台湾の元旦(1月1日)はどんな雰囲気なのか?店やレストランは?

台湾の12月の年末の師走は?

台湾は中華文化圏のため、基本的には、一年間の暦は旧暦(農暦)に準じて進められます。そのため、年末年始は旧暦の春節になります。毎年、春節は1月末頃から2月下旬頃になります。

そのため、日本とは異なり12月の台湾は、特に師走というような慌しさは感じられません。唯一、台湾で12月になり、街の様子が変わることと言えば、「衣替え」の時期と言えるかもしれません。11月くらいまでは長袖のシャツ一枚でも問題ありませんが、さすがに12月に入ると台湾でもダウンジャケットや厚手のコートを着ている人が多くなり始めます。

台湾の1月1日の元旦はどのような雰囲気なのか?

台湾の1月1日(元旦)の光景を簡単にご紹介します。皆様ご存知の通り中華文化圏である台湾では1月1日はお正月ではなく、建前上「中華民国開国記念日」とされており祝日です。

それに加えて、年によっては1月2日が土曜日、1月3日が日曜日となり、結果的に3連休という並びになることも多く、このようなケースでは少しお正月気分が盛り上がるのかと思っていたのですが…。

 

台湾の大晦日(12月31日)の電車は大混雑

昨日は12月31日で大晦日でしたが、私は仕事があったため、慌しい年末になりました。しかも、夕方頃に電車に乗らなくてはなりませんでした。上記のような3連休ということを勘案して、数日前に電車のチケットを座席指定で予約しておいたのですが…。

なんと、台鐵に乗車するのも一苦労するくらい、プラットホームには大混雑していました。何となくヤバイとは思ったのですが、案の定、電車の中は超満員状態でした。乗車するのも精一杯でした。

折角、座席指定チケットも持っているので、電車の人ごみで身動きが出来ないような状態の中、迷惑にも自分の座席まで辿り着いて、何とか座れました。いや~まさかこんなに混雑するとは思っていなかったです。

 

三連休になった元旦はどんな雰囲気?

一般的には、台湾の今年の旧暦(農暦)での春節(お正月)は2月頃ですが、土日と重なり三連休となったため、上記のような状況もあり、学校も3連休で多くの企業も3連休となっています。そのため、今年は台湾でも少し違った元旦が迎えられるのかと思っていました。

そうなると、外食文化に頼った生活になっている私の身にも少しだけ、この三日間の生活に影響が出てきます。前日から、朝食屋(早餐)は営業していないだろうし、昼食や夕食はどうしようかと、いろいろ思案していました。朝食はコンビニへ行けばサンドイッチくらいは購入できるだろうけど、昼食と夕食はどうしたものかと。

 

元日の台湾のレストランは営業しているのか?

そして、今年最初の朝食の調達に、コンビニへ向かうと、近くの朝食屋は営業していました。そして、いつも立ち寄っている朝食屋も営業していました。そして、その向かいにある朝食屋も営業していました。そうか、朝食屋だけはいつも通り営業しているのだと気が付きました。

そして、お昼近くになったので、お昼ご飯を調達するために弁当屋さんくらいは営業しているだろうと思い、散歩がてらフラフラと町並みを観察していると…、レストランや小吃など、ほとんどのお店が営業していました。そして、いつも通り自助餐で昼ごはんを食べることができました。

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元日から道路工事をする台湾の人たち

そして、更に3連休の街並みを観察していると、確かに、いつもの週末よりも交通量が多いような気がします。ところが、それ以外に何ら変わったことはなく、やはり台湾の元旦は毎年恒例の単なる休日でした。

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それどころか、台湾では元日の1月1日から、アスファルトの道路工事がガンガン行われていました(笑)。いつもと変わらない日常どころか、世界では新年を祝う休日であるにも関わらず、元旦からダンブカーやロードローラーが道路をふさいでいました。この光景をみて、お正月を感じさせるような雰囲気の光景でもなければ、休日を思い起こすような光景でもなく、逆に「非日常」を感じました。

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台湾の旧正月(春節)はどんな雰囲気なのか?

ついでに、元旦(1月1日)との対比として、台湾の春節の雰囲気を少しだけ紹介します。

台湾の春節の代名詞と言えば、爆竹の花火です。正直言えば、深夜になっても、いや、深夜になってからの爆竹の爆音が止まないのは、私のとっては騒がしく喧しいだけで迷惑極まりないです。

台湾人にとって、除夕(大晦日)の深夜から始まる爆竹をどう思っているか聞いてみたところ、意見が分かれるところでした。私と同じく、うるさいから止めて欲しいという考えの方もいれば、正月くらい賑やかにお祝いしても良いという方もいます。

その他には、台湾にも旧暦の大晦日にあたる「除夕」には台湾流のお節料理が食卓に並びます。詳しくは下記記事をご参照下さい。
春節(旧正月)の台湾流おせち料理(年菜)を大公開

また、日本と同様に台湾にも年賀状(賀年カード)があることを知ったのは台湾移住後のことでした。詳しくは下記記事をご参照下さい。
台湾の年賀状(賀年カード)の特徴と日本への郵送方法

とは言っても、日本のように多くの人が年賀状を送り合うという習慣はないようです。台湾に来た記念に購入したい方は郵局(台湾の郵便局)で購入できます。お正月の時期も日本へ帰国できない方は、珍しい台湾の年賀状を日本にいるお世話になった方へ国際郵便で送ってもよいですね。

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