台湾で銀行口座を開設する方法ですが、基本的には外国人であっても、居留証を所持していれば個人用銀行口座の開設は可能です。
台湾の銀行口座開設に必要なもの
台湾で銀行口座を開設するために必要な書類などは、各銀行で多少異なるかもしれませんが、おおむね下記の4点を揃えておけば大丈夫でしょう。
(以下は合作金庫銀行の例です)
- 印鑑(フルネーム)
- パスポート
- 居留證(または中華民國統一證號基表)
- 1,000元以上(口座開設時最低預金額)
銀行口座を開設するための印鑑ですが、台湾では一般的に印鑑はフルネーム(姓名)のものを用います。
そのため、日本のように姓だけの印鑑では受け付けてもらえないため、注意しましょう。印鑑屋で安いものであれば50元か100元程度で、その場で直ぐに作ってもらえます。
また、居留証を取得していない方は、移民署に出向いて、中華民國統一證號基表(ID)を作成してもらいます。この統一IDを取得するためにはパスポートとコピーが必要になります。
2018年時点では、基本的に居留証を所持していない外国人は銀行口座を開設することができないとの政府からの通達が出ているとのこと。
どの銀行で口座開設をするのか?
次に、銀行ですが、どこの銀行で口座を開設するのが最も良いのでしょうか?
真っ先に頭に浮かぶ銀行は、台湾銀行かもしれません。あるいは、今では、ほとんどのコンビニは銀行AMTが設置されています。
台湾で最も店舗数が多い7-11と提携している中国信託銀行も使い勝手が良いかもしれません。
ファミリーマート店舗内には国泰世華銀行のATMもよく見かけます。
たぶん、台湾で最も多い分行があるのは、中華郵政(郵局)でしょう。
あるいは、自宅の直ぐ近くに銀行があれば、その銀行でも良いでしょう。
注意しておきたいことは、どの銀行であっても、自宅から最も近い分行で口座開設手続をする必要があるようです。
つまり、例えば、自宅が台北市○○区にあるのに、台北市△△区にある分行では開設を断られるようです。
台湾の銀行口座開設の手続き
口座開設手続について、いろんな書類に印鑑を押印したり、署名をします。
そして、日本とは異なる点は、台湾では顔写真の撮影があります。口座開設の受付窓口でウェブカメラを使って撮影されます。
このように、全ての手続きが終わると、口座開設時の最低預金額である1,000元を預けます。
そして、その場で銀行通帳とキャッシュカードを受け取ることができます。
ただし、キャッシュカードには初期設定の暗証番号(PIN Code)が記載された紙も添えられていますが、直ぐに暗証番号を変更するように伝えられます。
ATMでキャッシュカードの暗証番号の変更をして、ようやく銀行口座の開設手続が完了します。
【注意】各銀行により手続きの流れや必要書類は異なる場合がありますのでご注意ください。