台湾への海外移住2年目の2014年を振り返ります

今年、最後のブログ更新ということで、家族で台湾へ海外移住をして2年目の2014年の1年間を振り返っておこうと思います。

2013年の2月に家族を連れて台湾へ移住をして、気が付けば来年の2月で移住して2年間が過ぎようとしています。

台湾移住一年目の振り返りは下記よりご覧ください。
家族で台湾移住をしたこの1年間の振り返り

 

台湾でカルチャーショックを経験することも

台湾移住1年目の昨年は、とにかく台湾の生活に慣れることと中国語での生活に馴染むことで精一杯でした。

そして、迎えた2014年は、多くの台湾人の方との出会いがあり、台湾社会や台湾人の方の考え方を肌で感じる1年でした。

このように台湾人との出会いの中で、実は、良いことだけではなく、国民性の違い、いわばカルチャーショックにより気分が悪くなることも多く経験しました。

その後、その社会の中で生活していくには、このような異文化間の相違によるカルチャーショックは無いよりあったほうがよく、誰でも多かれ少なかれ感じることだと、以前、何かの本で読んだことかあります。

台湾移住する人が知っておく異文化理解とカルチャーショック

いずれ、日本と台湾の違い、日本人と台湾人の違いを前向きに受け入れて、その違いを台湾人の方に伝え理解してもらえる日が来るだろうと信じています。

そして、そのような文化や考え方の違いを、今後、日本から台湾へ来られる方へ、分かりやすく伝えられることがあるかもしれません。

 

仕事:台湾の大学で教員として働くことに!?

それはさておき、2014年を振り返り、自分にとって最も大きな出来事は、台湾で日本語教師として大学で教鞭をとることになったことです。

台湾移住前の日本にいる時には、まさかこのようなことになるとは思いもよらず、日本語を教えたこともなく、日本語そのものも学んだことが無い者が、台湾の大学で仕事をするようになるとは思いもよりませんでした。

もちろん、これは、周りの台湾人の方たちからの協力があり、実現したことですので、私にはそのような能力も実力もなかったことは言うまでもありません。

毎回毎回の授業は試行錯誤で、失敗しては反省し失敗しては反省を繰り返しているうちに、周りの方たちの協力やアドバイスもあり、なんとか大学での前学期の講座が年明け早々に終わります。

 

今年を思い返してみれば、ギブアンドテイクという言葉を使えば、テイクしかない1年間でした。いつか、与えてもらった方に恩返しができる日が来るように前に進むだけです。

実は、私にとっての台湾の大学での仕事は、来年また新たな展開を迎えそうなのですが、来年のことを言うと鬼が笑うので、年が明けてすべてのことが決定してから、詳しい話ができるかと思います。

 

家族のことについて

もう一つ、今年振り返っておきたいことは、家族のことです。この1年間は、家族に関して言えば、何も話すような大きな出来事はありませんでした。

日本にいる両親を含めて、家族に何も起こらなかったことこそが、今年最大の喜ばしい出来事だと思います。

例えば、海外で交通事故や大きな病気などが起こっては、それこそ大変な1年になったことでしょうが、何事も起こらず日常生活が1年間平穏無事に過ぎ去りました。

今回、振り返ってみて気が付いたことですが、子供たちは1年前に比べると体も心も少しずつ成長していることを感じます。このことも、周りの協力がなくては、成しえなかったことでしょう。

 

海外生活の経験値を上げること

若い方であれば、大志を抱いて海外で大きなビジネスを起こしてやろうと考える方もいるかもしれませんが、海外でそのようなことを進めることは、非常にハードルが高いことだと思い知らされた1年間でもありました。

日本を離れて、海外生活を送る上で最も重要なことは、自分自身と家族がいる方は家族も含めて、健康であることと家族に大きな変化が起こらずに、現地の生活に少しずつ慣れていき、現地の社会に少しずつ溶け込んでいくことなのではないかなと、最近思い始めています。

私にとって海外移住2年目のこの1年間は、海外移住をした者としては、良いことも悪いことも含めて、経験値を上げるという意味では十分すぎるほど充実した1年間でした。

 

皆様の2014年はいかがでしたか?

新年快楽!

