台湾の普段着の服装について、台湾現地からレポートします。台湾では4月に入ると、少しづつ気温が上がり、雨が降る日が多くなります。
この季節から一気に台湾では夏の雰囲気が増してきます。それに伴い、服装も夏の装いになります。日本では6月になると衣替えの時期ですね。
今回は、街を歩いていて、夏を最も感じる台湾人の服装に関して、特に普段着について、台湾現地の状況を踏まえ簡単にご紹介します。
ビジネスシーンでの台湾人の服装
台湾のビジネスシーンでの服装はオフィスで働く人たち、いわゆるホワイトカラーの人たちは、それなりの服装をしている場合もあります。
ところが、台湾は日本と比べると、夏の暑い時期が半年以上と長くなるため、ポロシャツなどのカジュアルな服装の場合が多いです。
夏でもネクタイを着用してスーツを着て働いている人は、台中ではほとんど見たことがありません。
この点、台北のオフィス街で働くホワイトカラーの場合は少し事情が異なるかもしれません。台湾でスーツを着用する場面は非常に限られたオフィシャルな時に限られそうです。
台湾人のファッションはダサいのか?
台湾に来られたことがある方であれば、少なからず感じたことがあるかもしれが、台湾人の方たちのファッションセンスがダサすぎると思う方もいるかもしれません。
全般的に言えば、やはり台湾人よりも日本人の方が服装に気を遣っている人が多いように感じます。
ところが、台北など大都市では、特にクラブなどでは、これ以上ないくらいお洒落をして、高いヒールを履いて、モデルさながら化粧で完璧なの女の子を見たりします。
一方で、台湾人の方は普段着には、あまり気を遣わず、気楽で比較的自由な格好で生活している人が多いようです。
化粧をする場面も同様のことが言えますが、台北以外の地方では、化粧をするのもお洒落をするのも、特別な場面だけというのが台湾流なのかもしれません。
台湾人の普段着はどんな服装なのか?
それでは、台湾人の方たちは普段はどのような服装をしているのでしょうか。
例えば、大学生たちの服装をチェックしてみると、一言では言い表せないくらいくらい千差万別です。
日本の大学生のような服装で通学している学生もいれば、今にもバスケットボールを持ってグラウンドに飛び出して行きそうな服装、小洒落た服装をしている学生もチラホラいます。
一言で言えば、学生の服装は自由そのものです。自分がどのような服装をしていても、他人がどのような服装をしていても、特に気にすることも無いといった雰囲気です。
オジちゃんやオバちゃんに限って言えば、小洒落た格好をしている人はほとんどいません。ローカルな朝市に行って見ると、パジャマやヨレヨレのシミーズで買い物をしているオバちゃんがいたりします(笑)。
敢えて言えば、このような他人の目を気にしなくてもよい気楽さや自由さが、台湾での普段着の服装文化の特徴だと言えるかもしれません。
台湾で共通の履物と言えば何?
TPOを弁えた服装をしないと周りから浮いてしまうなどという考え方は、台湾ではほとんど通用しないのかもしれません。
台湾は日本とは異なり、1年の内の半年以上が夏の季節になりますので、この気候にはネクタイにスーツは似合わないですし、一年を通して降雨の日が多い台湾北部では、革靴やハイヒールを履くのも一苦労です。
そのため、比較的降雨が少ない台中でさえも、4月以降から台風シーズンが終わる9月頃までは、特に雨が降っている日の履物は、皆揃ってビーチサンダルです。
台湾では皆のビーチサンダル、みんなで穿けば怖くない(笑)。つまり、足元が濡れても問題ないようにサンダルを引っ掛けて外出する人が多いです。
私の台湾でのTPOに関する自分ルール
それでは、私はいつもどのような服装で暮らしているのか。台湾に来た直後こそ、外出する時には、誰に見られても笑われないような必要最低限のTPOを意識していました。
そして、それから台湾での生活も約3年間が経過して、台湾人のように他人の目を気にしない精神を見習い、服装面では台湾人に同化している自分があります。
とは言っても、今でも仕事をする時だけは、それなりの服装をしています。私の現在の最低限の仕事時のドレスコードは下記の4点です。
- 清潔な服装を身に付ける
- パンツは長ズボン(短パン禁止)
- トップスは襟付き(だいたいポロシャツ)
- 靴を履く(サンダル禁止、運動靴OK)
それでは、普段着はどうしているか?仕事以外の場面での服装は、なんでもOKで怖いものなしです。
夏の時期の暑い時は短パンやハーフパンツで生活しています。以前は、最低限、下記のようにTPOを設定して自分ルールが何となくありました。
- 仕事をする時
- 外出する時
- 部屋で過ごす時
そして、今の自分ルールは下記のようになりました。
- 仕事をする時
- その他の時
つまり、現在外出する時も部屋で過ごす時も同じ服装です。そのため、仕事をする時とそれ以外の時の二択で服装が決まります。
私の普段着を大公開(笑)
私は、元来、汗かきのほうなので、出来るだけ乾燥しやすい素材の服を着ているのですが、最近は最も快適な服がジャージだということに気が付きました。
そっち方面のマニアじゃないですが、中学校や高校の時に体育の授業や部活で着用していたようなスクールジャージが、機能的にも耐久性でも、この上にいく服装がないと、最近気が付き始めました。
そんな訳で、仕事以外の時にはスクールジャージで暮らす日々が続いています。台湾ではこのような格好をしていて出歩いても浮かないのが、台湾社会の自由さと気楽さを感じる瞬間でもあります。
関連記事:台湾での女性の服装でOKとNG|ミニスカート×ハイヒールvsホットパンツ×サンダル
関連記事:台湾への旅行でビーチサンダルが必携品の理由と選び方のポイント
コメント