日本で放映されているネット動画を海外で視聴する方法のご紹介です。海外から日本の動画サイトなどを利用しようとすると「国外では視聴できません。」との表示が出て、全く動画が見られないことがあります。
そんな時には、VPNというインターネット接続サービスを利用する方法で、海外でもストレスなく安全に日本国内向けのネット動画やテレビ(TV)などを快適に視聴することが出来ます。
日本国内向けインターネット動画は海外からは視聴できません
台湾では中国大陸と違い、ネット規制に関しては、一般的なインターネット利用であれば、全く問題はなく使用できています。ところが、日本国内向け専用の一部の動画などは、放映権の問題などの理由で、海外からのアクセスでは視聴できないネット配信動画があります。
例えば、サッカー日本代表のハイライトをネット配信動画で見ようとすると、どうなるか?
そうすると台湾など海外から日本のネット配信動画を見ようとした場合、以下のような画像が表示されることがよくあります。
NHKのオンデマンドサービスも海外からは視聴できません
あるいは、有料サービスのNHKオンデマンドサービスを海外から利用しようとしても、以下のように海外からは利用できない旨の説明が掲載されています。
NHKオンデマンドサービスは、提供先を日本国内に限ることを条件に番組の権利者からの許諾を得ています。このため、海外でのご利用はできません。
上記のような日本国内向けに限定された動画サービス以外のネットサービスに関しても、国により、下記のようなネット規制や制限が掛けられ、一部のインターネットサービスを利用できないことがあります。
・YouTubeの利用時にトップ画面が表示されない
・ニコニコ動画を見ようとしたところ見られない
・海外から日本のラジオを聴きたいけれど・・・
つまり、海外から日本のネット配信動画を見ようとすると視聴できないコンテンツがいくつかあります。その他にもGYAOやDMMなどのコンテンツも視聴できないようです。
もちろん、台湾でもYoutubeやほとんどの無料動画サイトは問題なく見られますが、放映権の問題などで海外では視聴できないサイトがいくつかあり、他にも海外で放映されているNHKニュースでも、主にスポーツニュースの映像は見られませんので静止画だけになります。
日本国内向けの動画配信サービスが海外で視聴できない理由
NHKや独占放映権がある日本国内向けの動画配信サービスは、日本からアクセスしているのか、外国からアクセスしているのかにより、動画の視聴規制を受けることになります。
それでは、日本からか外国からかのアクセスの判断はどのようになされているのでしょうか?それは「IPアドレス」と呼ばれるインターネットの接続地点を識別するネット上の住所のようなもので判断しています。
このIPアドレスを日本からのアクセスとして、日本から接続されているようにすれば、日本国内向けの動画サービスなども日本に住んでいるのと同じように視聴できるようになります。
「IPアドレス」が、日本のアドレスから繋がっているように、動画配信サービスに認識させる方法として「VPN接続」という方法があります。
海外から一旦、日本国内にある「VPN接続サービス」を経由すれば、動画配信サイトには、日本から繋がっているように認識させることができます。
その場合、例え海外で規制されている動画や日本国内向けの動画サービスであっても、海外から全ての動画サービスを日本と同様に視聴することが出来ます。
VPNゲートを通してアクセスすると日本国内向け動画も視聴可能
VPNというゲートを利用すると、世界のどこからでも日本で配信されている日本国内向け配信コンテンツや、日本からは視聴が規制されている海外配信の動画などを視聴することができます。
もちろん、中国大陸で規制されているフェイスブック、ツイッター、グーグルの各サービス、U-NEXT、hulu、Gyaoなどのウェブ配信サービスもネット規制を回避して、中国大陸でも利用することができるようになります。
まずは無料VPNゲートを利用してみましょう
それでは、VPNというサービスの具体的な紹介ですが、VPN接続には、無料サービスと有料サービスがありますので、順番にご紹介したいと思います。
まずは、無料のVPNサービスについてですが、筑波大学が研究の一環として学術実験という形で公開しているサービスとなります。
登録などの難しいことは一切不要で専用ソフトをダウンロードするだけで、すぐに簡単に利用できます。このサービスは無料で提供されているということもあり、デメリットもいくつかあります。
回線速度と接続が不安定な時が多く、接続がすぐに切れたりすることがありますので、ストレスなく快適に使えない場合もあります。
また、高速サーバーが稼動していないとストリーミング映像はスムーズな動画として見られないかもしれません。それに、もう一つ不安な点は有料VPN接続とは違いセキュリティーが確保されているとは限らないという点も注意すべきでしょう。
そして、将来的に有料になったり、途中でサービス停止になったりしないのか、という不安もあります。実は、この点についてHPでは、研究開発実験用のため有料になることはないとのことですが、何らかの外的要因により、あと数年でサービス停止になる可能性もあるようです。詳しくは下記をご参照ください。
VPN Gate 筑波大学による公開 VPN 中継サーバープロジェクト
実際に、中国在住の話しでは、無料VPNは使い物にならなかったとのことです。もし、中国へ留学や転勤をする場合は、出発前に有料VPNに登録しておいた方がよさそうです。
有料VPNサービスを利用すれば快適にネット動画を視聴可能
そして、有料のVPNサービスでは、以下のサービスが有名です。
海外からでも日本国内用ネット配信映像が見られるVPNサービス
月額利用料金は1,000円(税抜)で使える日本のVPNサービスです。
日本でプロバイダ事業なども運営している会社ですので、回線速度も十分であり、ストレスなく快適に映像を楽しむことができます。もちろんセキュリティーも問題ありません。
そして、使用上の説明などが全て日本語というのも安心して利用できるポイントだと思います。専用ソフトなどは必要なく、3分間だけの簡単なパソコンの設定だけで利用できるようになります
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