台湾の資格を狙え!中国語だけでは物足りない人はチャレンジしよう。

台湾の主な国家資格について詳しく調べてみましたので、台湾現地からレポートします。

日本では資格を取得していると就職をする際に有利になったりするため、資格ブームが数年間隔で起きたりしますね。

台湾でも、同様に、特に若い年齢層の方を中心に資格取得が人気だったりします。

そのため、駅前などでは資格の専門学校などが乱立していたりします。

難易度が高く、人気が高い資格として、医師、弁護士、会計士、建築士は日本でも台湾でも同じですね。その他の国家資格も、合格率だけに注目すると、比較的難易度が高く感じます。

それゆえに、台湾の国家資格を取得している日本人はまだ少ないため、合格すれば台湾では唯一無二の存在になり、日本人相手に独占業務を文字通り独占することも可能かもしれませんね。

また、日本でも台湾でも同じことですが、国家資格を取得していると、社会的ステイタスが高く見られる傾向にありますが、特に台湾ではその傾向が強いように感じます。

今回は台湾で人気が高い各種の国家資格について、概要、受験条件、合格率などについて詳しく解説します。

台湾の国家資格

台湾の国家試験は大きく公務員試験と専門職資格試験に区分されます。

例えば、台湾での専門職の国家資格には、下記のような試験があります。

醫師高考
律師高考
藥師高考
護理師高考
會計師高考
民間之公證人高考
不動產估價師高考
社會工作師高考
地政士普考
導遊人員普考
領隊人員普考
建築師高考
技師高考
法醫師高考
記帳士普考
專責報關人員普考
保險從業人員普考
不動產經紀人普考
消防設備人員高普考
引水人特考
驗船師特考
航海人員高普考
船舶電信人員特考
獸醫人員高普考
中醫師高考
呼吸治療師高考
心理師高考(含諮商心理師、臨床心理師)
營養師高考
物理治療師高考
職能治療師高考
牙體技術師高考

(引用元:維基百科)

また、上記以外にも台湾鉄路や郵局などの国営事業や公営事業も給料が高く、安定した仕事のため、人気が高い職種で、資格の専門学校では試験対策講座が設けられています。

以下では、日本と台湾で共通する資格について、台湾の資格に関する事情を深掘りしてみます。

台湾の法律系資格

  • 弁護士:律師
  • 司法書士・行政書士:地政士
  • 弁理士:專利師
  • 社会保険労務士:社會工作師
  • 通関士:專責報關人員
  • 公証人:民間之公證人

法律関連の資格試験は、上記のように主な資格試験は日本と台湾で、ほぼ同じと考えて問題ないでしょう。

台湾では地政士が代書業務を担っているのに対して、日本では司法書士と行政書士で扱う分野が異なります。

また、台湾では民間の公証人が存在するのに対して、日本では公証人は国家公務員である点が異なりますね。

弁護士の資格【律師】

  1. 受験条件:高等専門学校以上の学歴など
  2. 合格率 :33%(一次試験と二次試験とも)

弁理士の資格【專利師】

  1. 受験条件:高等専門学校卒業以上
  2. 合格率 :0%~50%

司法書士・行政書士の資格【地政士】

  1. 受験条件:(年齢)滿20歲以上、(学歴)高校卒業以上など
  2. 合格率 :5%~10%程度

※但し、業務内容は不動産関連業務に限られる。

通関士の資格【專責報關人員】

  1. 受験条件:高校卒業以上
  2. 合格率 :5%~10%

社会福祉士の資格【社會工作師】

  1. 受験条件:高等専門学校卒業以上
  2. 合格率 :(一次)10%~40%、(二次)10%~20%

台湾の会計・保険系資格

  • 公認会計士:會計師
  • 税理士:記帳士
  • 不動産鑑定士:不動產估價師
  • 宅地建物取扱主任者:不動產經紀人
  • 生命保険募集人:保險從業人員

公認会計士の資格【會計師】

  1. 受験条件:高等専門学校以上など
  2. 合格率 :15%~20%

税理士の資格【記帳士】

  1. 受験条件:高校卒業以上
  2. 合格率 :5%~25%

不動産鑑定士の資格【不動產估價師】

  1. 受験条件:高等専門学校以上
  2. 合格率 :1%~15%

宅地建物取扱主任者の資格【不動產經紀人】

  1. 受験条件:高校卒業以上
  2. 合格率 :10%~25%

保険募集人の資格【保險從業人員】

  1. 受験条件:高校卒業以上
  2. 合格率 :10%~30%

台湾の医療系資格

  • 医師:醫師
  • 中医師:中醫師
  • 薬剤師:藥師
  • 看護師:護理師
  • (法医師):法醫師
  • 獣医師:獸醫人員
  • (呼吸治療師):呼吸治療師
  • 臨床心理士:心理師(含諮商心理師、臨床心理師)
  • 診療放射線技士:放射師
  • 理学療法士:物理治療師
  • 作業療法士:職能治療師
  • 歯科技工士:牙體技術師
  • 栄養士:營養師

