海外キャッシングは現金両替よりレートが良い!台湾で実証した結果

台湾での海外キャッシングと現金両替とでは、どちらが有利な為替レートで両替が出来て、どちらがお得に現地通貨を手に入れられるのか?

実際に自分でクレジットカードを使用して、海外キャッシングで現地通貨の現金をATMから引き出して、その後クレジットカード会社からの決済結果と利用日の銀行レートを比較してみました。

その結果、どちらの現金調達がどれくらいお得だったのかを検証してみました。その結果をもとに、海外キャッシングと現金両替のそれぞれのメリットとデメリット、あるいは便利なキャッシングの方法を考えてみましたのでレポートします。

最初に結論を言ってしまいますと、下記のようになります。

ここに注目

  1. 外貨の両替は現金による両替とカードキャッシングがある。
  2. 現金の両替は銀行、ホテル、銀樓店で出来るがレートは良くない。
  3. カードによる海外キャッシングは便利で為替レートもよい。
  4. 台湾で海外キャッシングをした結果を紹介します。

台湾旅行がはじめてで、台湾の通貨のことも、よく分からないという方は、先に下記記事をご覧頂くと分かりやすいですよ。

台湾の通貨の種類を紙幣と硬貨に分けて解説します。台湾元とニュー台湾ドルの違いは!? 台湾ドルの価値はどれくらいか?現在の台湾で使用されている紙幣と硬貨を中心に、その使い方を現地の状況を踏まえて解説します。希少な通貨も紹介するよ。

台湾では闇両替商がないため銀行での外貨両替を利用する方へ

台湾に来た当初、日本円の現金を持ってきたため、現地通貨である台湾元への両替は銀行で両替をしていました。

台湾では、現金からの外貨両替の方法は、銀行くらいしかありません。一部のホテルや銀樓店でもレートは悪いですが、外貨両替に対応してもらえます

ところが、多くのアジア諸国のように、比較的レートが良い闇両替商どころか、闇両替そのものが台湾には存在しません。(台湾中を探し回ったらあるかも…)

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市中銀行で両替するなら空港の銀行で外貨両替がお手軽

台湾で日本円から台湾元へ両替する最も一般的な方法は銀行での外貨両替になります。
両替の方法は至ってシンプルで、銀行に日本円の現金とパスポート(またはARC)を持って行って両替してもらいます。

ただし、両替する銀行によって少しだけ為替レートが違ってきます。そのため、どこの銀行で両替するのが最もお得なのかいつも悩みます。両替する際にお得なのか損をしてしまうかは各銀行が決めている為替レートと手数料によって決まります。手数料が必要な銀行と手数料が必要でない銀行があります。

市中銀行での両替では、どの銀行もパスポートかARCのコピーをとられました。両替にかかる正味時間は約10分くらいだったかと思います。空港での外貨両替ならパスポートのコピーは取られないし、両替にかかる時間も1分程度でしたので、市中銀行と空港にある銀行の為替レートが同じであれば空港で外貨両替した方が手間が省けます。

現金での両替は銀行によりレートが違う?外貨両替手数料と為替レート

今まで私が外貨両替した台湾の銀行で手数料がかからなかった銀行は國泰世華銀行と台湾銀行だけです。私が今まで両替した銀行の中で手数料が必要だった銀行は合作金庫銀行、華南銀行および台中銀行です。

外貨両替の際の手数料はどちらの銀行も1回の両替で100元でした。その他、空港で両替した際は兆豊商業銀行では30元の手数料が掛かりました。
華南銀行では3万円ほどの両替だったので100元(約350円)の手数料は1%程度に相当します。

台湾で外貨両替する場合、どの銀行の為替レートが最も有利か?

上記の記事の通り、台湾銀行は外貨両替(日本円 → 台湾元)には向いていないようですね。

為替レートが優遇されている海外キャッシングの方がお得!

