台湾でのグアバについての特徴、種類、旬の時期、食べ方などを台湾現地からレポートします。
ココに注目
- グアバって、どんな果物なのかな?
- 台湾でのグアバは、どんな種類があるのかな?
- 台湾ではグアバの旬の時期は、いつなのかな?
- 台湾でのグアバの味は美味しいのかな?
- 台湾でのグアバの値段は、いくらなのかな?
上記のような疑問を持っている方もいることでしょう。
そこで、今回は台湾で知らず知らずの内に、グアバを食べていた私が台湾でのグアバについて詳しく解説します。
グアバはどんな果物なのか?
台湾では中国語で「芭楽(芭樂)」と呼んでおり、ピンイン発音にすると【Bālè】のようになり、カタカナ中国語で書くと【バーラ】のようになります。
日本語で表記する時は「グアバ」なのか「グァバ」なのか、台湾人の日本語教師の先生から聞かれて、アタフタしたことがありますが、どちらでもOKと答えておきました。
また、日本語の和名では蕃石榴(バンジロウ)と呼ばれることもあるみたいですが、中国語でも同じ表記になりますが、台湾では芭楽が一般的な呼び名。
ところで、みなさんはグアバを日本で食べたことがありますか?
私は日本でグアバを食べたことがなく、台湾で初めて食べたことを思い出します。
グアバのことをあまり知らない方もいると思いますので、簡単に概要を挙げておきます。
日本では沖縄県の一部でのみしか、グアバの栽培はされていないのではないでしょうか。
それもそのはず、グアバは元々、熱帯や亜熱帯気候の下で繁殖する果物だからですね。
台湾のグアバの概要
以下は、台湾の行政院農業委員会のHPから引用して、台湾でのグアバのポイントを挙げてみます。
- 台湾では、通年でグアバは生産されている。
- 台湾の主な産地は、高雄市の燕巣および大社、彰化縣の社頭。
- グアバはジューシーで繊維が多く、カロリーが低く、ビタミンCなどの栄養分が豊富。
- 台湾でのグアバの価格は通年で安定しているが、夏の時期は収穫量が増え、最も安くなる。
グアバの種類
それでは、台湾でのグアバはどのような種類があるのでしょうか?
- 中山月芭樂
- 日茂月芭樂
- 宜蘭芭樂
- 梨仔芭樂
- 泰國芭樂
- 20世紀芭樂
- 珍珠芭樂
- 水晶芭樂
- 台農1號(帝王芭樂)
- 台灣紅肉番石榴(芭樂)品種
- 宜蘭紅肉芭樂
- 燕巢彩虹芭樂
(引用元:百度百科)
実は、グアバの種類はとても多いということが分かりますね。
台湾のスーパーなどで見かけるグアバは果肉が白い品種とピンク色の品種くらいしか見たことがありませんでした。
そのため、せいぜい数種類くらいだろうと思っていたのですが、実は10種類以上もあったとはビックリ。
実際に、最盛期の夏の時期にスーパーなどで見かけるグアバは珍珠芭樂などの品種になります。
台湾でのグアバの旬の時期
上記で挙げたように、台湾でのグアバの旬の時期は特にありません。
というのも、グアバは多品種の果物で、品種改良が進んでいることもあり、台湾では通年で生産されています。
真夏のマンゴーだらけの果物屋でもグアバが販売されており、真冬のミカンだらけの果物屋でもグアバが販売されています。
そのため、台湾旅行の際にはグアバは、いつでも台湾で食べられますので、是非食してみてください。
グアバの味と食べ方を画像で紹介
グアバの味は美味しいのでしょうか?
実際に、グアバを買って来て食べてみましたので、画像とあわせて紹介します。
グアバの食べ方
グアバは皮をむいて食べてもいいですが、一般的には皮ごと食べることが多いです。
そして、ザックリと半分に切ってみると、ナイフの刃がグアバの種に当たって、すんなりとは切れないのです。
それくらい、グアバの種は硬いのですが、種の大きさは数ミリくらいと小さいのが特徴。
そして、半月切りにして食べるのが一般的な食べ方なのですが、種は食べても大丈夫なのか?
グアバの種は食べても大丈夫ですが、スイカの種を食べられる方であれば、グアバの種も食べられると思います。
が、実際に種も一緒に食べてみると、種が硬くて噛み切れないし、歯にゴリゴリ当たり、食べ難いのです。
そのため、私は中心部分の種がある部分を取り除いて、食べるようにしています。
グアバの種を取り除く方法は、半分に切った後、スプーンでくり抜くようにすると簡単です。
そして、6等分や8等分くらいにカットして、食べるとよいでしょう。
グアバの食べ方の画像
画像のように、少しだけ茶褐色のようになるまで追熟します。
半分にカットすると、真ん中あたりには小さい種があります。
食べやすい大きさに、何等分かにカットします。
(手前のものは種を取り除いた状態です。)
グアバの味
いよいよ、本題ですが、台湾のグアバの味は美味しいのでしょうか?
新鮮なグアバを3つ購入してきました。
まずは、一つ目を早速、食べてみたのですが…グアバを半分に切った瞬間に、失敗したと思いました。
というのも、カットした瞬間に、青い果実特有の新鮮な青臭さがプ~ン漂ってきました。
そのまま食べてみたのですが、やっぱり青臭さが先立って、果実の風味も味も何もない、収穫3ヶ月くらい前にもぎった青りんごのような味( ← 食べたことないけど)です。
こんな失敗経験を活かすため、その後、数日間だけ常温で追熟していました。
そして、表皮が部分的に少しだけ茶褐色になり始めるまで、食べるのを我慢しました。
そして、その状態のグアバを握ってみると、少しだけ表皮が柔らかく、弾力を持ち始めていました。
この状態が、グアバの食べ頃のようなのです。
収穫したてのグアバは握ってみると表皮が新鮮なりんごのように硬いのですが、追塾をすると表皮にソフトボールのような弾力性が生まれます。
そして、追熟したグアバを食べてみました!
青臭い風味が果物の奥深い芳香な香りに転化していました。
そして、グアバの味はというと、微かにほんのり甘みもありました。
そして、何よりも食べるたびに、シュカッ!シュカァ!という歯ごたえが何とも爽やかです。
台湾では、グアバは酸梅粉という梅の香りがする甘酸っぱいパウダーを付けて食べることが多いのです。
台湾のグアバの値段
台湾のグアバの値段は、いくらくらいなのか?
時期によっても異なりますが、実際に私が買った値段を挙げていきます。
グアバの台湾の食品スーパーでの値段
- 品種: 珍珠芭樂
- 時期: 2018年7月
- 場所: 食品スーパー
- 値段: 49元/3個(16元/個)
グアバの台湾の大型ショッピングセンターでの値段
- 品種: 珍珠芭樂
- 時期: 2018年7月
- 場所: 大型ショッピングセンター
- 値段: 10元/1個
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