台湾旅行で避ける時期‐大型連休中の交通渋滞や公共機関の混雑に注意

台湾では一年に数回ほど春節、端午節、中秋節などの大型連休があります。

この時期の台湾の国内の状況や雰囲気について、台湾現地からレポートします。

そして、最後まで読んでいただくと、台湾旅行で避ける時期がいつなのか?

その避けるべき時期の理由がお分かりになるかと思います。

こちらの記事では、主に下記の内容を紹介しています。

  1. 台湾の大型連休の時期はいつか?
  2. 台湾の大型連休の時期の街の雰囲気はどんな感じか?
  3. 台湾の大型連休中は外出は控えたほうがよい理由
  4. 台湾の大型連休中に交通や公共機関が大混雑する理由

台湾では週末や休日になると、郊外のローカル観光スポットへ遊びに行くことも多くあります。

そして、台湾の連休中に郊外のローカルスポットに子供を連れて遊びに行ったのですが、ふとあることに気が付きました。

ちょっとした気付きから台湾社会の不思議を紹介するとともに、その謎を紐解こうと思います。

 

台湾の大型連休の時期はいつ?

台湾では農暦(旧暦)によって一年の行事が決められますので、祝祭日も毎年異なることになります。

そのため、以下では、台湾の祝祭日のおおよその時期を表記しておきます。

台湾の祝祭日の詳細は>>>こちらで確認

  • 春節:1月下旬~2月下旬頃
  • 児童節&民族掃墓節:4月上旬~4月中旬
  • 端午節:6月頃
  • 中秋節:9月頃

上記の通り、台湾の大型連休は一年に4回程度あります。

その他にも、国定休日はありますが、一年で重要な連休は上記の4回の休暇になります。

そのなかでも、最も連休期間が長くなるのが春節(旧正月)になります。

この時期の前後では台湾国内のみならず、台湾国外も含めて民族の大移動が起こります。

 

台湾社会では大型連休中は交通渋滞&公共機関が大混雑

台湾では上記の大型連休中は自動車による帰省や国内観光のために、高速道路が大渋滞します。

通常、台湾の高速道路では通行料が必要ですが、大型連休中は政府の政策により、深夜の時間帯は通行料を無料にして開放する政策を打ち、交通渋滞の緩和を促します。

ところが、逆に無料で高速道路が利用できることが、渋滞を引き起こし、更に深刻な状況になる場合があります。

例えば、高速道路上での交通事故やトラブルなどです。

また、高鉄(新幹線)、台鉄(在来線の電車)、高速バスの公共交通機関の利用客が増加します。

そのため、大型連休中では乗車券は予約しないと利用できない事態になります。

新幹線や電車の利用では、場合によっては鮨詰め状態の満員電車のような状況になることもよくあります。

また、高速バスでは高速道路が交通渋滞になりますので、到着時刻は遅延するのは当然のこと。

また、大型連休の期間だけではなく、その前後の日も含めて、上記のような状況を予測しておいたほうがよいでしょう。

特に、私の経験からは大型連休の前日や前々日は大変混雑します。

ここまでのところをまとめておくと、台湾の大型連休中には、下記のような状況になります。

  1. 高速道路は自動車やバスで大渋滞になる
  2. 新幹線や電車は予約なしでは利用不可能
  3. 台鉄(電車)は必ず遅延する
  4. 高速バスの利用も予約必須で渋滞に巻き込まれる
  5. 自動車やバスでの移動は到着が遅れる
  6. 大型連休前後の日も混雑するため外出は控えたほうがよい

 

台湾の大型連休のローカル観光スポットはどんな感じ?