台湾に移住して3年間程度で日本円から台湾元への外貨両替では、市中銀行で現金の両替をしていました。その方法が最もシンプルで簡単だと思っていたからです。

それ以外では、日本の銀行の中で最も手数料が安い元シティバンク銀行(現在はSMBC信託銀行)から台湾にある銀行へ送金する方法も検討してみたことがありました。比較的多くのお金を日本から海外へ送金する場合は、有効な方法でしたが、試すことはありませんでした。

【海外移住の際に最も安い費用で海外送金する方法】を解説しています。海外移住の際は、現金、海外キャッシング、海外送金の3つの方法で海外の現地通貨を調達することができますが、ここでは海外送金について紹介しています。

銀行での外貨両替や海外送金より為替レートが良く簡単な方法が海外キャッシングです。「キャッシング」と言うと何となくローンで借金をするという悪いイメージがある上に海外から借金をすることに抵抗があり今まで利用したことがありませんでした。

ところが、実際に利用してみると、かなり便利で、しかも最も手数料などのコストが掛からない方法でした。しかも、キャッシング後、返済時の為替レートが最も良いことが判明しました。

私が利用した海外キャッシングの前提条件

日時  :2016年1月22日22:30頃
場所  :兆豊国際商業銀行ATM(桃園国際空港内)
カード :JALカード(マスターカード)
借入金額:2,000元
実効年率:14.95%

上記の通り、私は日本へ一時帰国する直前に空港内の兆豊国際商業銀行のATMからマスターカードブランドのクレジットカードを利用して、2,000元の台湾通貨を引き出しました。

海外キャッシングの方法は下記の記事をご参照下さい。
海外キャッシングの方法と注意点|外国ATMから現金引出と手数料

一般的に、クレジットカードを使って海外キャッシングをした場合の金利負担(手数料)の計算は下記のような計算式になります。

・借入金額:ATMから引き出した現地通貨
・実質年率:15~20%程度(カード所有者の属性により異なる)
・利用日:海外でキャッシングした日
・締め日:カード会社が指定した日(毎月15日)
・支払日:カード会社が指定した日(毎月10日)

手数料(金利)=借入金額×実質年率×借入日数÷365日
※借入日数:利用日から締め日を挟んだ支払日までの日数(利用日は含まれない)

上記のような計算式になるため、一般的には最も金利を低くして支払い手数料を出来るだけやすくするためには、締め日にキャッシングをすれば、翌月の支払日までの最短期間の借入でキャッシングを返済することが出来ます。

例えば、締め日が毎月15日で支払日が翌月の10日とすれば、最短では25日(利用月が30日までの場合)の借入日数になり最短になります。

海外キャッシングをする時の利用日に関する注意点

締め日にATMから現地通貨を引き出せば借入期間は最短になりそうですが、私の経験から考えて注意すべきことは、海外で利用した実績の履歴がクレジット会社へデータ送信されるまでに数日間のタイムラグがあることです。

具体的には、今回の利用では22日(金)にキャッシングを利用しましたが、実際にクレジットカード会社のウェブサイトに表示されたのが26日(火)でした。

・1月22日(金):台湾でキャッシング
・1月23日(土):カード会社に問い合わせ→データ未着のため対応不可
・1月24日(日):カード会社HP上にデータ表示なし
・1月25日(月):同上
・1月26日(火):夕方頃カード会社HP上にデータ記載
・1月27日(水):カード会社に繰上返済の申し出
・1月28日(木):カード会社指定口座に指定金額を振り込み

その間、日本に一時帰国直後の23日(土)にクレジットカード会社に繰上一括返済の申し出をしましたが、データが上がってきていないとのことで対応できないとのことでした。

結果的には、利用日の4日後にクレジット会社に私のキャッシング履歴が反映されたことになります。これは、週末前の金曜日にキャッシングを利用し、土日を挟んでしまったためクレジットカード会社へのデータ転送が少しだけ遅くなったのかもしれません。

このことを踏まえた、しくじり先生からのアドバイスは、出来るだけ借入期間を短くするためには、できるだけ土日・祝日や長期休暇前のキャッシングを避けることと、締め日の数日前にキャッシングをする方が安全だということの2点です。

というのも、もし締め日にキャッシングをした場合は、クレジットカード会社にデータが反映されるまでにはタイムラグが数日あるため、クレジット会社の締め日には間に合わずに利用日の2~3日後だと予測されますので、最悪のケースでは、借入期間が55日程度になる場合が考えられます。その場合は、手数料である金利負担が最も重くなってしまいます。

海外キャッシング(MC利用)の手数料と為替換算レートはどうか?

