台湾のレストランや食堂などの飲食店で見かける日本では考えられない驚くべき光景をレポートします。
台湾人を初めとした外国人が日本のレストランで食事をすると、彼らの多くが、日本の店員の対応にビックリしたり感心したりすることが多いようです。
一方で、日本人が台湾のレストランや食堂でも、ビックリしたり寒心に堪えない光景も目にしたりすることもあります。
そこで、私が今までに台湾で目にした、日本のレストランではありえない光景を簡単にご紹介します。
(ただし、これらの私の経験が全ての台湾の飲食店に当てはまるものではないことを先に断っておきます。そして、これらの光景を記事することで台湾を批判するつもりは毛頭なく、むしろ日本と台湾の国民性や考え方及び文化の違いだと考えています。)
犬が共存するレストランや食堂(コンビニでも)
基本的に、台湾のレストランでも日本と同様に、犬やネコなどのペットは盲導犬などの特別な場合を除いて、店内への連れ込みは禁止されているようです。
と言うのは、必ずしもそのような記載があるわけではないのですが、多くの場合は犬などを連れてレストランに入店しようとする場合は、店先で犬だけ鎖に繋がれて待機させられているのをよく目にします。
ところが、大きなレストランではなく小さなレストランや食堂などでは、犬の出入りが自由になっていたりします。
そのような飲食店では多くの場合は、入り口にドアがないため、野良犬なのか飼い犬なのか分からない犬がヒョコヒョコお店に勝手に入ってきたりします。
そんな時は、店主の方は犬を追い出すのかと思ってみていると、実際には特に追い出すこともなく、何事もないように振舞っています。
あるいは、お客さんが自分の犬を店内に同伴していることも多く見かけます。そんな場合でも、店主の方やその他のお客さんは何事もないように対応しています。
さらに、驚いたことは、食堂を営んでいる家族が店内で犬を飼っていたりします。(ネコカフェではなく犬カフェだと思えば新たなコンセプトの人気店になるのかもしれません。)
最後に、コンビニについてですが、コンビニの入り口にはペットの入店禁止のマークが張られています。つまり、コンビニでは原則的に、ペットを連れての入店は禁止されています。
ところが、放し飼いのペットを連れて平気な顔をして店に入って来る人がいたりします。更に、店内のイートインコーナーで餌としてお菓子を与えたりしています。
そんな時には、店員が注意をするのかと思っていたのですが、特に何も言わないのが台湾流のようです。
店員がレジで食事は当たり前
店員がお客がいる店内で食事をするのは台湾では当たり前の光景です。
日本では、レストランなどでは厨房のお客さんの目が届かないところでコッソリと食事をすることが常識ですが、台湾では少し事情が異なります。
お昼時は小規模なレストランや食堂では来店したお客さんと一緒に店員も食事をするは、特に驚くべき光景ではありません。
それどころか、そこそこ大きなレストランでも、レジ係がレジカウンターのところで何食わぬ顔でお弁当などを食べて食事をしていたりします。
もちろん、お客さんが来たら箸を止めて仕事をするのですが、お客である私の方が一瞬「何だか食事中にすみません」という気持ちになってしまうのは日本人の性なのでしょうね。
もう一つ付け加えると、レストランだけではなく、いろいろな店(ホテルも含む)の受付やレジカウンターの店員が、お客が見える店先で食事をするのは、ごく普通の光景です。
まあ、お店(店主)としてはお客が見えないところで食事をしていて、万引きに遭うよりもマシなのかもしれませんね。
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お客が食事中でもホウキと塵取りでお掃除開始
レストランでは営業中でお客さんが食事真っ只中でも、ホウキと塵取りを持ったオバちゃんが掃除を始めたりします。
