台湾の台中市内中心部にある中国医薬大学のご紹介レポートです。
今まで、この大学の近くには数え切れないくらい来ていましたが、大学の中に入ったことがなかったので、見学に行ってきました。
そこで、画像をたくさん使って、中国医薬大学の概要と校内の雰囲気を紹介します。
中国医薬大学ってどんな大学?
中国医薬大学(中國醫藥大學)とは、どんな大学なのか?
中国医薬大学(ちゅうごくいやくだいがく、中國醫藥大學、英語: China Medical University)は、下記本校と分校に本部を置く台湾にある私立医科大学です。
- 台湾台中市北區学士路91號(本校)
- 雲林県北港鎮新德路123-1號(分校)
中国伝統医学と西洋医学との複合的発展を目的に1958年に設立された医科大学です。
教育内容に中国医学を積極的に採用し、現在は台中キャンパス以外に、雲林県北港鎮に分校があり、ほとんどの新入生は北港キャンパスで学んでいます。
また、大学の附属病院や媽祖病院等を傘下に加え、特に大学の近隣にある台中市内の附属病院は台湾中部の医療センターとして重要な役割を担っています。
現在は下記のような6学院(学部及び研究科)が設置されています。
- 医学部
- 中医学部
- 薬学部
- 公共衛生学部
- 健康看護学部
- 生命科学部
台湾中部にある大学で医学部がある大学は、中国医薬大学と中山医学大学の二校の私立大学だけのようです。
中国医薬大学の校内を画像で紹介
こちらの画像が、中国医薬大学の正門です。
そして、正門をくぐると正面に待ち構えていたのは、「考える人」の偶像でした。
そして、更に奥に入っていくと、中庭のような整然とした空間が広がっていました。
この中庭の芝生と樹木がある空間は、車やバスやバイクの雑音で喧騒的な大学の周辺とは一転して、静寂に満ちた都会のオアシスを思わせるような雰囲気に包まれています。
さらに、その空間には芸術性も兼ね備えていました。
青銅、大理石、金属などによる有名な彫刻家による彫刻作品が展示されています。
その中に、世界的に有名な彫刻家の緒方良信(よしん)氏の彫刻作品がありました。
テーマなどの説明があり、この作品のテーマは、「川流不息(Move of stream)」です。
医科大学なのに、芸術性で満たされた大学です。
その静けさの中を更に奥に向かうと、学生たちがスポーツを楽しんでいました。
どの大学にもあるバスケットボールのコートです。
そして、珍しくバレーボールのコートもありました。
その画像の奥には、テニスの練習用のボードもありました。
学生たちがみんな楽しそうにスポーツを楽しんでいました。
そして、この静かな中庭は静かで居心地が良かったため、小一時間ほど休憩をしながら、学生たちの様相を観察してみました。
現在の大学生はスマホをいじっている学生が多く、その多くがゲームをしていることが多いのですが、この大学の学生は、本を読んでいたりします。
彼らの身なりなどの外見や行動を見ても、何となく落ち着きがあるためか、賢そうな雰囲気があります。
この大学を見学して、本来の大学の姿を見たような気がしました。
中国医薬大学の行き方
中国医薬大学へのアクセスは、市バスが便利です。
台中駅前から大学までの市バスが出ています。
市バスの停留場名もそのままズバリ、「中國醫藥大學」です。
この大学の周囲には、大学附属病院が建ち並んでいます。
中央病院、児童病院、救急病院、リハビリテーションセンターなど、それだけではなく、薬局や医療機器など医療関係のお店や企業も多くあります。
中国医薬大学の掲示板
台湾台中市内にある中国医薬大学の掲示板に張られていたポスターや案内などをご紹介します。
大学の掲示板に張られているビラなどを見ていると、大学の毛色が見えてきたりしますね。
このような情報から現代の台湾の大学がどのような雰囲気なのか分かるかもしれません。
医学大学らしく肝細胞と癌に関するシンポジウムのポスターです。
この大学の先生が学会の理事長に就任、研究成果の受賞に関する案内です。
本当はもっとたくさんクラブ活動などの掲示物がありましたが、アップしきれませんのでこれくらいで・・・。
掲示板を観察するだけでもその大学がどのようなことに力を入れているのか、などの雰囲気が分かります。
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