台湾では暖房器具のコタツと石油ストーブはある?冬の寒さ対策とは?

台湾での冬の暖房器具について、台湾現地からご紹介をします。

日本人にとっては、台湾は1年を通して暑いあるいは温かい南国というイメージでしょう。

ところが、実は台湾でも冬は寒いのですという記事は、何度も記事にしてきました。

とりわけ、寒波が来て気温が一気に下がる時期は、非常に肌寒く感じます。

それでは、台湾の人たちはこの短い期間の冬の時期をどのように対応しているのでしょうか?

そこで、台湾の冬の時期の寒さ対策と暖房器具について、台湾の現地事情を交えながら、詳しく解説します。

 

台湾でのストーブ

日本では石油ストーブと電気ストーブが一般的に使用されていますね。

それでは、台湾でのストーブ事情はどうなのか?

台湾で冬の時期の暖房器具として、最も利用されているのは、電気ストーブです。

自宅にある電気ストーブは、400Wと800Wに切り替えが可能な小型の電気ストーブです。

基本的には、この小さな電気ストーブが一つあれば何とか最低限の寒さ対策はできます。

台湾では冬の季節は寒いといっても、早朝と夕方以降に寒さを感じる程度です。

日中は陽が差せば、鼻の頭が痛くなるほど寒いということはないため、大規模な暖房器具は必要ないでしょう。

という状況ですが、寒波が来ると、台湾でも非常に寒くなり、外出したくなくなります。

それでは、そのような一時的に寒くなった時には、やはり日本人には日本で使っていた暖房器具が恋しくなります。

例えば、石油ストーブがあれば、部屋の中がかなり暖かくなりますね。

ところが、今までに台湾で石油ストーブを見たことがありません。

日本では一般的に冬の暖房器具として、非常によく利用されている石油ストーブは、なぜ台湾では利用されていないのでしょうか?

台湾では、寒い期間がそれ程長いわけではなく、冬でも急に寒くなったり、温かくなったりを繰り返すことになります。

このように、寒い時期が長続きしないため、石油ストーブのような暖房効果が非常に高い器具は必要ないのでしょう。

そのため、石油ストーブは台湾の社会には普及していないことに起因して、ガソリンスタンドに行っても、日本のように灯油が販売されていることはありません。

もちろん、台湾でも灯油の需要が少なからずあると思いますので、どこかには販売されているでしょうが、日本のように冬の暖房器具用の需要がないため、普通のガソリンスタンドでは扱っていないのです。

そんな事情で、台湾では冬のストーブと言えば、電気ストーブの一択になります。

 

台湾にコタツはある?

台湾にはコタツはあるのか?ないのか?

結論から言ってしまうと、今まで台湾にはコタツはありませんでした。

ところが、最近、台湾でも地域によっては冬の時期が寒いため、日本で使用されているコタツが人気だとか!?

とは言っても、一般的な家庭ではコタツを使用することは稀です。

その理由は、家屋の構造にも関係しています。

台湾の家のつくりは、多くの場合は、コンクリート設計で床は石材などを使っているため、冬の時期には部屋の中は思った以上に寒く感じます。

コタツを使用しようとすれば、最低限の条件として、床が畳か木材でなければ、コタツを使い難いですね。

少数派ではありますが、部分的に畳部屋がある家もありますが、一般的には、フローリングは石材が多いのです。

そのため、電気コタツを利用できる内装構造になっていないということも、台湾でコタツが使われない理由でしょう。

コタツを使う文化というのは、畳がある日本独特の習慣なのかもしれませんね。

 

台湾のエアコンの暖房機能はない?

最後に、もう一つ付け加えておくと、台湾では一般的なエアコンには暖房機能が付いていません。

つまり、台湾でエアコンと言えば、冷房機器のみの機能と認識されています。

それもそのはずで、1年間で非常に長い夏に対して、非常に短い冬しかないないため、わざわざ暖房機能を付ける必要がないというわけですね。

ただし、最近では台湾でもエアコンに暖房機能が付いているエアコンも販売されているとか…。

そう考えると、逆に夏でも涼しい北海道で販売されているエアコンには冷房機能が付いているのでしょうか? という疑問がふと頭に浮かびます。

 

台湾では冬でもシャワー

台湾では浴室にはバスタブが設置されていない家も多いのです。

夏の時期が長いため、浴室にはシャワーのみしかなかったりします。

そんな事情があり、バスタブに湯を溜めて、お風呂に入る習慣があまりありません。

そのため、冬の寒い季節でもシャワーで済ませてしまうことになります。

寒い冬には、ゆっくりお風呂に使って、身体を温めるとリラックスできるのですが…。

台湾では寒い冬でも風呂に入ることが出来ないため、日本人にはストレスに感じることになるかもしれません。

関連記事:台湾のお風呂事情とシャワー文化

 

短い冬の時期の寒さ対策と過ごし方

台湾の冬の時期は都市によっては、寒波到来に伴い、非常に寒くなることがあります。

寒い時期を台湾現地では、どのように寒さ対策をして、過ごしているのでしょうか?

私の経験に基づいて話をすると、「寒い時は厚着をしてやり過ごす。」ことになります。

それでも、寒い日の早朝や夕方以降は、家の中でも天井が高く、床が石材フローリングの台湾の家屋での体感温度は真冬の日本並み。

そんな時には、以下のような対策で寒さを凌ぎます。

  1. 家の中でも防寒着(ニット帽、手袋、マフラー含む)を身に付ける。
  2. 電気ストーブで足元だけでも温める。
  3. 夕食を鍋料理にして体の芯から温める。
  4. お酒を飲んで体温を上昇させる。

 

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コメント

  1. k より:

    初めまして。
    本日初めてブログを拝見させていただきました。
    私も台湾人妻を持ち、日本を離れたものです。
    灯油ですが中国石油に一斗缶みたいな感じで販売しております。煤油が欲しいと言えば事務所か倉庫から持ってきてくれますが需要がないため価格はガソリンより高いです。

  2. いいぞっ より:

    はじめまして、コメントありがとうございます。
    ガソリンスタンドで灯油も販売しているのですね。
    しかも、価格がガソリンよりも高いとは!

    > 初めまして。
    > 本日初めてブログを拝見させていただきました。
    > 私も台湾人妻を持ち、日本を離れたものです。
    > 灯油ですが中国石油に一斗缶みたいな感じで販売しております。煤油が欲しいと言えば事務所か倉庫から持ってきてくれますが需要がないため価格はガソリンより高いです。

  3. K より:

    あ、中国石油ではなく中油でした。
    申し訳ございません。
    他のガソリンスタンドには売ってないと思われます。
    台湾で灯油ストーブかいましたがめっちゃ高かったです

  4. いいぞっ より:

    情報ありがとうございます。
    石油ストーブは台湾で購入すると非常に価格が高いですね。
    PChomeで18000元程度で販売されている広告を見たことがあります。

    > あ、中国石油ではなく中油でした。
    > 申し訳ございません。
    > 他のガソリンスタンドには売ってないと思われます。
    > 台湾で灯油ストーブかいましたがめっちゃ高かったです

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