特に、閉店間際の時間帯というわけではないのですが、汚れているテーブルを拭く作業と椅子とテーブルを整頓する作業の延長線上の作業として床の掃除が始まったりします。
特に、埃が舞い上がるようなことはないのですが、お客の立場として、感覚的には食事中に床をホウキで掃き始めることには大きな違和感と少しばかりの嫌悪感を感じます。
ガラス冷蔵ショーケースの中に料理と一緒に生肉や野菜などの材料も
日本の食堂にもあるようなガラス冷蔵ショーケースが多くの台湾の食堂にもあります。
ガラス冷蔵ショーケースとは、小皿に盛られた、いくつかの料理を保管しておき、主にセルフで欲しいものをお客さんが取り出すことが出来るような冷蔵可能なガラス製のショーケースです。下の画像のようなものです。
このショーケースの中には、美味しそうな惣菜が何種類が入っており、多くの場合は自由に取って食べた後に清算する仕組みです。
ところが、このケースの中には、惣菜の材料である肉や野菜が無造作に保管されていたりします。水餃子のお店の場合は、おもむろに山盛りにされた餃子のアンがそのまま保存してあったりします。
そこが飲食店ではなく、自宅の冷蔵庫だと思えば、特に珍しい光景ではないのですが・・・、このようなレストランは自宅と同じように、家庭的だということをお客さんにアピールして伝えたいのでしょう。
道路に面した店先で仕込みの準備はもうすぐ開店の合図!?
日本では仕込みをする時にはお客さんの目の届かない厨房の奥の方でするのが常識ですね。
ところが、台湾ではお客さんの目が最も集まる道路際の店先で堂々と仕込みをしているのをよく目にします。
オバちゃんが小さな椅子に腰掛けて、野菜の下ごしらえをしていたり、コンクリートの地面の上で豚肉や鶏肉の下ごしらえとして、剃刀で鶏皮の毛を剃っていたりします(笑)。
もう、このような光景は毎回見ているため慣れましたが、堂々と人目の付く場所で肉の下ごしらえをしているのを見てしまうと、そのお店で食事をする気力が一気に萎えてしまうのは私だけではないはずです。
台湾の方は、そのような気持ちにはならないのでしょうか。店先で仕込みの準備をしているのは、今は準備中だけれど「本日も、もうすぐ開店しますよ!みんな食べに来てね。」のアピールと合図なのでしょうか。
食堂にハエだけじゃなくゴ○○○やネ△△も
最後に、あまり言いたくはないのですが、台湾の食堂にはいろいろな虫や小動物がいたりします。
日本でも夏になればハエくらいは飛んでいても、やむを得ないなと思います。ところが、台湾は、1年中、亜熱帯&冬でも温暖な気候のため、ハエ以外の虫や小動物が食堂に出没したりします。
台湾のレストランでハエが飛んでいても特に気にならなくなりました。いや、日本でも何十年か前(子供の時)は食事中にハエが飛んでいても、気にせずに食事をしていたため、今でも私はあまり気にならないのかもしれません。
ところが、飲食店で背中が黒光りした、あの虫が料理の周りにウロウロしていたのを見かけた時には、一気に食欲が減退しました。
店員に、その事実を伝えると、なんと私の前で、彼は動き回る虫を手で叩き潰しました(笑)。やはり、このときは店員も、かなり気まずい表情と雰囲気を醸し出していたので、台湾でも飲食店で○キブリはご法度なのでしょう。それ以来その食堂にはもう二度と行ってませんが・・・。
さらに、レストランの店内ではないのですが、店先に半ジニの小動物を見かけてしまったことがありました。
これはかなりヤバイ光景です。多分、毒を盛られ店内から追い出されたのでしょう。この△ズミが店主のペットではないことを祈るばかりです。
コメント
台中、高雄、台南の市長さんは、給料一か月分を熊本県に
寄付して頂けるとの記事を読みました。
非常に感動しました。
優しいですね、台湾の方は、本当に。
忘れない様にしたいと思います。
いつもコメントありがとうございます。
台湾と日本の関係は正式な国交はないですが、民間交流が一際目立ちますね。
なんだか、一昔前の日本を見ているような気がします。
現在の日本も捨てたものではないですが・・・。