台湾で税金還付(TAX FREE)制度が緩和されても爆買いが起きない理由

台湾でも2016年5月から外国人旅行客などに対する税金(消費税)の還付制度が緩和されました。日本でも同時期に、主に外国人に対する消費税還付要件を緩和していますね。
日本人(非居住者)が免税制度(消費税不要)を利用する方法

どちらの緩和措置も嬉しい限りですが、日本でも台湾でも爆買いをしない私にとっては飛び上がって喜ぶほどのニュースでもありませんでした。そこで、日本では爆買い現象が起きている一方で、台湾ではどうなっているのか、ということについて簡単にご紹介します。

2016年5月から台湾での税金還付制度の緩和内容

今回の台湾での消費税にあたる営業税の還付制度の緩和措置での主な変更点は下記の通りです。

  • 旧制度:同日同一店舗での購入額3,000元
  • 新制度:同日同一店舗での購入額2,000元

つまり、以前までは同じ日の同じお店で一度に最低でも3,000元以上消費しなければ、適用されなかった税金還付制度が、最低消費額が2,000元でも適用されるようになったわけです。より少ない消費額でも適用されるようになったため、恩恵を受ける方もいるかもしれませんね。

消費者の立場からTAX FREE制度を考えてみる

実は、私は何度も台湾に行ったり来たりしていますが、台湾の税金還付制度を利用した記憶がありません。元来、海外であまり買い物をするタチではない上に、お土産もたくさん買わないためです。そして更に、どこで購入したら免税されるのか分からないというのも大きな理由です。

日本と同様に、台湾でも当局から承認を得ているお店でしか、免税制度は利用できないようになっています。外国人が最も利用する免税店は空港内の免税ショップになりますが、その他のお店では、大きな百貨店などであれば、免税に対応していると思われます。

ところが、このような大規模な百貨店で販売されている商品は日本でも購入できるものが多い、と言うよりも台湾特有の商品は少なく、むしろ日本などの外国から輸入された商品が多くなっています。

そして、その価格を日本で販売されているものと比較すると、日本製品に関しては(関税や輸送コストなどのため?)かなり高くなっています。わざわざ台湾まで来て、このような商品を購入する日本人は希少でしょう。

免税店で購入するよりスーパーで購入する方がお得で品揃えも豊富

更に、大規模な百貨店で販売されている商品は、大型ショッピングセンターなどでも販売されています。そして、その価格はスーパーやコンビニなどで購入する方がはるかに安く買えてしまいます。わざわざ、百貨店で購入して煩雑な還付手続きをしたとしても、スーパーなどで購入した方が安くなってしまいます。

つまり、外国人が観光で台湾を訪れた際に欲しいと思うような商品は台湾でしか購入できない台湾特有のものです。そのような商品自体、免税対応しているような百貨店にはあまり置いてありません。お土産くらいなら百貨店で購入してもよいかもしれませんが・・・。

一方で、例えば台湾で有名な紹興酒や高梁酒などを購入しようとすると、一人あたり760cc以内のものを3本までは無税で日本へ輸入できますが、それ以上は申告が必要になってくるようです。お酒を3本購入しても免税対象となる最低消費額の2,000元には達しない上に、食品スーパーで購入した方が断然安いです(笑)。

それでは、台湾名物の高級カラスミでも購入しようとすると、百貨店で購入すれば、免税対象になるかもしれませんが、たったの5%を免税されるだけです。価格の高い百貨店や観光客価格で販売されているお土産屋(免税対応)で購入するか街中のお店や高雄などの専門店で購入した方が圧倒的に安く購入できてしまいます。

日本では爆買いが起こり台湾では爆買いが起こらない理由

結局、台湾特有の名産品を安く購入しようとすれば、現地の台湾人が利用するローカル店で購入した方が免税店で購入するよりもお得だということになります。

日本であれば、家電製品や医薬品・化粧品など日本ブランドが付いている商品を免税で購入できるため、爆買い現象が発生します。しかも、爆買いを牽引しているお店は外国人をメインターゲットにしている家電ショップやドラッグストアなど比較的価格が安いお店ばかりです。つまり、日本では爆買いが起こる仕組みが出来上がっています。

一方、台湾では、外国人(私)が欲しいというような商品を百貨店などの免税店では扱っていないため、爆買い現象は起こり難いということになります。

そもそも、台湾が観光客に受けている理由は、気候が暖かく美味しいものが比較的安く食べられるというのが大きな理由ですね。ショッピングを目的に台湾に旅行に来る方が少ないことも大きな理由でしょうね。

もし私が台湾で買い物をして日本へ持ってくとしたら、「電鍋」くらいかもしれません。それでも、その価格は2,000元もしないため、税金還付を受けられないですね。

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コメント

  1. tomo より:

    夏の復興航空のチケットですが、一人往復で、15600円でした。
    それに合わせて、昨日、ホテルを予約してみました。
    北投の温泉ホテル、九分のホテル等、少し奮発してみました。

    早く仕事を終えて、台湾に住んでみたいですね。

    今日、中国語で、復興航空のサイトを見ていましたが、
    120日以上前で、4500元で台北ー日本の往復が
    有るようです。フルサービスキャリアとしては、最安でしょうね。

    • いいぞっ より:

      いつもコメントありがとうございます。
      LCCではない航空便の往復でその価格は安いです。
      夏の旅行も台湾での暮らしも楽しみがたくさんですね。