台湾に語学留学して、1ヵ月半から3ヶ月が経過して、1学期間受講した後の中国語の語学習得状況を回想してみました。
先回までの語学留学回想記は下記をご参照下さい。
語学学校の筆記テストとオーラルテストのギャップ|語学留学4
学期途中で脱落者が出始めた1ヵ月半後
1学期3ヶ月くらいの約1ヶ月半程経過して、ちょうどこの学期の中間あたりに差し掛かり、クラスメートが脱落し始めました。入学当初のクラスメートは11人でした。入学して授業開始の日から2週間以内はクラス変更ができます。そして、クラス変更した人が2人で、途中から加入した人が1人だったため、このクラスには10名が一緒に学んでいます。
しかし、毎日クラスに出席しているクラスメートは自分を含めて7人くらいです。現時点で、あとの3人の内、1人は、2日に1日くらいは出席しているけど、もう2人は最近ずっと欠席しています。1人は病気らしいのですが、もう1人は海外に行っているらしいです。いずれにしても、このような中国語を学ぶ環境としては5~7人くらいのクラスが最適な人数のように思います。
1学期3ヶ月の語学研修が無事終了
台湾の中国語語学学校に入学して丁度3カ月が経過しました。文字通り、あっという間の90日間でした。一応、形式的には180時間受講したことになっています。厳密には、1コマが50分なので180時間×5/6の計算で150時間です。授業を休んだりした場合はさらにマイナス○×時間です。
先日、最終オーラルテストの報告(スピーチ)が終わりました。慣れない言葉で大勢の前でプレゼンをするのは本当に緊張しますね。その緊張は上手にまとめたいという気持ちの裏返しなのでしょう。クラスメートは、それなりに準備していたようで、みんな頑張っていました。言語習得には、話す・聞く・書く・読む、の4つからなりますが、スピーチは話すことの試験です。そこで、話すことの中国語能力の現時点の総括をしておきます。
3ヶ月の学習で中国語を話すことができるのか?
3ヶ月で中国語を話せるようになったか、まだ話すことができないか、の二択であれば、話せるようになりましたというのが回答になります。ところが、コミュニケーションとしての中国語会話はほとんどできないのが現状です。つまり、会話のキャッチボールができないということです。自分はボールをなんとか、相手に投げることができたとしても、相手までそのボールが何とか届いたとしても(相手にボールが届かないことが多いですが)、相手から投げ返されたボールを受け取ることができないのです。つまり、台湾人が話すスピードの中国語を聞きとることができないから、会話が成り立たないというのが現状です。
中国語学習入門期に起こりがちな習得過程での問題
そのため、イエスかノーかで回答されるような質問というボールを私が投げて、相手から投げ返されたボール(イエスかノーか)をなんとか体で受け止める感じです。自分が現時点で知っている絶対的な単語の数が少ないため、知らない単語を話されると、そのボールのスピードも速いため無意識のうちに逃げているのでしょう。こちらからしつこく同じスピードの知らない単語を投げ返してもらうようにお願いしても、親切に付き合ってくれる人は少ないのも大きな問題です。一般的に、台湾人は聞き取れないと言って何度か聞き返すと、次第に声が大きくなってきます。(あるいは、英語で回答してきます)こうなると、こちらの負けで、そのまま投げかけられたボールを放置するしか方法がなくなります。
最初に投げられたボールとは違うスピードの緩いボールで、しかも別の方法(別の言葉を使って)で投げ返してくれるような台湾人はそれほど多くはいません。こちらが聞き取れてないと分かるといつまでも相手にしてくれるほど台湾人も暇ではないですからね。それでも、時々緩いボールを何度も何度も投げて練習に付き合ってくれる台湾人はいます。今後は、「当たって砕けろ」作戦で速いボールを受け止める努力をすることが効果的なのか、緩いボールから徐々に速いボールに対応する努力をすることが効果的なのか、難しいところです。
【その後】台中での中国語語学留学の初期3ヶ月間の総括|語学留学6
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