関西国際空港→京都駅まで最も安く移動する方法|京都アクセスきっぷ

出費を抑えて効率的に最も安く、関西国際空港駅からJR京都駅まで移動する方法をレポートします。

関西空港から京都への移動で南海電鉄が販売している「京都アクセスきっぷ」を利用しました。

関西国際空港離発着のLCCを利用した際に、今まで利用したことがないルートで京都まで移動してみようと思いました。

関西空港駅を探索していると、京都まで1,230円という破格プライスの切符が目に留まりました。

そこで、はじめて京都アクセスきっぷを使って関空から京都まで行ってみましたので、利用方法とその感想をご紹介します。

 

「京都アクセスきっぷ」とは?

京都アクセスきっぷとは、関西空港と京都市内中心部を結ぶ鉄道アクセスに便利でお得な切符とのキャッチフレーズで、さらに南海空港特急「ラピート」の特急券が割引料金(300円)で利用できる特典が付いた複合チケットです。

関西空港から京都方面までの乗り換えルートは、下記の通り南海電鉄、大阪市交通局堺筋線、阪急電鉄を利用して、乗り換えする必要があります。

1.関西空港駅→天下茶屋駅 (南海電鉄)
2.天下茶屋駅→天神橋筋六丁目駅(大阪市交通局)
3.天神橋筋六丁目駅→河原町駅ほか(阪急電鉄)

具体的な乗換駅は、天下茶屋駅です。天下茶屋駅からは河原町駅行きの急行列車が出ていますので、(準)急行に乗車すれば、乗り換えは1回だけです。ところが、天下茶屋駅で駅員に聞いたところ、「天下茶屋(普通)~淡路(特急)~河原町」という乗り換えルートで、淡路駅で特急列車に乗り換えた方が早く到着できるとのことでした。

 

京都アクセスきっぷを利用する上での注意点

注意する点は、「京都アクセスきっぷ」という名称から京都駅までいけそうな感じを受けますが、「JR京都駅」までは行けません!

そのため、阪急烏丸駅で京都市営地下鉄に乗り換え、そこから2駅で京都駅に到着することができます。その間の地下鉄運賃は2駅で210円でした。

南海電鉄のウェブサイトを参考に注意点をまとめると下記の3点にも注意しましょう。

1つ目の注意点は、関西空港から京都方面への切符となっており、京都方面から関西空港への逆方向への利用は出来ないようです。京都方面から関西空港へは、阪急電鉄が販売している「関空アクセスきっぷ」が同料金(1,230円)で利用できます。

2つ目の注意点は、南海電鉄から大阪市交通局への乗換駅である天下茶屋駅以外での途中下車はできないことになっています。

3つ目の注意点は、阪急電鉄を利用して下車できる有効区間は天神橋筋六丁目駅からの400円区間となっています。

 

他社路線(電車)との料金比較

どれくらいこのきっぷがお得なのかを通常運賃と他社チケットとの比較で考えてみます。

上記のような「関西空港→天下茶屋→(淡路)→河原町」までの通常運賃は下記のように1,600円となっています。

合計(普通運賃):1,600円
・南海電鉄   :920円
・大阪市営地下鉄:280円
・阪急電鉄   :400円

 

通常運賃1,600円から370円ほど割り引かれています。これだけですと、それほど安く感じないかもしれませんね。

そこで、他社の鉄道を利用して最も安く、関西空港から京都駅まで移動する手段を考えてみましょう。それはズバリJRを利用することになります。

1.関西空港~大阪(関空快速-京橋行)
2.大阪~京都(新快速)

JRの場合は上記ルートを利用するのが、最も効率的ですが、追加料金が必要な特急列車を利用しない場合で、最も安く利用する場合でも、1,880円です。

つまり、関西空港から京都駅までの料金だけを比較すると下記のように、京都アクセスきっぷを利用した方が440円ほど安くなります。

京都アクセスきっぷ+京都市営地下鉄:1,440円(1,230円+210円)
JRを利用した場合:1,880円

 

他社路線(電車)との移動時間の比較

それでは、移動時間は上記の2つの路線では、どれくらい異なるのでしょうか?

まず、JRを利用した場合の乗車時間は、乗り換え時の待機時間を除いた純粋な乗車時間は約1時間40分程度です。

一方、京都アクセスきっぷを利用した場合も、純粋な乗車時間は同様に1時間40分程度でした。乗り換え時間や待機時間を含めても2時間弱で移動できました。

乗り換え時間を含めた移動時間は、JRを利用した方が、乗り換え時の状況によりますが、10分~20分程度早くなりそうです。

 

はじめて「京都アクセスきっぷ」を利用してみた!

発売額が大人1,230円のお得な複合きっぷ
IMAG2885
南海鉄道ラピート特急券(関西空港駅→天下茶屋駅)も通常510円が300円で購入出来ますが、今回は利用しませんでした。

チケットの案内には、日本語、英語、中国語、韓国語で説明書きがあります。

IMAG2884

IMAG2889

下記が必ず乗換えが必要な経由地となっている「天下茶屋駅」です。
南海電鉄天下茶屋駅を降ります。
IMAG2892

その後、大阪市営堺筋線天下茶屋駅から乗ります。
IMAG2891

特急列車に乗り換えた阪急淡路駅(待ち時間は3分程度でした)
hankyu-awaji

京都アクセスきっぷを購入前は、乗り換えが多い印象を受けましたが、実際に利用してみると、余裕時間もたっぷりあったためか、それ程不都合は感じませんでした。

むしろ、乗車運賃が安いわりには、比較的スムーズに早く移動できたという印象を受けました。

南海電鉄のウェブサイトでは、この切符の発売額や販売期間などは下記の通りです。時間に余裕がある時は、是非利用してみてはいかがでしょうか。

販売期間:2016年4月1日(金)~2017年3月31日(金)
有効期間:購入月の翌月末までのお好きな1日
発売額 :1,230円(大人のみ)
販売場所:南海電鉄 関西空港駅

《追加情報》
阪急電鉄が京都方面から関空へ向かう、阪急京都線沿線から関西空港までのお得なチケットである「関空アクセスきっぷ」を販売しています。こちらも発売額は1,230円とお安く利用できます。時間に余裕がある方は、是非利用してみましょう。

 

関西国際空港 → 名古屋への移動の場合は、下記の記事が参考になると思います。是非、ご覧ください。

関西空港離発着LCCを利用する場合の関西空港~名古屋間の交通手段
関西国際空港→名古屋へ向かう場合の交通アクセスについて考察します。最もコスパがよいアクセス手段はどのような方法なのか?実際に、私が利用した高速バスや近鉄電車などの例を紹介しています。その際、ディスカウントチケットを利用すると安く済みます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました