中国語学習法についてのご紹介です。今や、中国で最も有名な日本人というブランド力で知名度の高い「加藤嘉一」さんを知っていますか? 中国で有名な日本人の中では、最も中国語が上手だと言われたりしています。
中国語力ゼロの状態からここまで中国語が上達するには、何らかの理由がありそうです。そこで、彼がどのように中国語を習得したのか調べてみました。どのように加藤嘉一さんは中国語を上達させたのか?
このような疑問に答えていきます。そして、彼の学習法が万人に通用し、同じ学習のやり方をすれば中国語が身に付くという再現性はあるのかどうかを考えてみます。
加藤嘉一さんの中国語語学能力とは?
加藤嘉一さんの学歴や彼がどんな人なのかはさて置き、先ずは彼の中国語力についての履歴をサラッとレビューしておきます。
中国語を学習し始めてから、下記のような経緯で上達したそうです。
- 3ヶ月後 HSKの最上級に合格
- 6ヶ月後 日中翻訳(タブン中国語→日本語だろう)
- 1年半後 同時通訳
普通に考えれば、このような速習は、なかなか真似することができないですね。それでは、彼がこのような短期間で中国語力をどのように身に付けたのでしょうか?
加藤嘉一さんの中国語学習方法とは?
彼の中国語学習法は、以下の3つが中心となっているそうです。
- 人民日報を暗記
- ラジオ放送を聴く
- アイスを売っているおばさんとおしゃべり(毎日8時間話す)
語学学習にお金は掛けたくないので、人民日報という新聞は知り合いになった中国人から貰って、毎日ラジオを聴いて、毎日暇なおばさんを捕まえては、仲良くなり中国語を磨いたそうです。
なるほど、新聞で文字を読み、ラジオで音を聞き、「インプット」をしてますね。そして、最後に「生」のおばちゃん相手に、言葉攻めで自分の持っている全てを出すw・・・つまり、「アウトプット」をしています。
私も加藤嘉一さんの中国語学習法を見習って、以下の方法で語学力アップを狙ってみようか・・・。
- エ●い本を読む
- ●ロいDVDをよく聞く(見る)
- 檳榔を売っているお姉さんとおしゃべり(毎日8時間)
こんなことして、簡単に中国語が身に付いたら革新的です。世の中の男はみんな中国語ができるようになりますねw
加藤義一さんの中国語学習方法を検証
一見、加藤さんの中国語学習法は可笑しな学習法に見えます。ところが、実に理に適った学習法です。私が受けた感覚では、非常に参考になります。
語学学校で教えている中国語学習法も、実は彼の学習ステップと全く同じですね。テキストを読む、CDなどを聞く、先生やクラスメートが話していることを聞くなどのインプット、そして、プレゼンなどをするアウトプットです。彼の学習法は、少しだけインプットとアウトプットの方法が違うだけです。
3ヶ月で学習に割ける時間は最大で500時間(15時間/日×30日+α)程度です。しかし、500時間必死で学習してHSK最上級に合格は可能なのですね。
そして、6ヶ月間で1000時間程度、必死で学習して、日中翻訳ができるようになるというのは何となく頷けます。
さらに、1年半の期間に3000時間程度必死で学習して、同時通訳ができるようになるというのは人によるでしょう。同時通訳という仕事をするには、中国語力だけでなく、同時に日本語力も必要でしょうから…ね。
加藤嘉一さんと同じ学習方法で同じ成果が期待できる?
もし、加藤嘉一さんに中国語学習法について1つ質問できるとしたら、私は以下のことを聞いてみたいです。
「ラジオを聴いて中国語の音に慣れたようですが、全く意味も分からず、中国語を聞いていても語学学習の効果はあるのですか?」
3ヶ月でHSK最上級に合格できるくらいであれば、その時は中国語をかなり聞き取れるはずです。それならば、3ヶ月で学習に割ける時間は500時間程度のはずです。
それなら、最大公約数という考え方をすれば500時間以内の中国語のリスニング学習でHSKの最上級に合格できるだけのリスニング力は身に付くことになります。
そのこと自体が疑問だとは思いませんが、相当な集中力が必要だとは思います。集中力MAXで500時間のリスニング練習をしても中国語を身に付けることができなければ、やはり加藤嘉一さんは語学センスが飛び抜けているということになります。
試しに誰か検証してみてください。
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