私が利用したクレジットカードでの海外キャッシングの手数料は、利用日から繰上返済日までの金利負担のみでした。ATM利用手数料などが加算されるのかと思っていましたが、カード会社HP上請求データにはそのような費用がありませんでした。(後日請求されるのでしょうか)

ATM利用料は、ご利用のクレジットカードにより、原則的には引き出し金額により1万円以下の場合と1万円超の場合で、それぞれ一回の利用で100円(税抜)または200円(税抜)ほど請求されることがあるようです。

JALカード(DC)の場合は、後日、「融資ご利用内容のお知らせ」(キャッシングサービス取引明細)というキャッシング利用の案内ハガキが届き、下記のような文面がありました。

「利息」にはATM利用手数料は含まれません。(ATM手数料(消費税別)として、取引金額1万円の場合は100円、2万円以上の場合は200円を別途ご負担いただきます。)

ところが、上記は国内キャッシングの場合、適用されるようで、JALカード(Master)の海外キャッシングの場合はATM手数料は掛かりませんでした

それでは為替換算レートに関してですが、為替レートには一般的には、現金レートとスポットレートがあります。現金レートは、空港などで現金を日本円→台湾元などの現地通貨に両替する場合に採用される為替レートです。

一方、スポットレートは、海外キャッシングなどの現金以外での決済時に採用される為替レートです。利用者側の立場からは、現金レートよりもスポットレートの方が有利なレートであり、お得なレートです。

ネット上の情報によると、VISAよりもマスターカードの為替換算レートの方が有利なレートが採用されているとのことでした。実際に、私もマスターカードを利用して海外キャッシングをしましたが、為替換算レートは自分が想定していた以上に良いレートでした。

カード会社側が独自に換算為替レートを決めているため、どのタイミングのレートで、その換算レートの中にはどれだけのカード会社側のレートが含まれているのかなどの詳細は明らかにされていません。

実際に海外キャッシングをした結果の為替レートと手数料を大公開

今回の私のキャッシング利用の結果は、下記のような為替レートと手数料でした。

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上のキャプション画像は、当初クレジットカード会社の個人用サイトに表示されていた為替レートと手数料についての詳細です。適用された為替換算は3.465円/元(1台湾元当たりの円換算価格)でした。

このレートが比較的有利(お得)だったということは後述(別記事)します。金利負担分の手数料は48日間分で136円(6,929円×14.95%×48日間/365日)と表示されています。

実際には、48日間の金利負担分が136円に対して、繰り上げ返済したため、6日間で17円の金利負担で済みました。その結果、私が当初想定していたほど海外キャッシングの手数料は高いものではありませんでした。

と言うよりも、金利負担と手数料を考えると海外キャッシングをした方が、かなりお得な利用方法だということが実証できました。

また、有利な為替レートでの換算だったということが最も大きな要因ですが、金利の利率が14.95%というのもJALカード(MasterCard)のメリットです。

この金利負担は、日割り計算で請求されるため、早期に繰り上げて一括返済をすれば、更に安い手数料で済みます。ただし、振込手数料はキャッシング利用者の負担となります。

そのため、場合によっては、私が当初請求された17円の金利よりもクレジット会社の銀行口座への振込手数料の方が高くなってしまうことが考えられます。

ところが、銀行振込手数料が無料となっている銀行から返済の振込みをすれば、海外キャッシングの手数料を非常に低く抑えることが可能です。私も利用している住信SBI銀行の口座からであれば、振込手数料は無料(条件あり)で振込みが出来ます。

それと、更に今回の海外キャッシングの際の早期繰上一括返済をして分かったことですが、クレジットカード会社が指定した銀行と普段私が利用しているメインバンクは同じ銀行でした。そのため、結果的には、どちらにしても振込手数料はゼロ円で済みました。

海外キャッシングの借入額を早期繰上一括返済したら手数料はいくらになったか?

下のキャプション画像は、繰上返済後のクレジットカード会社の個人用サイトの結果です。
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海外キャッシングを利用して一括返済をした結果、手数料は6日間の金利負担分の17円だけです(笑)。海外キャッシングを日本円から台湾元に両替する手段と考えた場合、これ以上、時間的にコスパ的に有利でお得な方法はないと思います。

今回私は、実験的に2,000台湾元だけのキャッシングでしたが、20,000台湾元の外国でのキャッシングの場合は、金利負担手数料は10倍掛かることになりますので、キャッシングの金額が大きい場合は出来れば早期に繰上一括返済した方が、更にお得にキャッシングを利用できることになります。

以上、海外キャッシングを利用して、現金両替と比較した結果、キャッシングの手数料や為替レートがどれくらいお得か、ということが分かってもらえたかと思います。

関連記事:海外キャッシングの方法と注意点|外国ATMから現金引出と手数料

関連記事:海外キャッシングでMasterCardとJCBの換算レートと手数料を比較した結果

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