台湾では連休中はローカル観光スポットも人気

外国人の観光客が多い観光スポットではなく、台湾人が休日に、フラッと遊びに行くような場所を「国内ローカル観光スポット」と言うことにしましょう。

台湾では、そのような観光スポットでの週末の観光客の人数が非常に高いことに気が付きました。

休日に国内ローカル観光スポットへ行くと角砂糖に蟻が集るような人混みです。

多くの人が車で移動するため、観光スポットまでの道中は交通渋滞でイライラすることも多々あります。

また、台湾人の国民性として、少しでも報道などで話題になると、その観光スポットに多くの人が殺到するという事情もあります。

そして、短期間で熱は冷めて、いつの間にか人の往来がなくなり、ローカル観光スポットには閑古鳥が鳴くということをよく目にします。

 

台湾のローカル観光スポットの人口集中度が高い理由

なぜ、台湾のローカル観光スポットはどこへ行っても混雑しているのでしょうか?
その理由を少しだけ深掘りして考えてみました。

  1. 台湾の人口密度は世界でもトップクラス
  2. 台湾の休日は少ないので休日遊びが集中する
  3. 人口に対する観光スポットが比較的少ない

 

台湾の人口密度は世界でもトップクラス

台湾の人口密度は世界で何番目か、ご存知でしょうか?

台湾の人口‐都市別人口から分布が分かり人口密度の特徴が見えてきた
台湾の人口はどれくらい? 台湾の都市別の人口はどれくらい? 台湾の人口密度はどれくらい? 台湾の人口を都市別に細分化してみると、台湾の人口の分布が分かり、人口分布という切り口から台湾社会の特徴が見えてきます。

台湾の人口密度は、日本と比較して、非常に高いことが分かります。人口密度が高ければ、観光客に対する観光スポットへの集中度も高くなって当然ですね。

そして、日本ほど郊外の道路は整備されていないため、人気観光スポットへ行く場合は交通渋滞も酷くなります。

 

台湾の休日は比較的少ないため休日の外出が集中する

台湾の休日は、大企業や公務員以外の中小規模の企業では年間の休日も少ないのが現状です。

そのため、家族で外出するためには、必然的に大型連休の時期になってしまいます。

多くの人が、同じ大型連休中に一斉に外出することになるため、交通が混乱するくらい自動車や人で混雑するのは必然でしょう。

台湾は日本より休日数が少ないことは明らかです。

休日数が少ないため、家族で外出する日も特定の休日に集中してしまいます。

そのため、ローカル観光スポットへの人の流れが集中してしまうのも当然でしょう。

 

人口に対する観光スポットが比較的少ない

人口に対する観光スポットの絶対数が少ないのかもしれません。

台湾の国土は日本よりも狭いため、観光スポットの絶対数が少なくて当然ですね。

人口密度が高いことを考えれば、観光スポットに対する人口密度も高くなることでしょう。

また、台湾で暮らして気が付いたことですが、自然豊かな台湾にしては、日本のような自然公園などの癒しスポットが少ないような気がします。

そう考えると、台湾のローカル観光スポットは、まだまだ発展途上にあるのだと思います。

 

まとめ:台湾観光の場合は大型連休に注意

以上、人口に対する台湾のローカル観光スポットについて、台湾で暮らした経験と大型連休中の街の様子を考察したことをもとに、連休中の台湾社会の状況と雰囲気、あるいは「ローカル観光スポットの人口集中度」を紹介しました。

結論として、年に数回の台湾の大型連休中は、特に目的がなければ外出は控えたほうがよさそうです。

同時に、日本から来られて台湾旅行をする場合は、台湾の連休中は高速道路(一般道も)や公共交通機関が大混雑するため、旅程を組む時には注意が必要でしょう。

特に、大型連休中だけではなく、台湾へ観光する場合は有名な観光スポットではなくても、報道などで人気になったローカル観光スポットでも、一時的に混雑する時期がありますので、旅行スケジュールを組む時には注意したほうがよいでしょう。

もう一度、最後に、結論を付け加えて念押ししておきます。

台湾旅行をする場合、現地の大型連休中は避ける時期だと思います。

 

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コメント

  1. tomo より:

    20数年前、台中公園でデートしたことがあります。
    写真をたくさん、撮って、本当に楽しい一瞬でした。

    楽しかった青春の一ページです。
    本当に綺麗な公園ですよね、東海大学、宝覚寺、しょうかの大仏、
    台中での思い出は尽きません。
    たぶん、一生忘れないと思います。
    台中は素敵な所だと思います。
                       以上

    • いいぞっ より:

      コメントありがとうございます。
      台中は台北と比べると少し落ち着いた雰囲気かもしれませんね。
      思い出の場所を訪れて過去の古き良き日を振り返るのも良いですね。

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