台湾では個人旅行やビジネスで移動手段として高速バスを利用することが多くなります。その理由は、今までに何度も記事にしてきていますが、運賃が比較的安く、乗り心地が快適で、コスパが高いからです。
台湾の都市間の移動で高速バスを数え切れないくらい利用してきた私が高速バスを利用する上で注意したいことと、初めて台湾で高速バスを利用する方へのアドバイスを台湾現地からレポートします。
この記事では、台湾旅行で初めて高速バスを利用する方へ向けて、以下のポイントを中心に、私の経験をもとに詳しく解説します。
- 台湾の高速バスのチケットの買い方
- 台湾の高速バスの乗り場(乗車場所と降車場所)
- 台湾の高速バス乗車時のトイレとトイレ休憩
- 台湾の高速バスでの車内飲食のルール
- 台湾の高速バス乗車時の時間の使い方
- 台湾の高速バス利用時のスーツケースとバッグ
台湾の高速バスのチケットの買い方
台湾の高速バスは平日では満席になるようなことはほとんどなく、バス出発時刻の直前でも窓口でチケットを購入することが出来ます。ところが、週末や祝祭日の前後は激混みになりますので、事前にチケットを予約しておくことを強くお勧めします。また、平日でも夕方頃の時間帯は利用客が多くなります。
高速バスのチケットの買い方は、下記のような方法があります。
バスターミナルのチケット販売窓口
高速バスのチケットを購入する場合に最も利用する人が多いのがチケット販売窓口です。下記で述べる自動券売機がガラガラでも、チケット販売窓口に列を成しているのが不思議です。
窓口でチケットを購入する場合は、中国語が出来なくても、表示の出発時間を確認して、下記をメモに書いて渡せばOKです。
- 目的地(例:台中→台北)
- 日時 (例:5/1 12:00)
- 枚数 (例:一張)
バスターミナルの自動券売機
比較的大きなバスターミナル(台中など)では高速バスの自動券売機が設置されています。どういう訳か、あまり利用している人が少ないのですが、利用してみると操作方法はとても簡単です。
操作端末は日本語(英語や韓国語も)での対応もされていました。そのため、中国語が分からなくても問題ありません。
ただし、決済方法はクレジットカードか悠遊カードになります。悠遊カードでの決済をする場合は、事前にチケット料金分のチャージを済ませておきましょう。
コンビニのマルチメディア端末
台湾のコンビニ(7-11、全家など)ではどこでも店内にマルチメディア端末があり、あらゆるサービスの予約や決済が可能です。
高速バスの予約も同じように可能で、予約完了後にそのまま、アウトプットされた予約票を(30分以内に)レジカウンターで支払決済することが出来ます。
この場合、バスチケットの予約・決済手数料は10元になります。日本語も対応している端末もありますので非常に便利です。
バス会社HPでのオンライン予約
バス会社により運用は異なり、一部のバス会社(統聯客運など)ではインターネットを通してオンライン上で予約が可能です。
ところが、HPは中国語表記のため、中国語が堪能でインターネット上での予約に慣れた方でなければ、少し難しいかもしれません。トラブルがあった時でも自己解決できる方のみ自己責任で予約してみてください。
台湾の高速バスの乗り場(乗車場所と降車場所)
高速バスを利用する時に最も問題が起こりやすいのが、高速バスの乗り場と降り場、つまり乗車場所と降車場所です。これは各都市によっても異なりますし、利用するバス会社によっても場所が異なり、更に同じバス会社でも行き先(目的地)によって異なることもあります。
そのため、事前にバスチケットの予約・決済をしていて、バスに乗る場合は乗車場所の確認は必須です。出発直前にバスターミナルに到着したら、バスの乗り場が別の場所だったということにならないように注意したいですね。
台北バスターミナル、台北西站、台中バスターミナル、高雄バスターミナルはいずれのバスターミナルも台鉄の各駅から徒歩で数分以内の場所にあります。(地図参照)
台北バスステーション
台北西站(主に國光客運の一部の目的地行き)
台中バスターミナル
高雄バスターミナル
台湾の高速バス乗車時のトイレとトイレ休憩
台湾の高速バスにはバス車内に簡易トイレが設置されています。そのため、トイレで困るようなことはありません。
また、台北から台中くらいまでの距離の場合はトイレ休憩はありません。それ以上の距離になると、1回~2回程度、トイレ休憩で数分程度、バスターミナルなどで停車することがあります。
車内トイレの利用で注意したいことはトイレットペーパーです。トイレにはトイレットペーパーが備えられている場合と備えられていない場合がありますので、自分でトイレットペーパーは事前に準備しておきましょう。
台湾の高速バスでの車内飲食のルール
MRTの飲食ルールとは異なり、高速バスでの車内飲食は禁止されていません。そのため、時間帯によってはサンドイッチや弁当などの飲食物を車内に持ち込んで食べている人も多くいます。
一方、同じバスでも市内を巡回している市バス(公車)の場合は車内での飲食は禁止されていますので、食べ物も飲み物もNG。
また、飲食以外で注意したいこととして、バス車内での喫煙は禁止されています。台湾ではタバコの扱いは厳しいルールが適用されますので注意しましょう。
台湾の高速バス乗車時の時間の使い方
高速バスを利用した場合の乗車時間は、概ね下記の通りです。
- 台北→台中:2時間~2時間半
- 台北→台南:4時間~4時間半
