台湾でアジア・ウインター・リーグが開催中|2015年観戦記

正式な名称は「2015年アジアウィンターベースボール(AWB)」台湾というのだそうです。日本からはプロ野球選手の若手が選抜され、秋季キャンプの成果を試す場となっている模様です。それでは、この大会を簡単に振り返っておきましょう。

2012年 台湾(2チーム)、日本、ドミニカの4チームで開催され日本が優勝
2013年 台湾、日本、韓国、ドミニカの4チームが参加し韓国が優勝
2015年 台湾(2チーム)、日本、韓国、欧州選抜の5チームが参加

2014年は開催されなかった模様ですが、毎年、参加チームが増えており、台湾でのウインターリーグの位置づけも重要になっているように思います。

 

2015年台湾ウィンターリーグの参加メンバー(監督、コーチ、選手)

今回の台湾で開催されているウインターリーグに各球団から選抜されたメンバーは選抜されたメンバーは下記の通りです。

監督・コーチ

監督

大森剛(巨人育成部ディレクター)

コーチ

島田直也(DeNA二軍投手コーチ)
入来祐作(ソフトバンク三軍投手コーチ)
小川将俊(中日二軍バッテリーコーチ)
藤本敦士(阪神二軍内野守備走塁コーチ)
斉藤宜之(ヤクルト二軍打撃コーチ)
濱中治(阪神二軍打撃コーチ)
会田有志(巨人二軍トレーニングコーチ)
高木康成(巨人二軍サブマネージャー)

 

参加選手(25名)

投手(11名)

岡本健(23) (ソフトバンク) 右投右打
加治屋蓮(23) (ソフトバンク) 右投右打
岸本淳希(19) (中日) 右投右打
浜田智博(23) (中日) 左投左打
今村信貴(21) (巨人) 左投左打
平良拳太郎(20) (巨人) 右投右打
田面巧二郎(24) (阪神) 右投右打
岩貞祐太(24) (阪神) 左投左打
児山祐斗(20) (ヤクルト) 左投左打
柿田裕太(23) (DeNA) 右投右打
飯塚悟史(19) (DeNA) 右投左打

捕手(3名)

張本優大(25) (ソフトバンク) 右投右打
桂依央利(24) (中日) 右投右打
山川晃司(19) (ヤクルト) 右投右打

内野手(5名)

高橋周平(21) (中日) 右投左打
岡本和真(19) (巨人) 右投右打
和田恋(20) (巨人) 右投右打
山下幸輝(22) (DeNA) 右投左打
陽川尚将(24) (阪神) 右投右打

外野手(6名)

上林誠知(20) (ソフトバンク) 右投左打
真砂勇介(21) (ソフトバンク) 右投右打
友永翔太(24) (中日) 右投左打
原泉(23) (ヤクルト) 右投右打
関根大気(20) (DeNA) 左投左打
横田慎太郎(20) (阪神) 左投左打

このメンバーを見ると、入団1年目から3年目くらいの二十歳前後の選手が多く、今後はプロ野球界で活躍が期待される選手が選抜されていますね。選手のみならず、コーチ陣の顔ぶれも年齢層が若くフレッシュな顔ぶれです。

 

台湾ウインターリーグの概要(場所、日程、チケット料金)

このウインターリーグは、今年も台湾の台中市にある台中インターコンチネンタル野球場と台中市の少し南に位置している雲林県にある斗六棒球場の2球場で開催されています。

開催期間は、11月28日から12月20日にかけての1ヶ月間となっています。そして、リーグ戦形式で正午開始の試合と夕方開始の1日2試合18:00開始の一日2試合で合計46試合が組まれています。どのチームも1週間の内、月曜日は試合がなく、その他の火曜日から日曜日まで毎日試合が組まれており、どのチームも一週間に4試合をこなすスケジュールとなっております。

台中インターコンチネンタル球場では、火曜日から木曜日までの週3日間は入場無料となっており、金曜日から日曜日までの試合はどの試合も入場は有料となっています。有料とはいっても、チケットの購入方法(前売り、当日)やチケットの種別(試合毎、1日券)、それに決勝トーナメントの試合は少し高くなっています。また、65歳以上あるいは子供のチケット(半票)は少し安くなっています。入場が有料の週末に開催される試合のチケットは80元~150元となっており、それほど高くはありません。決勝トーナメントは、160元~315元とチケット価格が少しだけ高くなっていますね。

 

2015年台湾ウインターリーグ観戦記

入場料無料の平日のナイターの日本対韓国戦を観戦してきましたので、簡単にご紹介します。
17:30頃に球場に到着すると、バックネット裏に行ったのですが、お客さんは疎らどころか数えるくらいしかいませんでした。国際大会であれば、このようにはならないのですが、若手主体の強化合宿の意味合いを勘案すると下のような画像になります。

