台風17号直撃!?現地台湾・台中から実況中継

台風17号が台湾を横断中で、ただ今、台中にも接近中ですので、現地台湾の台中からレポートします。昨晩から少しずつ風が強くなり始め、昨日の夕方の時点で、台湾恒例の台風休暇(停班停課)が台湾各都市に発令されました。そのため、本日は自宅待機となりました。

 

台風上陸前は蒸し暑い

台湾の台中では、今朝、目を覚ましてみると、この時期には珍しく生温かい空気に包まれていました。蒸し暑い空気で寝苦しかったため、いつもより少し速く目が覚めてしまいました。と言うよりも、何やら外からの騒々しい音で目を覚ましてしまったようでした。

テレビを付けてみると、台風は台湾の東海岸上まで接近しているようでした。まだ、朝の時点では、台風の目は台中からは程遠い位置だったのですが、雨は降っていないものの、かなりの暴風で風がなびく音が非常に騒々しかったです。最も風が強かった時は、強化ガラスの窓がガタガタ揺れ、気のせいだと思いますが、マンションの建物全体が揺れているように感じました。

 

台風の日はコンビニが繁盛する!?

少しニュースで台風の進路などを確認してみると、台風の目は台湾中部に向かってくるようでしたので、取りあえず、何か食べ物を調達へ向かうことにしたのですが・・・。外に出るのにも大変な状態でした。まず、マンションのエレベーターの開閉が暴風のため、スムーズに行かない。風が少し収まったタイミングで「閉」ボタンを押さないとスムーズにドアが閉まらないという始末でした。

ようやく、外に出てみると、方向感のない風が吹き荒れていたことと、路面のコンクリートが濡れているため、ビーチサンダルでは滑ること滑ること、強い風に吹かれて、転びそうになりながら、何とか近くのコンビニへ辿り着きました。そして、コンビニの自動ドアは強風で壊れてしまったのか、手動での開閉になっていました。お昼前にコンビニに行ったのですが、コンビニ内の商品は、おにぎり、サンドイッチ、パン類などほとんど品切れ状態で、最後の一つの巻き寿司をゲットして、カップラーメンを確保しました。ちなみに、カップラーメンも人気のある商品は売り切れており、不人気のカップラーメンはたくさん陳列棚にありました。

当然ですが、このような台風直撃の日は、ほとんどのローカル食堂(小吃店)は、お休みですので、多くの人がコンビニに殺到するわけです。今日のような日は、コンビニだけは随分と繁盛しているようでした。

 

台風17号の被害は?

ニュースを見ていると、台中と台南の間くらいにある嘉義市では、台風が接近している日に、どういう訳か運動会(スポーツイベント)をしてニュースになっていました。台中でも建物(台中駅前の再開発ビル)の屋上から看板や建造物が崩れ落ちる映像などが報道されていました。どこかの街の寺廟の一部が崩れているようです。また、道路上で交通ルールを守りながら、「冷蔵庫」が走り抜ける映像が映し出されていました。

私の住んでいるマンションでも、お昼頃に大きな音が鳴り、何かが吹き飛ばされるような音が鳴ったため、恐る恐るマンションから階下を覗いてみると、近隣のお店のものと思われる看板が吹き飛ばされたようです。マンション前にあるお店の看板ですが、マンション裏側まで吹き飛ばされたようですが、どのように裏側まで移動したのが不思議です。20階近くあるマンションの屋上まで舞い上がり、地面に落下したのでしょうか・・・?

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日月潭へ向かう途中の彰化縣で日本人の観光バスが横転して、数名の観光客が怪我を負ったとのこと報道がありました。今回、被害にあった日本人の方たちは、大きな台風に遭ってしまった上に、事故に巻き込まれ、更に受傷までしてしまい、お気の毒としか言いようがありません。その反面、これ程までの暴雨風の中、観光地への行程を強行した旅行会社は、自然の脅威をどのように考えていたのでしょうね。ましてや、観光バスは台風の方向へ向かっていたことになります。今日は暴風雨の中、外に出るのも躊躇するくらい恐怖を感じました。外に出ようものなら、空から何が落下して来てもおかしくないほどの暴風でした。

 

もう一つの台風の影響と今後は?

強風が吹き荒れている間は、強風による轟音とモノが吹き飛ばされ、何かに当たる音とで、到底外出できるような状況ではありません。マンションの中庭のような場所にも、普段は見かけないようなモノがたくさん散乱しています。真新しいピカピカの革靴の右だけ、使用済みの女性用の下着数点(Tバック一点)、左側のレンズが外れた眼鏡、未開封のお菓子、男性用のものとも女性用のものとも分からない靴下数点、未使用のコンドーム5個、歯ブラシやコップなど・・・台湾人の生活の一端を垣間見たようです。

午後16時を過ぎた頃から、一旦風が収まりましたが、その一方で雨が激しく降り始めました。台中での今年の台風の中では、最も大きな台風であったようです。今後更に台風が直撃する可能性もありますが、来週からは、もう10月に入りますので、そろそろ台風も打ち止めになることでしょう。それにしても今年は、日本や台湾を直撃した台風が多い年になってしまいましたね。

《追加情報》
本日は台湾全島で台風休暇だったのですが、なんと明日も台風休暇の都市(南部)が続出の模様です。午後8時あるいは9時頃までに、各都市の明日の予定が決まるようです。 → 明日は台中市以南の西側の都市は全面的に台風休暇(停班停課)と決定されました。
午後7時の時点で台中では、台風の影響がほとんど感じられなくなりました。暴風も暴雨もひとまず収まっています。
午後10時半を過ぎ、再びお昼頃くらいの暴風が吹き荒れ始めました。
昨日(9/27)の深夜から風がどんどん強まり、(たぶん)夜明け近くまで暴風が吹き荒れていた様子でした。そして、早朝、目を覚ますと、大粒の雨が断続的に降り続けています。結局、9/28(水)も台湾全島で台風休暇が発令されました。9/28は台中では、午後になり風雨が収まり始め、夕方には平常運転に戻った様子です。ただし、折れた木の枝や落下した看板などが散乱している状態はまだ整理されていませんが・・・。

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