台湾旅行の紫外線&日焼け対策はOK?4月~10月の紫外線量に注意

夏の時期に台湾に旅行に来られる方へ、汗対策と紫外線対策について日本とは異なることや注意点に関して、台湾現地からレポートします。

日本では夏と言えば、7月と8月のイメージが強いですが、台湾では4月頃から既に気温が高くなり始め、夏の時期に差しかかります。そして、10月くらいまでは日差しが非常に強く、気温も高いのが現状です。夏の時期の天気と気温と服装を確認!

そのため、4月頃から10月頃までの間に、台湾へ旅行に来られる方は、日本と同じ、あるいはそれ以上の暑さ対策と日焼け対策を準備してきたほうがよいでしょう。

今回は、日本から台湾へ移住した当初、私が感じたことや台湾での体験を交えて、夏の時期の台湾での汗対策と紫外線対策について、簡単にご紹介します。

 

台湾の夏の時期の私の失敗談

皆さんは夏の時期に、外出する時には汗や紫外線を防止する為にどのようなことをしていますか? 私は日本では何もしていませんでした。そして、台湾移住後も何もしないで、外出していました。

ところが、ある夏の日に、半袖Tシャツにハーフパンツで半日くらい外を歩き回ったのですが、その夜、ある異変に気が付きました。「痛い…!」どこが?という訳ではなく、体のどこか、あるいは全体がヒリヒリする。そして、シャワーを浴びている時に新たな事実が判明しました。

Tシャツの袖の部分にあたる上腕二頭筋に日焼けの後がハッキリと付いていました。そして、温めのシャワーを首筋に浴びせるとヒリヒリと痛みが増してきました。

そうです。台湾の強烈な日差しにより日焼けを受傷してしまいました。その夜はヒリヒリとした痛みが増し、夜は安眠することなく朝を迎えました。そして、更に症状は悪化して、後頭部下の首のあたりは少しだけ水脹れのような症状も現れていました。

その後、3日間くらいは日焼けによる皮膚の痛みに悩まされることになりました。このようになってしまったら、もはや旅行を楽しむ余裕はありませんね。

 

夏の日差しには日焼けと紫外線に注意

台湾の強烈な太陽の陽差しは、日本のものとは違うということを声を大にして言いたいです。沖縄を旅行したことがある方であれば分かると思いますが、日本国内でも緯度が異なれば、それだけ陽射しの強さも異なるわけです。

日本と台湾ではどれくらい緯度が異なるか知っていますか? 各都市によっても違いますが、東京と台北の緯度の違いは下記の通り、約10度も異なります。

  • 東京35度40分
  • 台北25度05分

これだけ緯度が異なると直射日光による日差しの強さも異なります。そこで、日本と台湾の紫外線量を調べてみました。もちろん、紫外線量も各都市により異なり、山や海などの地理的条件等によっても異なります。

一般的に、紫外線量はUVインデックスという指標で示されます。紫外線量はUVインデックスとは、WHOが定めている紫外線量を計測する指標で、下記のように定められています。

  1. 11~(極端に強い)
  2. 8~10(非常に強い)
  3. 6~7(強い)
  4. 3~5(中程度)
  5. 1~2(弱い)

日本の冬の時期は1~2UV程度の非常に低い紫外線量の日が多く、このような低紫外線量の時期は安心して戸外で過ごすことができるとされています。

それに対して、3~7UVの紫外線量の場合は、日中はできるだけ日陰を利用し、長袖シャツ、日焼け止めクリーム、帽子を適宜利用することとされています。

更に、8UV以上の紫外線量の場合は、日中の外出はできるだけ控え、必ず長袖シャツ、日焼け止めクリーム、帽子を利用することと対策が打ち出されています。

 

台湾の紫外線量(UV)はどれくらい?

