海外移住で台湾暮らしを考え始めた時の気持ちを振り返る

日本から海外へ生活拠点を移す人の流れが少しづつ出来つつあります。経済成長力の停滞により、日本は以前ほど住みやすい国ではなくなり、少しづつ住み難い国へ移行しつつあるようにも思います。

海外移住を目指す理由は様々ですが、海外で生活するならば、メリットとデメリットをじっくりと考慮して、総合的に「日本での生活<海外での生活」と判断された時にようやく海外生活の準備にとりかかることになるのでしょう。

 

企業も個人も海外へ目を向け始めた背景と海外移住の魅力

なぜ今これ程まで海外移住や海外ロングステイをする人が増えているのでしょうか?
多くの要因がありますが、人・モノ・カネ・情報全てにおいてグローバル化が進んだ背景があります。

更に、日本での消費税増税を含めた国民負担の増大や所得の減少あるいは伸び悩み、その他にも将来の年金制度の脆弱性など、日本で生活するデメリットや将来のリスクというマイナス要素が多くある現状があります。

一方で、海外に目を向けると外国での物価の安さを中心とした生活費負担の軽さやそれらの国の将来の経済成長力の伸び白という魅力も考えると、企業も個人も日本から海外へ目が向かうというのも頷けます。

 

日本から見える海外生活の「理想」と海外で見る海外生活の「現実」

とは言っても、実際には、海外での生活は現地に居住してみないことには本当の生活の良し悪しは分からないというのが現実です。日本から見える海外生活の理想と実際に海外で生活してみた時の現実は必ずしも一致しないものです。

その理想と現実のギャプを埋めるために海外暮らしの情報収集が必要となります。そんな折、まだ日本で台湾への移住を考えていた時に海外移住の準備のため、自分が気が付いたことを備忘録的に記録し始めたのがこのブログの原点でした。

その当時でもインターネットで海外移住について調べてみれば、多くの情報が移住専門サイトや実際に移住した方たちのブログなどが公開されており、多くの情報が入手できました。ところが、それらの多くの情報が自分にとっては、具体性に欠ける一般論であったり、時間の経過に追いついていない古い情報でありました。

そこで、今度は実際に自分が台湾に移住した経験を基に、できるだけ一般的で汎用的な情報のまとめと、具体的で経験則に基づいた海外での生の情報を発信することを目的に記事を更新してきました。

 

海外移住前の準備段階に日本で考えていたこと

海外移住の準備段階で、実際に私が考えたことをいくつか紹介します。海外移住をしようと決めた理由は、大きく3つあり下記にまとめてあります。

日本を脱出して海外移住を選択した3つの理由‐家族で台湾へ海外移住

今回は海外移住の理由以外で海外移住の準備段階で考えたことについてご紹介します。

私の妻は台湾人ですので、台湾に移住することのハードルはその他の外国へ海外移住することと比べるとハードルは下がります。そのため海外暮らしに対する不安や抵抗は、それ程多くはありませんでした。その反面、台湾暮らしに対する期待感や高揚感という感覚も高くありませんでした。

というのも、台湾移住前に既に台湾には数十回は行き来していたからかもしれません。逆に考えると、私の場合は、その当時でも台湾へ移住するよりも、まだ一度も訪れたことがない北海道へ移住することの方が不安や期待感が高かったと思います。

子供を連れての海外移住になるため、子供たちが環境に慣れるかどうかが最も不安に思っていることでした。ところが、実際に台湾で暮らしてみると、子供たちの異なった環境への順応性には驚かされることになりました。

また、個人的なことでは、中国語の言葉の壁は若干の不安ではありました。それでも、いざとなれば台湾では公用語である中国語でなくても、英語でのコミュニケーションでも何とかなることを知っていたため特に問題はないだろうと考えていました。

言葉の問題は、実際には・・・生活する上では特に困ったことは皆無ですが、人間関係を築く上では障害になることがあったのは事実です。その点では、台湾人とそれ程深く関わらないロングステイなどでは、今でも言葉の壁は特に問題がないのだろうと感じます。

 

一年目:家族で台湾移住をしたこの1年間の振り返り

二年目:台湾への海外移住2年目の2014年を振り返ります

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