医師の資格【醫師】

  1. 受験資格:医学大学卒業など
  2. 合格率 :60%~90%

中医師の資格【中醫師】

  1. 受験資格:医学大学(中医学科)卒業など
  2. 合格率 :3%~5%

看護師の資格【護理師】

  1. 受験資格:高等専門学校卒業以上など
  2. 合格率 :(一次)5%~20%、(二次)35%~50%

診療放射線技士の資格【放射師】

  1. 受験資格:高等専門学校卒業以上など
  2. 合格率 :10%~50%

理学療法士の資格【物理治療師】

  1. 受験資格:高等専門学校卒業以上など
  2. 合格率 :10%~30%

栄養士の資格【營養師】

  1. 受験資格:高等専門学校卒業以上など
  2. 合格率 :10%~30%

台湾のエンジニア系資格

  • 建築士:建築師
  • 技術士:技師
  • 消防設備士:消防設備人員
  • 海技士(機関):驗船師
  • 海技士(通信・電子通信):船舶電信人員

建築士の資格【建築師】

  1. 受験資格:高等専門学校(専攻学科)卒業以上など
  2. 合格率 :5%~7%前後

技術士の資格【技師】

台湾のエンジニアの国家資格には、土木技師、構造技師、測量技師、水利技師、都市計画技師、環境工程技師、応用地質技師など多くの種類があります。

  1. 受験資格:高等専門学校(各専攻学科)卒業以上など
  2. 合格率 :16%前後

台湾のその他の資格

  • 通訳案内士:導遊人員
  • 旅行業務取扱管理者:領隊人員
  • 海技士(航海):航海人員
  • 水先人:引水人

上記の内、以下では旅行や観光に関連する資格である、導遊人員と領隊人員の国家資格について紹介します。

どちらの資格試験も、選択できる外国語には日本語がありますので、日本語の問題科目部分で高得点を取れば、少しは有利になります。

通訳案内士の資格【導遊人員】

導遊人員は海外から台湾へ旅行に来た外国人を案内するための台湾の国家資格です。

  1. 受験条件:高校卒業以上
  2. 合格率 :20%~60%

旅行業務取扱管理者の資格【領隊人員】

領隊人員は台湾国内旅行や海外旅行へ行く台湾人に添乗するための台湾の国家資格です。

  1. 受験条件:高校卒業以上
  2. 合格率 :20%~60%

まとめ

以上、台湾の国家資格の試験について、受験条件と合格率を中心に紹介しました。

今回は国家資格に絞って、主な試験を取り上げましたが、上記以外にも民間資格が多数あります。

受験の申し込みをして、受験費用を支払い、名前を書いて答案用紙を提出すれば、合格するような民間資格から、難易度が非常に高い民間資格まで、玉石混交です。

民間資格とは異なり、国家資格は場合によっては中華民国国民以外は受験ができない試験もあり、難易度も比較的高めの資格が多いですね。

日本人が台湾の資格試験を受験する場合、最も骨を折る部分は中国語になりますが、台湾の国家資格は中国語(繁体字)で出題されます。

そのため、中国語(繁体字)が理解できることが大前提になりますが、上記の多くの試験では試験科目の一つとして、国文(国語=中国語)の問題が課せられ、作文がある場合もあります。

一般的に、国文の正答率は台湾人でも6割~7割程度とされていますので、外国人である日本人には、かなりハードルが高くなる印象です。

ただし、国文の科目の得点配分の比率は専門科目と比べ比較的低いため、専門科目で高得点を連発すれば、合格圏内に滑り込むことも可能です。

最後に、受験費用はいずれの国家資格の受験の場合でも、1,000元程度の場合がほとんどのようです。

台湾留学をして中国語学んだ日本人の方は、自分の専門分野に応じて、是非、上記のような台湾の国家資格の試験にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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コメント

  1. 敏度 より:

    失礼します、私の大学専攻は地政学ですから、地政士(代書)の業務範囲は不動産登記、面積計測など不動産に関する事に限ります、さらに独占業務はありません、例え法律を知る人は不動産を売買する時に自ら登記できます、ですので司法書士や行政書士ほど「偉く」ないと思いますが……なんか私が自分の専攻を蔑ろにする気がします

    • いいぞっ より:

      コメントありがとうございます。
      詳しい事情を教えていただきありがとうございます。
      地政士は不動産関連の代書業務をする資格なのですね。
      当事者であれば、(手続きの方法を知っていれば)自ら手続きをすればいいのでしょうけど…。
      逆に言うと、それ以外の代書業務は弁護士の独占業務になるのでしょうね?
      台湾には、司法書士や行政書士のような資格がないため、依頼する専門家が限られますね。
      ちなみに、私の専門はビジネスと会計です。