台湾での日本のカレーライスについての評価からビジネスを考える

台湾での日本のカレーライスについての評価について、私が自らカレーライスを作り、台湾人に食べてもらった結果、彼らの反応は想定外のものでしたので、台湾現地からレポートします。

先日、自宅に家族の兄弟や親戚の方が集まったので、日本のカレールーを使い、母親仕込みの日本の一般家庭で食されているような、カレーライスを振舞うことにしました。そのカレーライスに対する、台湾人の反応や評判はどのようなものだったのか?

日本のカレールーは台湾でも販売されており大人気

日本でも子供から大人まで老若男女を問わず人気の高い料理の1つは、日本料理の一つとも言ってもよい「カレーライス」です。特別なカレーパウダーを使用するのではなく、市販のカレールーを使って作ったカレーライスです。

実は、台湾の一般的な食品スーパーでも日本のカレールーを買うことができます。カレールーの中でも最も人気の高いものが、「バーモントカレー」です。日本ではバーモントカレーは1箱250円くらいですが、台湾では中国語で「佛蒙特咖哩」と書きますが、日本円に換算すると1箱350円くらいで販売されています。

箱裏面の作り方を見ても日本のものと同様の具材で作り方も同じです。下の画像は台湾で製造・販売されているバーモントカレーのカレールーです。

私が作った日本のバーモントカレーの台湾人の評価は?

今回は、子供もいたので辛口を諦めて、少し妥協して中辛のカレールーで作りました。一般的には、カレーを作る時は牛肉を使いますが、台湾では、あまり牛肉を食べる習慣がないので、使用する肉は豚肉のバラ肉にしました。

いつも通り、野菜の皮むきから、肉を一口大にカットし、具材が柔らかくなるまでコトコトと煮込んで、約1時間半くらいの時間を掛けて、ようやく出来上がりました。日本人が日本流ど真ん中ストレートで作った、カレーライスが台湾で受け入れられるのでしょうか？いざ出陣！

うーん良い香りだ。福神漬けがなかったので、福神漬けに似ている、台湾流大根付けを添えて、いただきまーす。一口食べて、私の今回の出来栄えは100%上手く出来たという感触でした。そして、台湾人のみなさんの感想は・・・？

日本語で「おいし～いっ！」と言って頂けました（☆三つ～!）。わたくしめ・・・感動して目頭が熱くなり・・・（嘘）でも、みんな喜んで食べていただいて、本当に良かったです。

台湾でのカレーライス屋は繁盛しているの?

台湾でも、日本と同様のカレーライス屋さん（ココイチなど）をよく見かけます。日本のカレーライス屋と全く同じ味かというと、残念なお店も稀にありますが、どこのカレーライス屋でも、味はそこそこ美味しいです。

と言うか、カレーライスが不味いというのは、その作り手が相当残念な料理人でなければ、不味くなるようなことはないと思います。そう考えると、カレーライスは誰が作っても、概ね及第点が取れる料理でしょう。

実は、よく台湾の家族からカレーライスを作ってほしいと頼まれて作るのですが、それくらい台湾人も日本のカレーライスが好きなのです。特に、台湾の子供たちはカレーライスが大好きです。その子供の大人たちもカレーライスが好きです。

そして、おじいちゃんやおばあちゃん達もカレーライスを食べられます。日本が統治していたころにも、台湾にカレーライスが普及していたかどうかは定かではないですが、台湾でも老若男女カレーライスへの評判は良いです。

台湾で一旗揚げようと思っている日本人の方は、カレーライスを究めて、美味しいカレーライス屋さんを開店してみては如何でしょうか。少なくても食いっ逸れることはないでしょう。そそして、チェーン展開したら、台湾ドリームを手に入れることができるかもしれないですよ。