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台湾のたばこ事情と喫煙マナー|日本より厳しいルール罰金10,000元

      2017/06/04

台湾でのタバコ事情と喫煙に関するルールについて、台湾現地からレポートします。台湾では日本よりも喫煙に関する法律が厳格で、喫煙場所や罰金が高く設定されています。

台湾に観光やビジネスで旅行をする場合には、台湾の喫煙マナーについて、よく知っておいた方がよいでしょう。台湾のたばこに関する現状を日本との対比をしながら、簡単にご紹介します。

 

台湾人にとっての喫煙の意識は?

日本では最近、2010年にタバコ税が増税されるなどの要因で喫煙率が下がり、タバコを吸う人の絶対数は下がってきています。

それでは台湾ではどのような状況でしょうか? 台湾では喫煙に関して、日本よりも愛煙家が少ないように感じます。私の台湾人の友人や知人にもビンロウを噛んでいる人はそこそこいますが、タバコを吸っている人は比較的少ないです。

一般的に、外出時にタバコを吸っている人を見ることは非常に少ないです。その要因はどのようなものでしょうか?
関連記事:台湾人の喫煙率

台湾の一般的なたばこ外箱のイメージも恐ろしい程に、タバコの悪影響を喚起するような写真を使っています。

IMAG2108(胎児が異常になったり早産に)

台湾では、日本と比べると、なぜ喫煙している人は、これ程少ないのでしょうか?

 

台湾でのたばこ1箱の値段は?

日本ではタバコに掛けられる税金は約65%で1箱当たり400円強のものが多いです。それでは、台湾では1箱のタバコの価格はいくらくらいだと思いますか?

私はタバコを吸わないため、銘柄毎の詳しい価格帯は分かりませんが、多くのタバコは1箱70元~80元程度で販売されているのをよく見かけます。日本のタバコ1箱当たりの価格と台湾の価格を比較すると、日本のタバコは非常に高く感じます。

ところが、米国などと比較すると日本の方が、かなり安いといえましょう。そう考えると、台湾のタバコ価格は世界的標準から考えれば、安い方だと言えます。

もちろん、台湾と日本との物価の違いなどがあるため、一概には言えませんが、日本ではタバコ価格の約65%が税金ということを考えると、価格の違いは、主にたばこ税ということになりそうです。

台湾では、非常に人気がある嗜好品であるビンロウの価格が約100元ということを考えると、一般的には1箱70元~80元程度のたばこは、価格だけに注目すると、それ程高いという感覚はないように感じます。そのため、タバコの価格は、台湾人の喫煙率が比較的低い理由にはならないだろうと思います。

※2017年6月に法律(菸酒税法)改正され、施行後は台湾ではタバコ税を11.8元/箱(現状)を20元/箱の増税を実施して、31.8元/箱になる模様です。

 

喫煙を法律で厳しく規制する台湾社会

台湾では、日本以上に喫煙に関する法律が多くあります。下記で述べる煙害防止法を初めとして、タバコに対する税率を規定している「菸酒税法」などの他に、各条例もあります。

上記のタバコの箱に印刷されている写真でも分かる通り、台湾では妊婦が喫煙することを法律で禁止しています。また、喫煙の年齢制限は、日本と同様に成人に限られますが、台湾での成人年齢は日本とは異なり、18歳以上となります。
関連記事:台湾の成人年齢は何歳?|成人に認められる権利とは?

台湾では、一般的な飲料などを販売する自動販売機が少ないのですが、日本とは異なり、自動販売機でのタバコの販売は法律で禁じられています。そのため、タバコを購入する場合は、主にコンビニかビンロウ屋で購入することになります。
関連記事:檳榔(ビンロウ)を台湾で初めて経験した結果は?

 

台湾で喫煙できるのは非常に制限された場所のみ

日本より台湾では喫煙している人が少ないのは事実だと思いますが、最も大きな理由の一つは、喫煙する場所が非常に限られているからでしょう。

日本では喫煙しても問題ない場所でも、台湾では法律で喫煙が禁止されている場所は非常に多くあります。例え外国人旅行者であっても、法律を犯してしまった場合は、罰則を受けることになりますので注意しましょう。

台湾で喫煙が禁止されている場所の中でも、愛煙家の方が知っておくべき場所は、下記のようなところです。ちなみに、台湾では2009年より煙害防止法(菸害防制法)という法律でタバコの喫煙場所などが厳しく制限されています。

  • 高等学校以下の学校
  • 大学、図書館、美術館など文化的施設の屋内
  • 医療機関、福祉施設、養護施設
  • 政府機関、公的機関の屋内
  • 公共交通機関
  • ホテルやレストラン等の屋内
  • 3人以上が共用する屋内

上記は屋内の場合ですが、屋外でも喫煙が禁止されており、指定されたエリア以外は喫煙を禁止されていることが多くあります。

上記でも、最も注意したいことは「3人以上が共用する屋内」ですが、建物の中では、ほとんどのスペースは喫煙が禁止されているということになりますね。

私が台湾移住後に驚いたことは、小吃といわれる小さなローカル食堂でさえも、タバコを吸っている人がいた時に、女店主がタバコを吸っている人に注意をしていたのを思い出します。

肉体労働者が集うような小さな食堂だったのですが、タバコを吸いながら椅子に座ったとたんに、外で喫煙するようにと注意していました。これくらい、台湾での禁煙場所では全ての人が法律の適用に気を使っているのだと実感したものです。

 

喫煙ルールに対する罰金

それでは、上記のような禁止されている場所で喫煙をすると、どのような罰則を受けることになるのでしょうか?
結論を言えば、2,000元から10,000元の罰金刑です。

実際に、上記のような喫煙が禁止されている多くの場所には、喫煙禁止と罰金を示すステッカーが貼られています。公共の場ということで地下道でも、たばこを吸うと最大で10,000元の罰金が課されます。

IMAG3358

 

ちなみに、日本では、たばこ税の増税は進んでいますが、法律レベルでの規制は、「路上喫煙禁止条例」程度で、罰金も条例のある自治体だけで、それぞれの自治体によって異なりますが、1,000円から20,000円の過料となっています。罰金の過料を比較しても、台湾の禁煙に対する厳しい姿勢が分かります。

 

まとめ:台湾では愛煙家には厳しいがタバコ嫌いの人には優しい観光地

日本ではレストランに行くと喫煙席と禁煙席の選択を聞かれますが、台湾では愛煙家の方はホテルでもエントランスの外の隅の方にある喫煙エリアで寂しそうに喫煙している方をよく見ます。

また、路上でも足を止めて喫煙するのであれば問題ありませんが、歩きタバコは禁止ですので注意しましょう。私の勤務する大学でも禁止されているエリアで喫煙をした学生で、違反者は戒めのためにフルネームで掲示板に公開されています。

旅行者でも法律を犯した場合は罰金を課されますので注意しましょう。最後に、台湾での喫煙についてまとめておきましょう。

  • 台湾では喫煙できるエリアは本当に限られている
  • 多くの屋内(自宅以外)では法律で喫煙は禁止
  • タバコ1箱の価格は日本より安い
  • 罰金は2,000元~10,000元と比較的高め

《追加情報》
2016年7月から新たな禁煙に関する法律が施行されました。
赤信号で信号待ちしている時、車でもバイクでも喫煙をすると罰金(600元)を課せられますので、ご注意を。

 - 台湾社会, 物価・生活費

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