台湾の食品と食材に関する物価調査|現地食品店と日系食品スーパーで値段は違う?

台湾の食品スーパーでの台湾の食品についての物価の調査結果をレポートします。今回調査した食品スーパーは台湾(台中)にある、全国チェーンの食品スーパー、比較的価格が高い台湾現地の食品スーパー、日系食品スーパーの異なる種類の3店舗です。

台湾の中でも台北と台中では、家賃や食費など、ほとんどの物価で大きな違いがあります。そのため、今回は台中での食品や食材に関する物価調査ということを最初に断っておきます。

台湾移住あるいは台湾ロングステイする日本人にとって、生活費の中でも最も比重が高くなる費用は、住居費と食費でしょう。今回は台湾(台中)の食費についての物価の相場をご紹介します。

 

台湾全国チェーンの「全聯福利中心」で食品の価格相場を知ろう

日本人が台湾で生活する場合は、外食が多くなると思いますが、外食ばかりで、しばらくそのような生活をしていると、やはり偶には日本食を食したくなります。

そこで、台湾で自炊をしたと想定して、台湾での生鮮食品を中心とした食品物価の一例をご紹介します。

「全聯福利中心」の食品の販売価格その1
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  • 鶏一匹(約1.3kg):208元(約700円)
  • リンゴ一個(約145g):11元(約40円)
  • バラ豚肉(約300g):115元(約400円)
  • メロン1個(約1.1kg):79元(約270円)
  • 玉ねぎ2個(約450g):22元(約75円)
  • サバ一匹(約500g):68元(約230円)
  • 豚肉(100g):23元(約80円)
  • 豚の耳(約180g):38元(約130円)

「全聯福利中心」の食品の販売価格その2
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  • サンマ3匹(約390g):32元(約110円)
  • 鶏胸肉(約400g):78元(約260円)
  • 牛肩肉(100g):40元(約135円)
  • 豚肉(100g):23元(約80円)
  • ニンジン1袋(約600g):32元(約110円)
  • ジャガイモ1袋(約500g):22元(約75円)
  • パイナップル1個(約1.5kg):49元(約165円)
  • パパイヤ1個(約700g):43元(約145円)

上記のチラシは、台湾でも有名な「全聯福利中心」というチェーン店のものです。ついでに、卵10個入り(1パック)の価格は売り出し価格で35元(約120円)でした。

 

台湾現地の食品スーパーでの食品や食材の値段の相場感

パイナップルは台湾でも大人気の果物で59元/個

店舗に入るといきなり、パイナップルです。

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日本でも同じですが、店舗入口では、その季節での最も旬な果物や野菜などの生鮮食品で、お店が最も売りたいものを配置しています。夏の季節に近づきつつあり、そろそろパイナップルの季節が始まるようです。

今まで数ヶ月間パイナップルはこのような形ではあまり店頭で見かけなかったので・・・今後は更に美味しそうなパイナップルがたくさん並べられそうです。

この時期の値段は1個59元(約200円)でした。まだまだ店先に出始めたばかりですので、パイナップル1個の価格は少し高いように感じます。

 

台湾の重量売りのチョコレート35元/100g

そして次は、チョコレートです。

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これは、日本では偶に見かけるチョコレート詰め放題ではなく、100gあたり35元のチョコレートです。好きなチョコレートをビニール袋に詰め、欲しい分だけ購入できます。かなりマイナーなチョコレートばかりで、残念な買い物になりそうだったため買うのは止めときました。

 

台湾ビールはいくら? 149元/6本

最近、台湾は徐々に暑くなってきたので、ビールの需要も上昇しますね。

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皆さんお馴染の台湾ではシェアNo.1の「台湾ビール」です。350ml×6缶で149元の商品と165元の商品があります。1缶あたり90円前後で購入できます。

 

ハイネケン・ビールの値段はいくら?

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350ml×6缶セットで199元ですので少し高くなりますね。値段は台湾ビールよりも高いですが、こちらのビールの方がよく売れていました。

 

チキンカツや唐揚げなどの揚げ物はいくら?

お酒のおつまみに、揚げ物はいかがですか?

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チキンカツ(大)が45元/個です。このチキンカツ1個だけで、お腹が満たされそうな大きさです。

 

カボチャは1個いくら?

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西洋カボチャ1斥(=600グラム)33元でした。

南国の島・台湾らしいモノも、この食品スーパーで販売されていました。実はタイからの輸入品でした。ヤシの実は1個75元です。これは高い!?

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日本のりんごは1個いくらで販売されているか?

そして、日本から輸入された、青森リンゴも高値で売られています。

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青森産のりんご(中玉)1個75元です。その横には、米国産のふじリンゴが2個99元で並べられていました。さすがに、青森産のリンゴは日本で購入した方が安いし新鮮そうでした。

 

台湾の現地食品スーパーでの商品物価は上昇傾向

現在の台湾(台中)の物価が、少しは分かる現地調査ができたかなと思います。台湾の物価も10年前、20年前と比較すると、かなり物価が上がっていますね。

それは、今まで日本がデフレで物価が上がらなかった(あるい下がった)ことの裏返しだと実感しています。海外の物価上昇状況は何年か前に韓国に行った時も感じたことですが、日本のことだけしか知らないと井の中の蛙になってしまいます。

それでも台湾と日本の物価を相対的に単純比較したら、まだまだ台湾の方が断然安いと感じること(家賃やローカルフードなど)も多々あります。

 

台湾にある日系食品スーパー事情

台湾での日系食品スーパーで販売されている日本商品の値段について、簡単にご紹介します。台湾には、多くの日系食品スーパーが進出してきています。台中にも日本食材を扱ういくつかの日本食専門の食品スーパーがあります。

このような日系食品スーパーは日本人が比較的多く住む地域にあります。台湾での日系食品スーパーに行けば、日本の食材や食品はほとんどの商品が何でも購入できます。

 

日系食品スーパーの食材・食品の値段はいくら?

このような日系食品スーパーの棚に並んでいる、日本から直輸入した商品の値段はいくらくらいでしょうか? 一言で言えば・・・「高けぇ~!」

例えば、この食品スーパーで見つけた、私が大好きな商品を2つほど紹介して、その商品の値段をご紹介してみましょう。

愛媛県伊予特産のポンジュースの台湾での値段はいくら?

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甘酸っぱい味で人気が高いポンジュースは1本105元(約350円)です。

キューピー・マヨネーズの台湾での値段はいくら?
キューピーマヨネーズ(200g)1本130元(約450円)です。日本での値段の2倍以上はしますね。

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一番驚いたのは、500mlペットボトルの杜仲茶が1本95元という商品を、いったい誰が買うのでしょうか!? あまり需要がない商品も店頭に並んでいて、見事に高値が付いています。

 

日本専門の食品スーパーの固定客と販売戦略

それでも、このような日系食品スーパーではお客さんが絶えません。高品質で確かな商品を購入したい、という固定客を抱え込んでいるようです。

このようなスーパーでは日本から直輸入した商品以外の台湾特有な果物(パパイヤやパイナップルなど)も販売されていますが、一般的な食品市場と比べると、当然高い価格で販売されています。

このようなスーパーの固定客は、商品を購入する際は価格をあまり気にしない傾向があるため、同じ商品でも価格裁定が起きないのでしょう。この点を上手く利用した店側の販売戦略で、高価格での商品販売が成り立っているように思います。

同じ商品を高い価格で販売していても、それなりに売れるということなのだと思います。

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