台湾の春節(旧正月)の台湾流おせち料理について、台湾現地からレポートします。
中華文化圏では1月末ころから2月中旬頃にある旧正月を春節と呼んでいます。
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中華文化圏である台湾、中国大陸、香港、シンガポール、あるいは、その他のチャイナタウンなどでは一年で最も華やかで賑やかな祝日となります。
台湾でも大晦日の夕方くらいから、あちらこちらで爆竹が鳴らされる音が聞こえてきたり、花火が打ち上げられる音が聞こえてきたりと、今年も一年が終わり、新しい年が近づいていることに気付かされます。
台湾にも、おせち料理が存在するのか!?
1年前にも除夕(大晦日)には家族団らんで、お正月特有の料理を頂きました。
今年もこの日だけは家族団らんで台湾流おせち料理(年菜)をいただきました。
日本では、食文化という目線から考えると「お節料理」という明確な言葉が存在します。
ところが、台湾では、そのような春節特有の料理は何となくあり、中国語では「年菜」と呼ばれます。
それでも、お正月はお祝いの日ですので、各家庭では、それなりの料理が用意されるようです。
台湾の家庭の年菜(春節料理)はどんなものか?
それなりの料理と言えども、特に台湾特有の珍しい料理と言えば、カラスミくらいのものですね。台湾の家庭では、お正月には必ずカラスミが食卓に並ぶようです。
また、大根餅も必ず食卓に並べられます。大根餅は、醤油と香菜のタレで頂きます。
お魚のあんかけ料理も食卓に並べられました。その他は、特に物珍しいものはなく、普段よく食べている炒め物などで普段と変わらない料理です。
画像で公開する年菜(台湾式おせち料理)
と言うことで、台湾流おせち料理の一部を公開します。
- からすみ
- 筍
- 魚料理
- 大根もち
- エビ
- 野菜炒め
- スープ
日本人にはお節料理が恋しくなる
日本のおせち料理が恋しくなりました。日本のおせち料理は1年に一回だけの特別料理というイメージですね。
ところが、台湾流のおせち料理は、そのようなイメージではないですね。
日本のおせち料理には歴史と文化が込められているのでしょうが、台湾のお正月料理はどうなのでしょうね。
旧正月に、台湾流おせち料理のお魚の頭の部分を食べる際に、台湾では春節の時には頭と尾の部分は食べないということを教わりました。
「年年有餘(年年有余)」という言い伝えがあり、十分なお金の余裕があるというような意味になります。
そして、「餘」と「魚」の中国語の発音は同じですので、最後までお魚を食べきってはいけないということだそうです。
日本もこんな風習あったかな?
ワインを飲みながら、和気あいあいと家族団らんで、お正月を迎えました。
台湾では春節には門や玄関に「福」は上下反対になった飾り物をします。
福という字を上下逆さにするのかは、下記の記事を参考にしてください。
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