台湾の主要都市の紫外線量を調べてみると、台湾政府交通部の統計データでは下記のような状況でした。

つくば台北台中高雄
1月1.94.04.35.6
2月2.53.65.26.6
3月3.66.66.58.4
4月4.86.56.89.5
5月6.26.67.511.3
6月6.07.67.210.8
7月7.19.68.69.6
8月6.89.88.510.0
9月5.37.97.48.2
10月3.65.46.57.3
11月2.24.05.46.0
12月1.63.24.04.7

※台湾交通部の統計データ(2017-2018年)と日本の気象庁の直近5年間の平均データで比較

上記の表データでは少し分かりにくいですね。そこで、台北、台中、高雄の台湾の主要3都市と日本の本州の観測地点のつくばの紫外線量の比較グラフで比較してみましょう。

上表とグラフから分かることを下記にまとめておきます。

  • 台北や台中の台湾北中部の都市では3月~10月までは紫外線量の平均が6UV以上になる
  • 高雄などの台湾南部では2月~11月までは紫外線量の平均が6UV以上になる
  • 台湾のどの都市でも7月~9月頃までは紫外線量が非常に強くなる(8UV以上)

 

特に紫外線量が増える夏の時期で、時間帯では正午前後の最も紫外線量が増える時期で比較してみましょう。

  • 東京の紫外線量 : 8.7UV(7月) / 7.9UV(8月)
  • 台北の紫外線量 : 13UV(7月) / 12UV(8月)
  • 台中の紫外線量 : 10UV(7月) / 10UV(8月)
  • 高雄の紫外線量 : 12UV(7月) / 11UV(8月)

※東京は平均紫外線量(UVインデックス)、その他の都市は各月最大値

 

上記の数値の通り、真夏の時期は台湾も東京も同じくらい暑い日が続きますが、緯度が異なるだけで、紫外線量はかなり異なってきます。更に、台湾での海や山の場合は、17UVと非常に高い紫外線量が観測されている場所も多くありますので注意しましょう。

POINT

  • 3月~10月頃までの時期に台湾旅行をする場合は紫外線が強いため注意が必要
  • 特に、高雄や台南などの台湾南部では年間を通して紫外線が強くため注意!
  • 台湾では12月~2月を除いて紫外線対策や日焼け対策が必要不可欠

 

紫外線をたくさん浴び過ぎるとどうなる?

日焼けだけではなく、紫外線にも注意する必要があります。紫外線は下記のような病気を引き起こす原因になります。

  • 皮膚がん
  • 白内障
  • 免疫力の低下
  • 肌の老化

これだけ並べると、かなり深刻に思われるかもしれませんが、短期間の旅行中に少しだけ紫外線を浴びるだけであれば、特に皮膚がんや白内障などの病気に直結することはないでしょう。

それよりも、注意しなければならないのは、免疫力の低下と肌の老化です。海外旅行で環境が変わることにより免疫力の低下が予測される上に、一時的にでも大量の紫外線を浴びてしまえば、更に免疫力の低下が考えられます。

また、私のように肌がヒリヒリしてしまうくらい日焼けをした上に軽い水脹れを引き起こすようなことになれば、皮膚に大きな負担を掛けることになります、それは、シミやシワやたるみなどを引き起こし肌の老化へと直結してしまいます。

 

台湾旅行中の紫外線対策と日焼け対策

上記のような太陽の陽射しを受け、日焼けや紫外線による悪影響を受けない為の対策は、直射日光を避けることです。長時間の日差しに当たることを避けるためには、それなりの準備が必要でしょう。

暑い夏の時期の台湾旅行中の汗対策は?

それでは次に、夏のもう一つの敵「汗」についてです。夏の汗対策は、日本と同じです。夏の暑い時期には汗が出て、外出すれば更に汗が出ることを前提に話を進めましょう。

特に、汗かきの私は、夏の時期に外出する時は、必ずタオルを一本持ち歩いています。そして、長時間の外出時には、子供みたいですが(笑)、Tシャツなどの着替えを持って出かけることにしています。

夏は暑いですので汗をかいても少し休憩していれば、着ているTシャツは乾いてしまうことも多いです。ところが、台湾の夏の室内は、エアコンが強烈に利かせてあるため、レストラン、電車、バスなど、どこへ行っても室内は温度が低く設定されています。

大量に汗をかいて濡れたTシャツを着て、温度が低い室内に長時間居れば、風邪を引いてしまうかもしれません。そのような時には、こっそりトイレなどで小まめに着替えをすることをおススメします。

また、脇などの汗の臭いが気になる方は、ワキガ用のクリームなどを持参することをおススメします。日本人同士では、汗のニオイを気にする方が多いですが、台湾人は日本人ほどにはあまり汗のニオイを気にする方は少ないように感じます。

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