コメント

  1. 海外イチゴ より:

    いいぞっさん

    明けましておめでとうございます。

    まさか、教壇に立つような方だったとは…びっくりしましたー。

    ブログの更新楽しみにしています。
    それでは、本年もよろしくお願いします。

  2. tomo より:

    台湾で働く、条件によって、立場が違うと思います。

    1.日本人の本社派遣の駐在員として、働く。
      現地の従業員は同僚ですが、日本から、本社から来ているとして、
      総務的な事、住むところ、病院、子供の学校、何から何まで世話してくれ、
      日本にも定期的に帰れます。但し、数年で、自分の意志に反して、帰国辞令がでます。

    2.日本人教師として働く。
      大手補習班、夜間高校(台北の板橋)で働いた経験ですが、一年契約の身分は
      不安定。ただ、地業の評判さえ良ければ、同僚、上司に厳しく指導、いじめ等を
      受けることなく、割合、自由。人間関係で仕事を広げて、一か月2.8万NTほど、
      稼いでいました。

    3.台湾企業で働く
      やはり、これは厳しい。例えば、貿易会社、メーカーの日本担当。同僚、上司の
      指導がやはり、台湾的。多くの方が耐えられないと思う。

    4.日本企業で、日本の上司に仕える。
      比較的働きやすいと思う。但し、待遇が日本からの派遣されている社員と異なり、
      あくまで、現地採用ベース、ずっと継続すると、気分が悪いかもしれない。

    5.自分で開業
      リスクが高い。比較的成功しているのが、日本人相手のゲストハウスの印象を受ける。

    勝手な経験です。一つのコメントして、ご参考頂ければ幸いです。
    本年もご健康で、ご活躍されることをお祈りしております。
    いつも、頻繁にブログを更新され、頭が下がります。
                                               以上

  3. いいぞっ より:

    いつもコメントありがとうございます。
    台湾での就労スタイルはご意見頂いた通りだと思います。
    駐在員か現地採用かにより待遇に差が出て、日本企業か台湾企業かによって周りから受けるプレッシャーが違ってくることでしょう。
    現地台湾企業の日本担当という立場は、(私はそのような立場で働いたことは無いですが)日本側と台湾側の板挟みで大きなストレスを抱えて働くことになると推測します。
    精神的に最もストレスが少ない働き方は、日本語教師でも料理人でも同じですが、日本人の得意としている分野、あるいは自分の特別な技能を生かして、需要がそこそこある仕事をすることだと思います。
    そういう意味では、ゲストハウスなど日本人をターゲットに自由に働くスタイルは理に適っていますが、実は多くのGHは厳密には合法では無いところが多いですね。(このことについては、またいつか記事としてアップしようと思います。)

    > 台湾で働く、条件によって、立場が違うと思います。
    >
    > 1.日本人の本社派遣の駐在員として、働く。
    >   現地の従業員は同僚ですが、日本から、本社から来ているとして、
    >   総務的な事、住むところ、病院、子供の学校、何から何まで世話してくれ、
    >   日本にも定期的に帰れます。但し、数年で、自分の意志に反して、帰国辞令がでます。
    >
    > 2.日本人教師として働く。
    >   大手補習班、夜間高校(台北の板橋)で働いた経験ですが、一年契約の身分は
    >   不安定。ただ、地業の評判さえ良ければ、同僚、上司に厳しく指導、いじめ等を
    >   受けることなく、割合、自由。人間関係で仕事を広げて、一か月2.8万NTほど、
    >   稼いでいました。
    >
    > 3.台湾企業で働く
    >   やはり、これは厳しい。例えば、貿易会社、メーカーの日本担当。同僚、上司の
    >   指導がやはり、台湾的。多くの方が耐えられないと思う。
    >
    > 4.日本企業で、日本の上司に仕える。
    >   比較的働きやすいと思う。但し、待遇が日本からの派遣されている社員と異なり、
    >   あくまで、現地採用ベース、ずっと継続すると、気分が悪いかもしれない。
    >
    > 5.自分で開業
    >   リスクが高い。比較的成功しているのが、日本人相手のゲストハウスの印象を受ける。
    >
    > 勝手な経験です。一つのコメントして、ご参考頂ければ幸いです。
    > 本年もご健康で、ご活躍されることをお祈りしております。
    > いつも、頻繁にブログを更新され、頭が下がります。
    >                                            以上

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