台湾で虫刺されの対策はどうしているか?【緑油精】とは何?

台湾での蚊などの虫刺され対策と刺された後の痒み止めなどについて、台湾現地からレポートします。

虫刺されは暑い国の宿命ですが、台湾で暮らしていると、日本以上に虫刺されに悩まされます。

台湾(台中)でも真冬の時期に当たる1月頃でも、一時的に寒さが緩み、少し暖かくなった日は、気の早い蚊が出没したりします。

そんな、台湾での虫刺され対策と痒み止め薬について、台湾の現地事情を交えながら、詳しくご紹介します。

ココに注目

  1. 台湾では年間を通して蚊が発生するのか?
  2. 台湾では虫刺されとして、どうしているのか?
  3. 台湾で蚊などの虫に刺されてしまった場合は、どうしているのか?
  4. 台湾で虫刺され薬として有名な「緑油精」とは何?

以下では、台湾旅行や台湾での滞在を考えている方へ向けて、上記のような疑問について、私の経験をもとに、詳しく紹介します。

 

 

台湾では年間を通して虫刺されに悩まされる?

台湾では年間を通して、真夏の時期を除いて、日本の気温と比べると、平均気温は10度程度は異なります。

台湾の三大都市の年間気温や降水量については、詳しくは下記記事をご参照下さい。

≫≫ 台北の年間の天気・気候(気温・降水量・湿度)台湾旅行前に必ずチェック!

≫≫ 台中の年間の天気・気候(気温・降水量・湿度)|1年中温暖な台湾

≫≫ 高雄の年間の天気・気候(気温・降水量・湿度)|冬でも暖かい台湾!

寒い天気が苦手な方にとっては、台湾(特に台湾南部)は楽園のような国かもしれません。

ただし、台湾では山間部を除いて、冬でも日によってはそこそこ温暖な日もあり、逆に日本では見られない困ったことも起こります。

その困ったことの一つが虫刺されです。台湾では刺されると痒くなる虫は4種類います。詳しくは、下記記事をご参照ください。

台湾移住後の日本人が台湾生活で苦労する4種類の痒い害虫
台湾移住後に悩まされる、刺されると痒くなる害虫について、台湾現地の事情を踏まえて、現地からお伝えします。台湾は通年で暖かいため、虫にとっても生活しやすいのでしょう。日本では見られない痒い害虫を含めて、人間を悩ます4種類の虫を紹介します。

一般的に、蚊が発生したり、蚊が活動をする温度はある程度決まっています。

多くの蚊は気温が15度以上になると吸血を始めると言われており、26度から31度くらいでもっとも盛んに吸血活動を行う。通常の活動期間内であっても気温が15度以下に下がったり、35度を越えるようなことがあると、野外では物陰や落ち葉の下などでじっとして活動しなくなる。

(引用元:Wikipedia)

上記の通り、蚊が吸血活動をする気温は15度以上とされているため、台湾の平均気温に当てはめて考えると、平地ではほぼ一年中当てはまりそうです。

実際に、台湾では冬の時期でも天気が良い日は日中の気温は15度を超えることが多いため、湿度が高い場所では蚊に刺されることもあります。

さらに、台湾で生活していて感じることは、冬の比較的寒く感じる日でも、室内は15度以上であったり、キッチンや浴室では湿度が高く、比較的暖かいため、蚊が集まってきやすいです。

そして、夜の就寝の時間帯になり、電気を消すと、どこからともなく、ピィ~ンッという音が耳元を襲い、寝られなくなるなんてことがよくあります。

つまり、何が言いたいかというと、冬の時期でも非常に寒い日以外はいつでも蚊が発生して、虫刺されの可能性は十分にあります。

 

台湾での虫刺され予防対策グッズは?

台湾の方たちは、虫刺され対策をどのようにしているのか?

