台湾で初めて中医(中国医学)クリニックに行った時のことを台湾現地からレポートします。台湾では12月半ばを過ぎると寒さが増すため、体調を崩してしまい、風邪をこじらせてしまいました。台湾に来て初めて、中医クリニックに行った結果、新たな発見がありました。
そもそも、中医とは何と思われる方や、台湾での中医の存在を知りたい方は下記記事をご覧ください。
台湾では中医クリニックでも診察費は前払制
風邪を引いた時は、いつも妻の親戚が経営するクリニックで診てもらっていたのですが、今回は自宅近くの中医で診てもらいました。突然ひらめいたのです。今日は絶対に中医に行くべきだと神の声が聞こえたのです(嘘)。
この時点では、まだ何が起こるのかも知らずに…。受付で初診問診表に必要事項を記入して、全民健康保険証を出した後、いつものように診察費用は、前払い制で150元を支払いました。その後、名前を呼ばれて診察の流れになります。
台湾の中医の美人女医に手を取られ手首を握られて…
待合室で待っている間、前回のこともあるので、しっかりズボンを確認しました。自分の名前が呼ばれたので中医のお医者さんとご対面。
まさかの白衣を着た美人医師がお相手してくれました。(チガウ、診察してくれました。)しかも、院長だというのにかなり若い!(タブン、アラサーツンデレタイプか?)テンション上がって、ドキドキしてたら、脈をとるため手首を優しく触られ、さらにドキドキ。
中医の診察は脈をとるだけで、どこが悪いのか分かるのですね(初体験)。たぶん、脈を診ることで体についての全ての状態が分かるのでしょうね。それなら、私がドキドキしていたのもバレてたのだろう。終始、片手で脈をとりながら、片手でパソコン入力しながら病状を説明してました。めちゃくちゃ早口です。
同時に3つのことをしながら診察する美人中医…、頭の中はキレキレですね。左手の脈を診た後は右手の脈を診てもらった。私は脈をとる3本の指の動きと、そのお医者さんの顔ばかりガン見していました。もう、彼女の繊細な3本の指の動きで手首を優しく触られているだけで、どんどん風邪が治っていく気がしました(笑)。
診断後の中医からの診察結果は?
そして、私は美人医師によって、以下のように暴かれてしまいました。いつもパソコンで仕事ばかりしているから、頭の神経が敏感になっているため、首や肩が重くて肩こりもあるでしょう。
さらに、座ってばかりで運動を定期的にしていないため、腰から脚にかけての循環が悪くなっている。そのためウイルスに対する免疫力が下がっている。なんと!病状も生活習慣も全て当たってます。
今まで診てもらったことがなかったため、中医を信じてなかったが、中医に対する見方が180度変わりました。でも、どうして、分かるのだろう? その後、喉の状況と鼻の穴の中の状況を確認された。(人間は穴を見られると、どの穴でも何となく恥ずかしく思うのはなぜだろうw)
そして、右の鼻の穴の奥に問題があるのと、左の喉の奥(扁桃腺)が常に肥大しているため、ウイルスに感染しやすいのだそうです。何だか穴を見られて、全て見透かされた思いです。こうなったら全ての穴を見てもらおうかと思ったよw
中医診察後は全民健康保険証と薬を受け取るだけ
そして診察時間は約5分くらいで診断は終了しました。本心はもっと診察してもらいたかった(笑)。また次回、風邪を引いたらリピートします。(次回はご指名でリピートしますw)待つこと1分くらいで、お薬を貰って中医クリニックの可愛らしい受付嬢ともさようなら。
薬は粉末の漢方薬と錠剤の2種類を出してもらいました。
台湾で中医クリニックに初めて行った結果、たったの150元で美人医師(と本格的なお医者さんごっこができる)本物のクリニックを見つけました(笑)。
台湾での中医クリニックの診察費の明細
診察費用について、国民健康保険に相当する「全民健康保険」の適用を受けた場合の明細について、明細書を基に公開します。
- 健保申請項目
- 自付費用項目
【健保申請項目】
薬費 90
薬事服務費 0
診療費 0
医療費用合計 400
部分負担費 50
健保申報 350
【自付費用項目】
基本部分負担 50
薬品部分負担 0
合計実収費用 150
上記の内容から予測できることを以下にまとめておきます。
- 中医クリニックでも一般的な病気(大病ではない)ならば1回の診察費用は保険適用で150元(約500円)
- 全民健康保険がなかった場合は500元(医療費用合計+掛號費)→ 約1800円
- 薬品部分負担というのがあるということは薬は全て保険でカバーされるとは限らない
- 500元のうち自己負担分を150元とすれば自己負担率は3割負担となる(日本と同じ)
- 全民健康保険とは関係なく1回の医療費は日本と比較してかなり安い
こんなところでしょうか。それにしても国によって、随分と医療費も違えば健康保険制度も違います。TPPとか言ってるけど医師免許も、将来国際化して世界共通の医師免許のようなものができたら、医療費が高額な国に優秀な医師が集まる構図になりそうですね。
先日の経験から、日本は中医師を認めていないけど認めたら、強い薬を使わない中医薬なので日本人にも受け入れられると思います。処方してもらった薬を飲んでみたのですが、眠くなりませんでした。
明細表の下の方に以下のように注意書きがありました。
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