台湾国内の郵送業務である「國内包裏」つまり台湾版ゆうパック(小包郵送)の郵送料金が激安で、サービスも良いため、台湾の郵局の荷物配達サービスを、台湾現地からご紹介します。
私は日本から台湾へ来る時には、台湾の国際空港から台湾の自宅まで大きな荷物を持って行くことが大変ですので、台湾国内郵送サービスを利用しています。
台湾の国際空港には、中華郵局(台湾の郵便局)があります。今まで利用した国際空港は、桃園国際空港と高雄国際空港です。国際空港での郵便サービスを利用する際の注意点も少し触れておきます。
台湾版ゆうパック(國内包裏)とは?
台湾では郵局が扱う荷物の配送サービスを中国語で「國内包裏」と呼んでいます。日本で言えば、郵便局が扱いゆうパックに相当するサービスになります。このサービスは、国際郵便サービスと国内郵便サービスがありますが、今回は国内郵便サービスのご紹介になります。
台湾ではこのサービスは、配達先の国により、下記のように3種類に区分されています。
- 國内包裏 : 台湾国内
- 國際包裏 : 外国向け
- 大陸包裏 : 中国向け
台湾から日本への各種郵便サービスの利用に関する記事は下記を参照してください。
台湾から日本へのEMS郵便サービスの利用
日本から台湾への手紙やハガキなどの郵便サービスの利用方法は下記記事を参照下さい。
日本から台湾へのハガキ・手紙・郵便物の出し方・書き方
荷物の規定サイズ
先ず初めに荷物の規定サイズについてですが、下記のように規定されています。
- 最小サイズ : 14cmx9cm以上
- 最大サイズ : 3辺の長さが150cm以下
- 最大重量 : 20kg
サービス料金
1個あたりの郵送サービス料金は、下記の郵送区分毎に、荷物の重量または大きさにより異なります。
- 県市内郵送 : 70~100元
- 県市外郵送 : 80~145元
- 離島の郵送 : 100~180元
具体的には、下表の重量毎の郵便料金表でご確認ください。重量計算では、5kg毎で料金が変わります。
左列が県市内郵送、中間列が県市外郵送、右列が離島の郵送の料金になります。
配達日数の目安
郵送までの配達日数は、集荷あるいは受付窓口根へ持ち込んだ時間などにより異なると思われますが、概ね下記のような配達日数と公表されています。
- 県市内配達 : 翌日
- 県市外配達 : 翌日または翌々日
オプションサービス
各種オプションサービス
郵送保険などのオプションは金額により、30~230元となっています。その他にも様々なオプションサービスがありますが、利用したことがありませんので省略します。
梱包箱・梱包袋
台湾の郵局では、郵便サービス時の郵便小箱や郵便袋を販売しております。それぞれ、大きさや形状により、下記のように1個あたりの値段が決まっております。大きなサイズは用意されていない上に、場合によっては郵便料金よりも箱や袋の値段の方が高くなってしまう場合がありますので、梱包材は自分で用意したほうがよさそうです。
- 便利箱 : 65~110元
- 便利袋 : 65~70元
台湾版ゆうパック(國内包裏)を使い倒す
私は日本から台湾への移動で大きな荷物(大きな旅行カバン含む)がある時には、躊躇なく台湾のゆうパック・国内包裏を利用します。空港内のどこかに郵局の窓口が設置されています。初めて利用した時には、空港内の郵局がどこにあるのが分からず彷徨っていましたが、最近ではスムーズに手続きをすることが出来るようになりました。
そもそも、初めて空港から台湾の自宅に大きなダンボール箱の郵送を依頼した時には、大きさや重量から考えて利用できるとも思いませんでした。上記の通り、規定サイズと規定重量以内であれば、20kgの大きなダンボール箱でも郵送してくれます。ただし、メジャーと重量計でキッチリ計測されますので、規定サイズと重量は事前に図って準備しておきましょう。
桃園国際空港から、3辺の長さが合計140cmで重量15kgのダンボールケースの1個の値段は、なんとたったの120元でした。日本のゆうパックの料金の4分の1くらいの激安料金になります。こんなに重いものを空港から自宅まで持って行くのは、心身ともに疲弊します。サクッと郵局に駆け込んで、お安いサービス料金で手軽に移動したほうが楽チンで気楽に移動できます。
その他にも、台湾旅行の国内移動で大きな旅行カバンを複数個、あるいはその他にもダンボール箱など重くて尚且つ移動に不便な荷物がある場合は、郵局のサービスを利用すれば旅行も快適になることでしょう。また、台湾に中・短期在住の方などで引っ越しを度々する方は、大きな荷物を3つくらいに纏められれば、格安で引越しができますよ。
台湾版ゆうパック・国内包裏の利用時の注意点
郵局の営業時間
空港で利用する場合に最も注意しなければならないことは、郵局の営業時間です。空港とは言え、郵局の営業時間も朝から夕方(8:30~16:30など)までです。そのため、夕方以降の到着の場合は郵便サービスを利用することが出来ません。その場合は、別の方法を検討しましょう。
台湾での空港宅配便の利用
高雄国際空港から台湾の自宅に空港宅配便を利用
宛先と送り主
荷物を利用する場合は、宛先と送り主を記載する必要があります。私はいつも、送り主も宛先も自分の名前を書いています。台湾に自宅となる住所がある場合は問題ありませんが、ホテルなどの場合は、予めホテルなどの宿泊施設に了解を取っておかないと受取拒否となり、荷物が宙に浮いてしまう可能性があります。事前にホテルなどの宿泊施設と郵局への説明をしてから荷物を送りましょう。
連絡先(電話番号)
送り状には電話番号を記載することが必須となっています。台湾国内に自分の携帯電話の番号がある場合は問題ありませんが、台湾国内で連絡が取れる電話番号がない場合は、荷物の郵送を引き受けてもらえない場合があります。ホテルなどの宿泊施設が宛先になる場合は、ホテルの電話番号でも問題ないと思われますが、その場合も事前に了解を貰っておきましょう。
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