台鐵台中駅前とその周辺に点在するバックパッカーが利用するような安宿の宿泊料とその部屋を訪ね歩いてみましたので、その結果をレポートします。
台中駅前には宿泊料は比較的安いがかなりボロボロの安宿が未だに営業しており、これらのゲストハウスは以前から気なっていたのですが、なかなか行動に移せずにいました。
そこで、今回潜入取材を試みましたので、これらの安宿の価格を中心に簡単にご紹介します。
台中駅前の安宿旅社の場所
台鐵台中駅前を歩いてみると実に怪しいエリアが所々あります、20年前か30年前は連れ込み宿だったのではないかと思われるような安宿が未だに残っています。
それらの安宿の多くは、「○×旅社」のような看板を上げています。看板も外れかかっていたりする安宿もあり、看板だけ少し新調している安宿もあります。
場所は、下記の地図をご参照下さい。私が訪ね歩いた安宿の全ては台中駅を出て徒歩で3分以内で行けるところばかりです。
それで、これらのボロボロの安宿の入り口付近には、「住宿」と「休息」という表示があります。文字通りですが宿泊と休憩です。
しかも、中にはタイ語やインドネシア語やタガログ語などの表示もあり、その怪しさを醸し出しています。
この近辺は東南アジア諸国からの出稼ぎ労働者がたむろしていたりしていますので、そのような外国人をターゲットとしているのでしょう。
宿泊料金は300元から650元程度/泊
看板を見る限り、宿泊代が最も安い宿は、300元/泊でした。この辺りの多くの安宿は1泊300元から500元との表示になっているところが多いです。
1泊300元であれば日本円で1,000円強ですので安いほうですが、エアコンは設置されておらず、バストイレも室内にはなく共同使用です。
そして、実際に宿泊料金がいくらなのか調査してきました。
1件目の旅社は、看板には300元/泊(バストイレ共同・エアコンなし)と表示がありましたので、この部屋を中心に価格を聞いてみました。ところが、300元の部屋は満室とのことでした。
そこで、空いている部屋を紹介してもらったのですが、エアコン・バストイレ付きで1泊500元でした。500元になると日本円で2,000円弱となるため安宿の域を超えてきますね。
それではと言うことで、1週間の賃貸の場合は、いくらにしてくれるか、1ヶ月の賃貸の場合は、いくらにしてくれるか、と尋ねたのですが、1週間でも1ヶ月でも1泊500元とのことでした。
そして2件目の旅社へ向かいます。その旅社は350元/泊との表示がありました。この旅社の場合もバストイレ共同でエアコンなしの条件でした。そして、ここでも空いている部屋は550元のものだけでした。
また、1件目と同様に1週間と1ヶ月の長期滞在の場合の価格交渉をしてみたのですが、結局は1件目と同様に1泊350元で長期宿泊の場合でも割引きはありませんでした。
そして、3件目、4件目と調査を続けたのですが、多くの安宿では、概ね上記のような価格設定で割引きはありませんでした。つまり、看板には300元や350元と掲示されていますが、実際には空室がないため500元や600元の部屋しか紹介してもらえませんでした。
そして、最後に1件だけ価格交渉に応じてくれた安宿がありました。外側の看板には650元と表示されていたのですが、1泊の場合は1泊当たり650元でしたが、1週間の場合は550元で、1ヶ月の場合は15,000元/月とのことでした。
台中駅前の安宿旅社の部屋はどんな雰囲気?
それでは、このような安宿の部屋の雰囲気ですが、アジアを放浪するようなバックパッカーでなければ宿泊できないくらいの古さと清潔感です。
建物自体がかなり古いと言う事情もありますが、清潔感を例えれば、いつでもゴキブリが出てきそうな雰囲気です。例えば、私が以前利用した台北でのゲストハウスのような雰囲気です。(笑)
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いや、上記のような台北で宿泊した宿よりも、薄暗く清潔ではないかもしれません。
そのため、よほどアジアの安宿に慣れており、そのような小汚い宿に哀愁を感じ、居心地の良ささえも感じるくらいのツワモノでなければ宿泊することはおススメできません。
基本的に潔癖症の日本人にはこのような宿は肌に合わないことでしょう。
事前に予約すれば清潔で比較的安い宿に宿泊できますよ!
このような安宿に1泊500元支払って宿泊するのであれば、ドミトリー形式のゲストハウスさえも扱っている下記のようなホテル予約サイトで割引料金で宿泊したほうが快適だと思います。
時期にもよりますが、1泊1500円くらいからありますよ。
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