- 台北→高雄:5時間~5時間半
乗車する時間帯によっても、これくらいの時間をどのように過ごすかは変わりますが、車内では多くの人が寝ているケースが多いです。微妙なバスの揺れが心地よく感じられ、ついつい瞼が重くなってくるのです。その他には、スマホでゲームをやっているか、チャットを楽しんでいる人が多いです。
実は、バスの座席にはモニターテレビが設置されていますが、テレビを利用している人はほとんどいないようです。モニターが機能していないのか、ヘッドホンもないため、私も利用したことがほとんどありません。そのため、台北⇔高雄など5時間以上の乗車になる場合、時間を持て余して退屈に感じる方はスマホなどを準備しておきましょう。
台湾の高速バス利用時のスーツケースとバッグ
台湾で高速バスを利用する時には、大きなスーツケースで旅行をする場合もあると思います。高速バスにはトランクルームがありますので、スーツケースは乗車時に運転手かバス会社のスタッフにトランクルームに入れてもらいましょう。
その際に、空港へ向うバスの場合は、ターミナル1かターミナル2のどちらで降車するかを聞かれますので、自分が降りる予定のターミナルを伝えましょう。
また、高速バスの利用で経由地がある場合は、経由地で降車する人もいますので、間違えてスーツケースを降ろされないように注意することも必要です。そのため、私はチケット予約時に座席指定が出来る場合は出来るだけ右列の窓際の座席を選ぶようにしています。(窓際から確認できるため)
バックパックくらいのサイズであれば、バスの車内に持ち込んでも座席間隔は比較的広いため足元に置くことができます。ただし、頭上の棚は狭いため、あまり利用価値はなく期待できません。
コメント
羽田から神戸空港に降りて、
観光して、父の介護、様子見で、帰省しました、
三宮の神戸のバスターミナルで、名古屋までの昼バスで、
3400円でした
安いですね
ちょっと、タクシー乗ると、3,000円くらいですが、
高速バスは、コスパ良いですね、
ちなみに、セントレアか、浜松駅まで3100円です、
コメントありがとうございます。
私も名古屋⇔台湾のLCCがまだ未就航だった頃は、関空からのLCCを利用するために、高速バスで大阪⇔名古屋あるいは京都⇔名古屋をよく利用していました。
関西空港離発着LCCを利用する場合の関西空港~名古屋間の交通手段
関西空港⇔京都の格安の京都アクセスきっぷ
面白かったので、名古屋から川崎までのバス代も、
安いですね、ホテルは、カプセルにして、
バスで、動いて、安く友人を訪ねる旅行も良さそうです。
コメントありがとうございます。
高速バスは乗車してから目的地まで安心して寝られるのが良いですね。
新幹線や電車のように寝過ごす心配がないですから。
新幹線より高速バスの方が事故の可能性は高くなりますが、交通事故さえなければ快適な旅が出来ます。
淡水の賃貸マンションの一例ですが、
本当にきれいですね、
ケーブルテレビ、インターネット、管理費込みなので、
見かけより安いかもしれません。
日本円で96000円くらいですね。
毎日、台北まで働きにいかないなら、良い物件だと思います。
https: //rent.591.com.tw/rent-detail-6327087.html
コメントありがとうございます。
淡水の賃貸マンションも台北と比べるとリーズナブルですね。
淡水の気候や年間の気象情報は>>>こちらの記事を参照にしてみてください。
有難うございます。
今、いろいろ検討しているのが、日本に帰国する際、
桃園空港の発着時間と、その後の淡水までの交通手段です。
確かに、台北駅ー桃園空港のバスは、24時間ですが、
快適性・疲れ、経済性、ラッシュアワーを考えると、
22:00までに桃園空港に帰ってくるのが良いように
思います。
桃園空港出発は、淡水から出発することを考えると、
午前11:00以降の出発が良いですね。
私が思うに、朝5;00に羽田に到着するタイガーエアーは
OK。24:55に到着のピーチはアウト。アウトと言うのは
羽田に到着後、どうしようもないです。
朝まで、羽田も疲れますね。
会社を定年退職すると、失業保険の給付申請を
しますが、台湾から、毎月羽田早朝着で、当日、求職活動、
翌日、再度、求職活動をして、夕方の便で、台北に戻る。
150日、5か月は、そんな生活になりそうです。
淡水⇔台北(桃園)は比較的距離的には近そうですが、バスや電車での移動となると、少し調べてみたところ、意外にも時間が掛かるのですね。
飛行機の深夜便(深夜発→早朝着)は何度か利用しましたが、実際には体力的にかなり疲れます。
到着日と到着日の翌日は最も疲れがピークになると思いますので、お体に気を付けてください。
沖縄に知り合いがいれば、住所をアレして、沖縄で申請をアレして、求職活動を沖縄でして…いや、かなりグレーゾーンになりますので止めたほうがいいですね。
高齢者、ロングステイ者のいきがい、
私のような毎日、働かない日本人は、
気楽、台湾の外食、気候、散策、メリットがたくさんありますが、
やはり、毎日の張り合い、生きがい、社会貢献を少しは、
感じないと、ダメかなと、思います、
私の場合、早朝のボランティアの掃除、日本語講師を考えています、
台湾をよく知っているとは言え、ゆっくり、考えていきたいと思います
掃除が一番、社会貢献だと思います
コメントありがとうございます。
悠々自適な生活と社会貢献により、台湾でゆったりした時間がイメージされますね。