサイトに飛ぶことが出来ます。
画像や記事を無断使用された時にすべき手順
頭に血が上りカーッとなり、軽くテンパリながらも、自分で自分を落ち着けるため、コーヒーを入れるために、その場を立ち去り、どうするか冷静に考えました。
分からない時は取り敢えずネット検索です。「画像 パクリ 対応」「記事 無断使用 被害」などのキーワードで検索すると驚くほど多くの情報が出てきます。
例えば、Web Shuhuさんのこちらの記事などを参考に「盗用サイトを法的に訴える場合の手順」を検討し、どうすべきか考えました。
直ぐにできることとして、違反サイトのドメイン情報を確認することと、ウェブ魚拓で無断使用の証拠を残しました。(ただし、テンパッてたため全ての記事の魚拓は取ってないかも?)
ところが、上記の場合は記事を丸ごと転載されパクられた場合の対応方法です。私の今回のケースは画像を無断使用されただけですので、少し状況が異なります。
そこで、もう少し画像盗用に関連する情報を収集するため、「画像 無断使用」などのキーワードで検索してみたところ、Ariga Masahiroさんの写真を無断使用されたので、使用料金をご請求申しあげた件【著作権裁判まとめ】という記事が目に留まりました。
プロの写真家の写真1枚が無断盗用され、裁判をした結果、「損害賠償12万円+慰謝料30万円+諸費用=合計47万円」を勝ち取ったという内容です。
この記事を客観的に考えると写真1枚に47万円の価値があるのかと捉えてしまいがちですが、違います! Arigaさんはこの金額は問題解決までの作業費と表現しています。
その意見に同意しますが、さらに私がもう一つ付け加えるとすれば、作業費の中には、無断使用されたという悔しさと相手が素直に認めず謝罪しないという苦痛などの精神的ストレスの比重が最も大きいのではないかな…被害の当事者となり、そのようなことを実感しています。
そんな訳で、ちょっとしたことから自分の製作した画像が無断使用されていたことにより、多くのことを学ぶことができました。
そして、相手のドメイン情報とウェブ魚拓をとって、知人のサポートを受け、相手にメールで連絡をしてもらいました。
画像の無断使用の状況と経緯
相手のサイトは雑記ブログのような内容で、いくつかのジャンルに渡って、外部ライターと思われる24人のライターがおり、片っ端から需要のありそうな記事を量産して、情報発信しているようなスタイルです。
2016年11月から運営を始めて約1年間で、700記事以上を挙げているようです。この時期、この手法を見て、ピンッと来た人がいるかと思います。
昨年、日本のウェブ業界に大問題を投げ掛けたD社のパクリサイトを思い起こす方も多いのではないでしょうか。
昨年末頃から始めていること、外部ライターを多数使っていること、それに記事内容…まとめ記事的なものが多いように感じます。
私の製作した画像が無断使用された記事は2人のライターによって書かれたものです。
- ライターA:実名(?)らしい名前で顔出し
- ライターB:実名もなく顔出しもなし
無断使用された画像が掲載されていた記事は5記事(2記事/ライターA、3記事/ライターB)でした。
私が今回、問題視している点は以下の2点です。
- 画像の所有者に対して使用の許諾を得ていない
- 画像を引用に際してリンク(follow属性)を送っていない
上述したように、当サイトで使用している画像を使用し転載する場合には事前承認が必要で、リンクを貼ること、と明記しているにも関わらず、無断使用をしている点です。
画像の無断使用の場合は法律に違反することになり違法行為です。それと、引用元(出典元)の明記やリンクに関しては違法行為には当たらないかもしれませんが、ウェブサイト運営をする上でのルールでありマナーでしょう。
相手サイトには出典という表記で、画像の下に下記のような形式(リンクがないベタ打ち)で私のサイトの記事アドレスが掲載されているだけでした。
(出典:https://clubtaiwan.net/blog/○△×)
しかも、相手サイトの記事は全てコピーガードがされており、記事だけでなく画像も右クリック禁止の設定になっており、簡単には直リンクなのか、画像を自分のサーバーに保存しているのか分からないようにしてありました。(→ 表示>ソース【Ctrt+U】で見られる)
そして、私は知人を介して、必要最低限の文面を伝えて、メールを送ってもらいました。
メディア運営責任者様
~のメディアサポートを担当しております、~と申します。当社クライアント様からの申し出によりご連絡させていただいております。
~。クライアント様より、下記のページ掲載の写真(画像)を無断流用されているとの申し出を受けております。
http://e~.com/○-01-×/
http://e~.com/○-02-×/
http://e~.com/○-03-×/
クライアント様の該当ページ(下記)をご確認ください。
https://clubtaiwan.net/blog/disclaimer/
(無断使用、出典などにリンク(follow属性)もなし)
24時間以内に該当する写真(画像)を削除いただけないようでしたら、顧問弁護士と相談の上、法的対応を検討させていただきます。
以上、よろしくお願い致します。
そして、このメールを送ってもらった数時間後には、メールで指摘した記事上の無断使用された画像は削除されました。
そして、一部の記事では、大手サイトAから拾ってきたと思われる画像に差し替えられていました。
上記のサイトAは大手メディア媒体なのですが、相手は大手メディアさんの使用許諾を得て掲載しているのでしょうか。
そして、画像の無断使用に対する相手の態度を知るために、下記の2つのことを暗示(あるいは仕掛け)してみました。
画像を無断使用して悪いという気持ちがあるのであれば、画像を速攻で削除するだけではなく、速攻で被害者に謝罪のメールなりコメントをすべきだと考えます。全く謝罪の意思もなければ、連絡もありません。
それと、知人を介してメールを送った際に、私は無断使用の画像が掲載されている記事は3つだけの指摘に留めておきました。本当は他にも記事があり、合計5記事ありました。
相手が速攻で記事中の該当する画像を削除したのは3記事(あるいは4記事)だけで、この記事を書いている今でも、もう1記事には無断使用の画像が転載されています。
無断使用に対する相手の考え方や態度を確認するために、無断使用されている全ての記事の指摘はせずに一部だけに留めておきました。
これはグーグルアドセンスで規約違反をした時にグーグルが採る方法と同じ…違反箇所に関して全ては教えてくれません(同様の方法を採りました)。
私が指摘した記事内の画像は速攻で削除したのに、指摘していない記事は盗用画像を残したまま放置しています。全くもって、画像を無断使用したことに対して反省がないことがよく分かります!
