日本ではじめて免税制度を利用して消費税なしでショッピング

はじめて日本で免税制度を利用して消費税を支払わずに買い物をしましたので、そのプロセスと手続きや問題点(疑問点)などを具体的にレポートします。
免税制度そのものも日本人にはあまり知られていないかもしれませんので、ご存じない方は下記をご参照下さい。
日本人(非居住者)が免税制度(消費税不要)を利用する方法

 

誰が免税制度を利用して免税対応を受けたか?

本来は私自身が日本の非居住者として、自分のパスポートを提示して、免税制度を利用しようと思っていたのですが、実際の購入者が台湾人の妻だったので、後々トラブルになっても困るため、妻のパスポートを提示して、免税制度を利用しました。そもそも、ショップ店員の方が、免税制度を理解しているかどうか怪しい上に、海外に2年以上居住している日本人(非居住者)が免税制度を利用できることを、店員さんが知っているかどうか、分からないためリスクを避けたという事情もあります。

 

免税制度を利用した店舗は?

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今回、免税制度を利用した店舗は、「ユニクロ」ですが、名古屋市中心部の外国人が多い地域ではなく、郊外ともいえない田舎にあるユニクロだったため、若干不安でした。ところが、お店の入り口には大々的に「免税」対応の案内ポスターが掲示されていました。ポスターだけではなく、店内には簡単な案内用チラシも置いてありました。それら全ての案内は、英語、中国語、韓国語だけでしたので、私が利用した地域のユニクロは中国人、台湾人、韓国人を主なターゲットとしているのでしょう。

 

免税制度を利用するために必要なものと実際の手続き

免税制度を利用する手続きですが、今回利用した店舗はあまり大規模な店舗ではなかったため、免税専用カウンターというものはありませんでした。そのため、商品を持って、キャッシャーに行き、免税制度を利用したい旨を伝えました。その後、パスポートの提示を求められました。その他の手続きは店舗スタッフが全てしてくれました。とは言っても、「最終的に輸出となる物品の消費税免税購入についての購入者宣誓書」という書類に、下記のような事項を記入してもらっただけです。

・パスポート番号
・国籍
・購入年月日
・購入者氏名
・上陸年月日
・在留資格
・生年月日

最後に、購入から30日以内に輸出するために購入して、日本で使用しないことを宣誓することに対して、署名をするだけでした。本来は、購入した商品の品名、個数、単価、販売価額を記入する欄がありましたが、レシートを添付することで代用しているようです。

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免税制度を利用するための時間はどれくらいか?

店舗スタッフは、外国人に対する免税制度を分かっているようでしたが、私が利用した店舗ではあまり利用客が多くないためか、店舗マネージャー的なスタッフがマニュアル的なものを確認しながら対応しているようでした。そのため、手続きには10分程度掛かりました。パスポートで上陸年月日を確認するため、最も最近の上陸スタンプを見つけるのに時間が掛かっているようでした。

 

いくら購入すれば免税対応を受けられるのか?

今回は、主に妻と子供2人のジャケット、パンツ、Tシャツなどで合計16270円の購入に対して、消費税の免税対応を受けました。1300円程度の免税額になります。ユニクロ店内にあるチラシには、10,001円以上の商品価額に対して、免税制度を利用できるようになっているとの記載がありました。つまり、購入金額合計が小額の場合では免税制度を利用することができないようです。

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買い物と免税対応を終えた後、日本人であっても非居住者であれば、免税制度を利用できるのかどうか、店員スタッフに聞いてみたところ、マニュアル的なものを確認しながら「可能」とのことでした。特に今回の一時帰国では、1店舗で1万円を超えるような買い物がなかったため、利用しませんでしたが、次回の一時帰国では目星を付けて、爆買いしようと思います。

 

免税制度に関する疑問点など

最後に、免税制度を利用する上での問題点というか困ることは、免税制度に対応している店舗と対応していない店舗があるため、利用できる店舗が限られていることです。外国人の立場から考えると、購入したい商品があっても免税制度を利用できないこともあるのではないでしょうか。店舗の立場からすると、免税対応の体制を整えるのにもコストが掛かるため、対応できる企業と出来ない企業ではかなりの不公平感があるものと思われます。

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