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私が観戦した試合は、台中インターコンチネンタル球場での日本対韓国戦でした。
そして、この日のスタメンは下記の通りでした。

1.上林(SB)
2.桂(中日)
3.高橋(中日)
4.岡本(巨人)
5.真砂(SB)
6.横田(阪神)
7.和田(巨人)
8.原(ヤクルト)
9.友永(中日)
投.柿田(DNA)→岡本(SB)

私の地元である名古屋の中日の選手が3人もスタメンでした。

試合の流れと見所は下記の通りでした。

1回表 上林が先頭打者でセンター前ヒット→無得点
1階裏 柿田が投手ゴロを焦って悪送球→1・3塁から左中間への2塁打を浴びる
2回表 真砂、横田。和田の3連打で2点をいれ逆転
6回表 1アウト満塁で桂がホームゲッツー
6階裏 5回を投げた柿田に代わり岡本健(SB)が投入される
7回表 高橋(中日)がライトスタンドへソロHR、その後和田、友永などのタイムリーで3点追加

7回表が終わったところで試合は勝負が決まったため、(実際には寒かったことと翌日の子供の学校があるため)早々に家路につきました。試合結果は下記の通りでした。

日本 0 3 0 1 0 0 3 0 0 計7  H13 1E
韓国 1 0 0 0 0 0 0 0 0 計1  H05 3E

最も印象的だったことは、私が中日ファンということもあり、中日の選手に注目していたのですが、その中でも将来のクリーンアップを期待されている高橋周平選手が1打席目と2打席目に両打席ともバッドを折って凡打を繰り返していたのですが、3打席目にしてライトスタンドにホームランを打ち込みました。バッドを2本も折ってしまって可哀想だなと思っていたのですが、最後に結果が出てホッとしました。

 

それでは中日の選手を中心に画像で振り返りましょう。

先発予定のDNA・柿田投手がブルペンで投球練習をしていました。受けるキャッチャーは中日期待の桂捕手です。

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桂捕手の後ろでジッとバッテリーを見守る中日の清水バッテリーコーチ。
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中日の選手ばかりになってしまいますが、友永選手と高橋選手&桂選手のツーショット。

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上の画像のように、昔のナゴヤ球場を思い起こさせるように、選手とファンの距離が非常に近いです。バックネット裏のウェイティングサークルで待つ選手には網から手を伸ばしたら手が届きそうでした。バックネット裏も観客はほとんどいないですし、メディアもいないため、じっくりのんびり観戦することが出来ました。一方で、国際試合のような緊迫した雰囲気はないため、2軍の練習試合を思い起こさせるような、のほほんとした雰囲気も感じました。

最後に、台湾ウィンターリーグのパンフレットを戦利品として無料で頂いてきました。
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《追加情報》

日本VS台湾培訓 観戦記(2016年12月16日(水))

先日の観戦に引き続き、入場料が無料だったため、台湾の大学生ばかりで構成されるチームとの対戦を観戦してきました。

この日はレフトからライト方向あるいは外野席からバックネット方向へ強風が吹く中の試合でした。非常に寒く、このような環境で試合をする選手たちはかなり辛かったのではないでしょうか。ちなみに私は、5回まで観戦して寒さに耐えられなくなり、途中で退散しました。

 

この試合のスタメン

1.(中)真砂
2.(右)上林
3.(二)山下
4.(指)岡本和
5.(遊)陽川
6.(三)高橋
7.(一)和田
8.(捕)山川
9.(左)横田
(投)児山

 

5回までの見所は、下記の通りでした。

1回 真砂 ヒット
2回 高橋 ヒット
3回 山川&横田の連打
4回 高橋 ヒット
5回 横田&真砂&岡本和&陽川のヒットで3点

 

5回までで日本が台湾を3対0で3点リードしているところまで見たのですが、寒さに耐え切れなくなり、退散しました。
この日は、中日の高橋周平選手が2本ヒットを放って、打率を.270程度まで上げたようです(高橋選手のこの日までのホームラン数は2本)。その他にも、巨人の岡本和選手がタイムリーを放って、リーグトップに躍り出たようです。また、阪神期待の横田選手と陽川選手も先制点に絡む活躍をしていました。また、洗髪したヤクルトの児山投手は立ち上がりこそ不安定でしたが、その後はこんな寒い天気の中無難に抑えていました。この日、活躍した若手選手はいずれの選手も将来はチームの中心にいなくてはならない選手ですね。今後の活躍を期待しましょう。

チケット:2015年台湾ウィンターリーグ入場料金のご案内

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