虫刺され対策グッズは、ドラッグストアには、いろいろなものが販売されています。

まず、虫刺され予防として、蚊取り線香とアースノーマットのようなリキッドタイプのものです。

ちなみに、以前、私は線香を焚いていたのですが、臭いがあまりにもキツく、服や部屋の中のものが線香の匂いまみれになってしまうため、現在はアースノーマットを使っています。

虫刺され予防用のスプレーも販売されています。台湾では日本でも販売されている化学成分がたっぷり使われているものと、天然成分だけのスプレーがあります。

天然成分だけのスプレーは台湾特有の商品もあると思いますが、私はまだ使用したことがありません。

日本で虫刺され対策用の商品を用意してくることに越したことはないでしょうが、もし持ってくるのを忘れた場合は、ドラッグストアやコンビニなどでも手に入れられます。

 

台湾での虫刺され用の塗り薬は?

私は台湾に移住した当初は、とにかく外出すれば蚊に刺されまくって、腕や足が真っ赤に腫れてしまって、大変な目に遭っていました。

最近は、刺されに慣れたためなのか、そこまで酷い状況にはならないため、蚊に刺された時の免疫力が上がってきたのかもしれません。

当初は台湾人の方と一緒にいても、私だけ蚊に刺されてしまい、しかも一旦刺されると、とても痒くて、居ても立ってもいられない状況でした。

当時は、虫刺され対策として、しっかり日本からウナコーワを持ち込んでいたため、いつも外へ出る時はウナを持ち歩いていました。

台湾ではウナコーワやキンカンのような虫刺され時の塗り薬を一般的なドラッグストアで販売されているのを見たことがありません。

ところが、一部の業者が日本から輸入しているのでしょうか、日本の2倍か3倍くらいの価格で販売されているという話を聞いたことがあります。

それでは、台湾ではどのような塗り薬が使われているのか?

昔ながらの薬指に付けて患部に塗るタイプのものが多いです。

その中でも最も台湾で存在感が大きく、どこでも販売されているのが「緑油精」(グリーンオイル)です。

 

緑油精(リューヨウジン)とは何か?

日本で虫刺され用の塗り薬と言えば、ウナコーワかキンカンだとすれば、台湾では問答無用で緑油精になります。

それくらい、台湾では緑油精は有名な薬です。たぶん空港などにあるお土産屋にも置いてあると思いますが、コンビニでは必ず販売されています。

緑油精とは、文字通り、緑色の油の液体の薬です。

緑油精はハッカの香りのスーッとする匂いが特徴的で、患部に塗ると皮膚もスーッとして気持ちいいです。

あまりにもスーッの匂いと感覚が強すぎるため、日本人の方は初めて使う時には違和感を感じる方もいるかもしれません。

バスや電車の中でも、ハッカの匂いが漂ってくると、誰かが近くで緑油精を使ったというのが直ぐに分かるくらい強烈です。

実際に、緑油精を使ってみると、油でできていますが、思ったほどベタベタしないでサラッとした感じです。

ただし、白系の色の衣服などを着ている場合は、服に付着すると緑色の油のシミになってしまうかもしれませんの注意!

緑油精は虫刺され用の薬というポジションだと思っていたのですが、実際には、かゆみ止め、鼻づまり、頭痛、腹痛、肩こりなどにも効果があり、万能薬の位置づけのようです。

確かに、鼻が詰まっている時に、緑油精の香りを嗅いだらアロマの効果もありそうです。

そして、肝心の価格も大きさにより、50元から100元くらい(ドラッグストアやスーパーなど)とお手頃です。

台湾旅行の際には、是非、緑油精をお土産やお友達へのプレゼントにしても良さそうですね!

 

台湾での緑油精の価格については、下記記事が参考になります。

≫≫ 台湾では緑油精の値段はいくら?台湾で買えば価格が安いって本当?

コメント

  1. しげ より:

    虫に対する有効な対策は刺されてからの薬ではなく刺されないようにする事だと思います。
    ゆえに蚊帳と誘虫燈は有効だと思います。それから家の水回り(台所のシンク、トイレ浴室)は徹底的に消毒する事。私は外に出ない限り滅多に虫に刺される事はありません。

    • いいぞっ より:

      コメントありがとうございます。
      室内のアナと言う穴を全て塞げば、蚊は入ってこようがないですね。
      室内にずっといれば、あまり蚊に刺されることはないですが、外出した時には必ず刺される体質です。

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