昨年のwelq問題を思い起こさせます。実は画像だけではなく、記事内容も確認したのですが、相手サイトは私の記事あるいは他のサイトの記事をリライトしただけの記事のようにも見受けられます。
特に画像に関しては、ほとんどの画像が他サイトからの転載(これら全ての画像は許諾を得ているのでしょうか?)です。大手メディアサイトさんの画像も使用されていますが、無断使用には問題がないのでしょうか?
引用元の表記は確認する限りでは全て、「出典:~」あるいは「出典元:~」というベタ打ちの標記の形式で、リンクを貼っているものが見受けられません。
ひとつの記事に何枚も他人様の画像を多用して、follow属性のリンクを貼らずに、画像は無断使用するとは、ウェブ界隈のルールやマナーという点では、正しいサイト運営をしているとは思えません。
当サイトの画像の無断使用に対する損害賠償額は?
画像の無断使用をされたことを知った直後は、当サイトのガイドラインに基づいて、即座に下記の損害賠償を請求しようかと思っていました。
ウェブ魚拓の証拠を確保している画像(1記事は魚拓を取り忘れたかも?)は合計8枚(たぶん)でしたので、下記のような計算になります。
無断転載の場合の損害賠償金(5万円/枚) × 8枚 = 40万円
今現在、最低でも40万円を請求する権利を保留しております。その他にも、精神的ストレスの代償として慰謝料、各種手続きに関する費用も請求できるかもしれません。
現在の心境としては、銭金の問題は実は後でどうにでもなります。例えば、著作権法違反の場合は時効3年となるようですので、後からじっくり訴訟をすることも出来ます。
私が世間の人に問題提起したいことは2つ
それよりも、今、私が問題提起をして、世の中の方たちに問いたいのは下記の2点です。
- 画像を無断使用していて謝罪がないとは許しがたい!
- ウェブ上で引用や転載をする場合はリンクを送るべき!
現在も、このような問題は私以外の方の中にも被害を受けている方が多数いることでしょう。そして、どこかで歯詰めを掛けないと、今後も増加する一方でしょう。
何時間も、あるいは何日も掛けてデータを収集して、データの正確性を確認して、資料を作成し、製作した資料画像を、何の事前連絡もなく、無断で使用された、という悔しさは被害に遇ってみないと分からないかもしれません。
また、悪いことをしておいて、謝罪もしないで、逃げていくようなことを見逃すわけにはいきませんし、悔しいの一言です。(先日も台湾で迷惑行為→謝罪しない→逃げる日本人がいましたね)
私が相手に求めたいことは3つ
正直言うと、年末までに終わらせたい納期がある仕事があり、その中で、このような被害に遭ってしまったため、かなりバタバタしています。
そんな状況で、精神的にも肉体的にも限界の中で記事を書いているため、支離滅裂な部分や乱文になってしまっている部分があるかもしれません。
昨晩は怒りから来る興奮と、被害に関する他の方の過去の経験などをネット検索をしたり、今後の対応などを考えていたら…
夜が明けてしまい一睡も出来ませんでした。疲労困憊の年末になりそうです。(朝になり2時間程度睡眠をとりました)今日は食欲もなくなり、若干気持ち悪いです。
今後、私のような被害者が出ないように、相手先のサイト、サイト運営者、記事を書いたライターを、このブログ上で全て晒して、全面的に訴訟を起こそうかとも考えました。
まずは、相手には、下記のことを求めたいと思います。
- 誠意ある謝罪
- 無断で画像を使用した記事の削除
- 相手サイト内の全記事の引用元にリンクを付与
一旦、昨日のメール送信から24時間は待ってみようと思います。それでも、相手から何の謝罪もなく、すっぽかされた時には…
相手サイト、無断使用された画像、当方の記事ページ、ウェブ魚拓など全てを公開して、全面的な法的対応も検討しています。
もし、この記事を読んでいただき、私の考えや意見に賛同いただける方は、是非ともツイッターやフェイスブック、あるいはその他のSNSなどで、拡散をしていただけると大きな励みになります。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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