台湾の外僑居留証の対応とメリットについてご紹介です。
外僑居留証の申請や取得方法などについては下記の記事をご参照下さい。
外僑居留証の申請・取得と更新手続き
外僑居留証の更新費用はいくら?
外僑居留証の更新をしてきたときのご紹介です。昨年申請したときは初めてということもあり、1年間の居留しか認められませんでした。今回は、新規申請ではなく滞在可能期間の更新ということもあり1年間、2年間、3年間から選択可能でした。それぞれ申請費用は、1,000元、2,000元、3,000元です。今回は奮発して3年間の居留証を取得しました。
申請した日にその場で3,000元を支払うことになり、おそらくその場で期間の更新をしても問題がない人物と認められたため(?)、即時に居留の延長が認められたようです。というのは、後日受け取った外僑居留証を見ると発効日の記載があり、自分が申請した日にちになっていました。
外僑居留証を取得しているメリットは仕事と出入国が自由
外僑居留証の更新申請をしてから、およそ2週間(10営業日)後に受け取り日を指定されました。居留事由は、「依親-妻-林志玲」と印字されています。(名前は嘘w)
裏面を見ると「持證人工作不須申請工作許可」と記載があります。これは一般的には台湾で働く場合は労働許可を当局に申請する必要がありますが、労働ビザを取得しなくても、台湾で仕事ができるという意味です。
それと、裏面には「持證人可多次入出国」と記載があり、再入国許可証を兼ねているようです。そのためだと思いますが、一般的に日本人の観光客の場合は、台湾に入国する場合は、入国審査の時に「入国登記表」というカードを提出する必要がありますが、外僑居留証を持っていると外国登記表を提出する必要はありません。
今まで気付かなかったのですが、カード右上部に5ミリ角くらい微妙に膨らんでいます。これはICチップのようなものなのでしょうね(?)もしそうならば、簡単に偽造工作ができないように工夫されているようですね。ある台湾人に聞いた話しでは、台湾で働く来た東南アジアの方は多くいるため、彼らがビザなどを取得する場合は、日本人以上に健康証明証やその他の必要書類の提出を求められて、許可が下りるまでの期間は長くなるらしいです。
台湾入国審査での外僑居留証所持者のメリットとは?
一時帰国での日本と台湾の往来で、今まで台湾に入境する時は入国審査で時間を取られてイライラすることがありましたが、ARC(外僑居留証)を取得して初めて台湾の入国審査を受けた時の経験を簡単にご紹介します。
入国審査カウンターには大きく3つの区分があります。
- 中華民国国民
- 中華民国居留者(および※常客証)
- 外国人
※常客証を取得するための条件と方法は下記記事をご参照下さい。
関連記事:スピーディーイミグレーションで台湾入国手続きを簡単にする方法
それまで私は観光ビザで入国していた時には外国人用カウンターに並んでいたのですが、ARCを取得して初めての中華民国居留者専用ゲートでの入国審査を受けました。長い列に並ぶこともなく誰も並んでいないゲートでの入国審査になりました。パスポートと入国カードとARCを差し出して、すぐ入国審査に向かうことが出来ました。それまでと同様、飛行機の中で配られている入国登記表に記入して、パスポートに挟んでカウンターに提出したのですが・・・
後から気がついたのですが入国審査のゲートを通過した後、パスポートを見てみると、入国カードがそのままパスポートに残されていました。
ARC所持者は台湾へ向かう途中の機内で配られる入国カードを記入する必要がないようです。(ARCの裏面にそのような文面が記載されていました)
なにはともあれARCを持っていると、入国審査が早く済み、スムーズに手続きが進むことが分かりました。
外僑居留証を所持していることのメリットのまとめ
このような外僑居留証ですが、これを持参していて良かったと思う場面は以下の通りです。
- 空港の入国審査で長蛇の列に並ばなくても良い(特に中国人観光客の団体がいる時には非常に時間が掛かりイライラしますね)
- パスポートを持ち歩かなくても良い(居留証はキャッシュカードと同じサイズなので財布に収まります)
- 銀行などでの両替時にパスポートの代わりに使用できる
- 更新を忘れなければ何年でも台湾に居続けられる(配偶者ビザの場合)
- 労働ビザを申請しなくても台湾で働くことができる(仕事を探す時には少し有利?)
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