台中に観光旅行時に絶対に食しておきたい台中のB級グルメとローカルスイーツについて、台中現地からレポートします。台湾には日本にはないようなB級グルメがあり、それらのグルメの多くは値段が非常に安いため、台湾行ったら、まずB級グルメを食べまくりたいという方も多くいることでしょう。そこで、今回は台中に特徴的なグルメをピックアップしてみようと思います。
宮原眼科アイスクリーム
今や、台中の観光スポットとも言うべきポジションになった「宮原眼科」アイスクリーム店です。台中駅前という好立地という事情もあり、台鉄台中駅を降りたら、とりあえず観光がてらアイスクリームでも食べておこうという方も多くいることでしょう。ところが、このアイスクリーム店はいつ行っても長蛇の列で並ばないとアイスクリームが食べられないくらい超人気店です。
私のように人ごみが嫌いで列に並ぶのも大嫌いという方は、宮原眼科アイスクリーム店の2号店とも言うべき「台中市第四信用合作社」へ行きましょう。古い銀行を改装して作られたアイスクリーム店でレトロ感がたまらないです。宮原眼科から3ブロックくらいしか離れていないため、歩いても行ける距離です。
肝心のアイスクリームですが、宮原眼科も第四信用合作社もアイスクリームなどの商品は代わらず同じものを提供しています。アイスクリームの値段は、アイスクリームの量により90元~225元です。その他にも、ファミリー用アイスクリームがあり、480元と少し高めですが、その量も半端なさそうです。
太陽餅
台湾のお土産で人気ナンバーワンのお菓子といえば、「鳳梨酥」と呼ばれるパイナップルケーキですが、台中のお土産で人気・実力ともナンバーワンのお菓子と言えば、「太陽餅」です。
台中駅前の商店街には、太陽餅を店先に並べたお土産店が多くありますが、どこも老舗という看板が並びます。桃園国際空港の売店などでも販売されており、もはや台湾のお土産として知名度も高まっています。
太陽餅は、初めて聞く方はお餅と思ってしまうかもしれませんが、サクサクしたパイのような生地で白色の餡が包まれています。サクサクとした食感とほんのり甘い餡がミックスされ、ハマッてしまうと止められなくなる美味しさです。
タピオカミルクティー(春水堂)
日本にも進出している春水堂のタピオカミルクティーです。珍珠奶茶の発祥は、台中市にある春水堂だと言われています。(台南だと言う説もありが、少なくて台中では春水堂が発祥店だそうです)台中の創始店にあたるお店は台中市西区四維街というエリアにあります。
ミルクティーの中にタピオカを入れただけのシンプルな飲み物ですが、ミルクティーの甘さとタピオカの独特な食感がマッチして、一度飲んだら止められなくなること間違いなしです。台湾人は、タピオカのプニュプニュした食感を「QQ」感と言っています。
東東芋圓
芋圓とは、サトイモが原料の台湾伝統のスイーツです。上記のタピオカほどQQ感はありませんが、QQ感のある芋から出来た餅みたいなものです。
夏はカキ氷の上に、芋圓をはじめとした小豆やタピオカなどのスイーツ具材を乗せ、冬の時期は温かくお汁粉のような甘いスープに具材を入れて食べます。お値段は一杯50元です。
「東東芋圓」は台中北部の大坑というハイキングで有名なエリアにある、最近有名になりつつある芋圓の専門店です。週末は山登りへ向かう方や山登りから帰ってきた方で、店先はいつもお客さんでごった返しているくらいの人気店です。
大判焼き(紅豆餅)
日本でいう大判焼きや今川焼きです。中に入っている餡により、小豆の場合は「紅豆餅」、カスタードクリームの場合は「奶油餅」、上記の里芋(芋圓)ベースの場合は「芋頭餅」、キャベツの場合は「高麗餅」などの種類があります。
お値段は、数年前までは1個8元でしたが、物価上昇のあおりを受けて、現在は1個10元になりました。それでもまあまあ安い方ですね。味はというと、お店により少しバラツキがありますが、日本のたい焼きや今川焼きと比べると不味いわけではないですが大味になります。お腹が空いている時や、食後のスイートとしては十分でしょう。
大判焼き自体は、特に台中から発祥したグルメではないようですが、街中で見かける多くの屋台が老舗という看板を揚げていたり、台中では夜市で有名な「一中街」発祥の紅豆餅などと書かれていたりするため、採り上げました。
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